旅行時期:2018年5月〜6月 ヨーロッパ旅行
カルモナ(Carmona)は、セビリアの東約35キロのところにある小さな町。古い石畳の道に白壁の建物、という、いかにもアンダルシア地方らしい景観が味わえる場所として観光客にも人気の町らしいので、セビリアから日帰りで訪れてみました。
セビリアからカルモナへは、Casal社のバスで約1時間。終点のカルモナでバスを降りて200mほど歩くと、カルモナ旧市街の城壁が目の前に現れます。
イスラム様式のアーチをくぐって旧市街へと入ります。
カルモナの歴史は古く、古代ローマ時代に、イベリア半島に築かれたローマ街道がこの地を通っていたことにより繁栄。その後、長年にわたるイスラム統治時代を経て、13世紀中頃のレコンキスタによりキリスト教徒が奪回、という歴史の流れはセビリアと同じですが、今現在もアンダルシア州都として活気に満ちたセビリアとは対照的に、カルモナは、歴史に置いてきぼりにされたような、長閑な雰囲気が漂う町です。
小さな町のあちこちには、美しい教会や修道院などの歴史的建造物も点在。
旧市街の一番奥には、かつてのアルカサル(宮殿)を利用したパラドールが建っています。
今度来るときは、こんなところで泊まってみたい!と思わせる、めっちゃ素敵なパラドールです。
古い城壁の遺跡もそのまま残っていて、雰囲気満点。
このパラドールからは、カルモナ周辺の田園風景も一望できます。
とても静かな町なのですが、旧市街の中には、雰囲気の良いレストランやバルも点在。オーストラリアのグルメ誌 Gourmet Traveller Magazine でおすすめされていた La Yedra というレストランでランチ。
お料理も美味しくて、とってもエレガントなレストランでした!
華やかで賑やかなセビリアの町も楽しいけれど、鄙びた雰囲気のカルモナも、散策がとても楽しい町。
セビリアからの日帰り旅におすすめです!!
カルモナへの行き方
セビリアの San Bernard 駅のバスターミナルから、Casal 社のバス (M-124) で約1時間。
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