アンダルシア地方のセビーリャ (Sevilla) にやってきました。
グラナダに2泊した後は、再び高速バスでコルドバに戻り1泊。 その翌日は、鉄道でセビーリャに移動。 コルドバからセビーリャまでは、高速鉄道でわずか約45分です。
セビーリャには、むか〜し、一度訪れた事があるんです。 その時は、モロッコからフェリーでスペインに戻って来て、ポルトガルへと抜ける途中に1泊だけセビーリャに泊まったのですが、1泊では全然時間が足らず、後ろ髪を引かれる思いでセビーリャを発ったので、今回はそのリベンジです。
セビーリャから足を伸ばしたい所もあったので、今回はセビーリャに3泊したのですが、やっぱり、セビーリャの街は楽しい!! 私には、この街がとってもツボにはまるんだな。。。
アンダルシア地方の観光名所としては、コルドバ(メスキータ)やグラナダ(アルハンブラ)のほうが有名かもしれませんが、セビーリャは滞在するのが楽しい街なんです。(食事も美味しいし!)
セビーリャの旧市街は、細い石畳の道が迷路のように入り組んでいます。
ヨーロッパには迷路のような旧市街がたくさんあるけれど、ここの迷路度は半端じゃない。
細い路地を旧市街の中心へ向かって歩いていくと、路地の間から見えてくるのがヒラルダ (Giralda) の塔。
路地を抜けるといきなり視界が広がって、セビーリャ大聖堂が目の前に現れます。
セビーリャ大聖堂 (Catedral de Sevilla) は、15世紀初頭から約100年間かけて建てられた壮大な大聖堂。
wikipedia によると、バチカンのサンピエトロ大聖堂、ロンドンのセントポール大聖堂に次ぐ、世界で3番目に大きい大聖堂なんだそう。
ちなみに、この大聖堂は、イスラム統治時代にモスクが建っていた場所に建てられたもので、大聖堂の鐘楼となっているヒラルダの塔は、12世紀に建てられたモスクのミナレットだったものを鐘楼に改築したもの。
アラベスク模様の壁面がそのまま残っていて、とても美しい!
セビーリャ大聖堂は内部も素晴らしい。
大聖堂内にはクリストファー・コロンブスのお墓もあります。
セビーリャに到着した日の午後に大聖堂前を通りかかった時は、入場するための行列がかなり長く伸びていたので入場を見送ったのですが、翌朝(日曜日)の早朝に散歩に出かけた時に、正面扉ではなくて、ヒラルダの塔の横の扉が開いていて、すんなり入ることが出来ました。(しかも無料で。。。)
ガイドブックには、日曜日は14:30 から公開と書いてあったのですが、他にも何人か観光客が見学していたし、教会の人に止められたりもしなかったので、この時間帯は(ミサの前なので)大々的に観光客に公開はしていないけど、入っちゃいけないわけではないようです。
セビーリャの町を散策していると、とてもたくさん教会があることに気づきます。
これはセビーリャに限った事じゃないんですけど、スペインの人たちはとても信仰心が厚いようで、日曜日じゃなくても教会にお祈りに訪れる人がたくさんいるんですね。
セビーリャ滞在中には、宗教的なパレードにも遭遇しました。
写真では判りづらいんですけど、赤い花で飾られた金色のゴージャスな箱の上に十字架が立っている御神輿のようなものです。
箱の下部に垂れている黒い布の中では、大勢の人がこの箱を担いでいます。 そして、この御神輿のようなものと吹奏楽のバンドが連なって町を練り歩いていました。
さて、今回、セビーリャでは、大聖堂の近くの Hotel Fontecruz Sevilla というホテルに宿泊しました。(追記:ホテル名が Eurostars Sevilla Boutique に変わりました。)
16世紀の建物をモダンに改装した小さなブティックホテルで、ルーフトップにプールやテラスもあって快適。
大聖堂・アルカサル・サンタクルスといったセビーリャの見所のすぐ近くなので、何と言ってもロケーションも最高!! おすすめのホテルです。
ただし、このホテル、と〜っても細い路地に面しているので、レンタカーで旅行をしている人にはお勧めできません。(チェックアウト時に呼んだタクシーは、ホテルの前から100mほどバックで一方通行の道を逆走してましたから。。。笑)
ってか、セビーリャの旧市街では、自分で車は運転しないほうがいいです。 かく言う私たちは、大昔にレンタカーでセビーリャを訪れて、旧市街で一方通行の迷路に迷い込んで、やっぱりバックで逆走せざるを得ない状況に陥ってしまいましたから。。。
思い起こせば、セビーリャでのあの経験がもとで、「ヨーロッパでは、なるべくレンタカーはしない」という旅のスタイルが定着したような気がします。
大好きなセビーリャの旅ブログ、まだまだ続きます。
続きはまた明日のブログで。。。
コメント