サウジアラビアの首都 リヤド

サウジアラビア

カタールのドーハから空路で約1時間半。サウジアラビアの首都リヤドにやってきました。

アラビア半島の内陸部に位置するリヤド(Riyadhは、砂漠の中に作られた町。

ヤシの木の街路樹も植えられてはいますが、緑が少なくて、町全体が埃っぽい。同じアラビア半島の町でも海に面したドバイやドーハとは、趣が全く異なります。

サウジアラビアは車社会なのですが、リヤドでは2024年12月にメトロ(地下鉄)が開通し、2025年12月現在、6つの路線が運行しています。特に、リヤドの町を南北に貫通するブルーラインは、主要な観光スポットを網羅しているので、観光にとても便利。

私たちはブルーラインのSTC駅に隣接するホテルに泊まったので、メトロを活用してリヤド観光を楽しむことができました。

キングダム・センター

リヤドには近代的な超高層ビルがたくさん建っていますが、なかでも、観光スポットとして有名なのが、キングダム・センター(Kingdom Centre)です。

この巨大な栓抜きのような形をしたビルの中には、ショッピングモールやホテル、モスクなどが入っていて、最上階の99階はスカイブリッジ(Sky Bridge)という展望台になっています。

夜になると、ビルに灯された照明の色が数秒ごとに変わったり、ビル全体に様々な画像が投影されたりして、とても綺麗です。

キングダム・センターへのアクセス:メトロ(ブルーライン)Al Urubah駅下車すぐ

キング・アブドラ金融地区(KAFD)

オイルマネーで潤うサウジアラビアの国力を感じることができるのが、KAFDと呼ばれるキング・アブドラ金融地区(King Abdullah Financial District)です。メトロのKAFD駅に隣接する広大なエリアには、世界トップクラスの建築会社や建築家が手掛けた斬新なデザインの高層ビルが林立。

金融地区(Financial District)という名前がついていますが、決して無機質なオフィス街ではなく、オフィス・住宅・ホテル・商業施設などが共存する大規模な複合エリアです。ちょっとした寛げるスペースもあったりして、イメージ的には、東京の「〇〇ヒルズ」の規模を大きくしたみたいな感じかな。

高層ビル群だけでなく、メトロのKAFD駅のデザインも斬新で美しいので、現代建築に興味がある方は訪れてみると楽しいと思います。

ただし、商業施設に関しては、営業している店舗がまだ少なくて、広大なエリアの中に、レストランが数軒ぽつんぽつんと点在しているだけなので、現時点(2025年12月)では、娯楽目当てで訪れるとがっかりするかもしれません。

キング・アブドラ金融地区へのアクセス:メトロ(ブルーライン、イエローライン、パープルライン)KAFD駅下車すぐ

散策が楽しい歴史地区

リヤドで散策が最も楽しかったのが、カスル・アル・フクム地区(Qasr Al-Hukm District)と呼ばれる歴史地区。

歴史地区の時計台 Safat Clocktower

歴史地区の中心となるのは、カスル・アル・フクム広場(Qasr Al-Hukm Square)という大きな広場です。

そして、この広場の東には、マスマク城(Masmak Fortress)が聳え立っています。

マスマク城の内部は博物館になっていて、入場料は無料です。

カスル・アル・フクム広場の南側には、スーク・アル・ザル(Souq Al-Zal)という市場が広がっていて、昔ながらの商店が所狭しと並んでいます。

私たちは午前中に訪れたので、残念ながら開いているお店は少なかったのですが、リヤドの近代的なエリアとはまったく違う光景を見ることができて楽しかったです。サウジアラビアの繁華街は夕方ごろから活気が出始めるので、活気ある様子を見たければ夕方以降に訪れると良いと思います。

また、スーク・アル・ザルの東側に隣接するアドホ地区(Addoho)には、伝統的な街並みが美しく修復・復元されたエリアがありました。

どうやら修復されたばかりのようで、未だお店などは入っておらず、夕方から夜にかけてライトアップされ、時々フェスティバルなどのイベントが行われたりしているようです。あまりにも美しく修復されすぎていて、ちょっとテーマパークちっくな感じがしなくもありませんが、今後はイベント会場として使われるだけじゃなくて、レストランやカフェなどのお店が常時営業するようになったら、とても楽しいエリアになるんじゃないかな、と思います。

歴史地区へのアクセス:メトロ(ブルーライン、オレンジライン)Qasr Al-Hukm下車、徒歩約5分

サウジアラビア国立博物館とアル・ムラッバ歴史宮殿

歴史地区からメトロで2駅のところにあるサウジアラビア国立博物館(National Museum of Saudi Arabia)も素晴らしかったです。(入場無料)

古代から現代に渡るサウジアラビアの歴史や文化が網羅されていて、見どころたっぷり。

展示物はもちろんのこと、展示空間も美しく、かなり時間をかけてじっくり見学しました。

国立博物館の敷地内は公園のようになっていて居心地がよく、また、敷地内には、アル・ムラッバ歴史宮殿(Al Murabba Historical Palace)も建っています。

このアル・ムラッバ歴史宮殿も内部見学できるのですが、国立博物館をじっくり見学していたら、お昼を過ぎてしまい、アル・ムラッバ歴史宮殿が午後の休み時間に入ってしまってました。

これ、「サウジあるある」なんですが、お昼から夕方5時ごろまで休みに入ってしまうところが結構多いんですよね。国立博物館は朝から夜までずっと開いているので、宮殿を先に見学しておけば良かったですね。。。ちょっと残念なことをしてしまいました。

サウジアラビア国立博物館へのアクセス:メトロ(ブルーライングリーンライン)National Museum 駅下車、徒歩約5分

ディルイーヤ

もう一か所、気になってはいたんだけど、結局訪れることができなかったのが、リヤドの町の中心から15キロほど東にある ディルイーヤ(Diriyah)です。

ディルイーヤにはアット・トゥライフ(At-Turaif)というサウジ王国の発祥の地となった地区があって、ここが世界遺産に指定されているんです。

ところが、私が訪れた時は、アット・トゥライフへの入場が17時以降しかできなくなっていたんです。これも「サウジあるある」なんですが、サウジアラビアの人たちって、ライトアップされた夜に出歩くのが好きなんですよね。世界遺産のアット・トゥライフの隣には、ブジャイリ・テラス(Bujairi Terrace)と呼ばれるお洒落なレストランが集まるエリアがあるので、きっと夜になるとライトアップされたアット・トゥライフの景色を見ながら食事をするために多くに人が集まるんだと思います。一方、日中は誰も訪れないから閉まってるのかな?世界遺産なのに。。。私は、古い建物とか遺跡がちゃんと見える昼間に訪れたかったんですよね。

ディルイーヤはリヤドの町の中心から15kmほど離れているのでUBERを使って訪れる必要があるのですが、夜遅くなってから帰りのUBERが捕まりにくかったらイヤだな、という懸念があったのも、ディルイーヤを訪れるのを躊躇った理由の1つでもありました。

ところがですよ、今、このブログを書くために調べていたら、今現在(2026年1月)は、どうやらアット・トゥライフ地区も、金曜日以外は午前中からオープンしているみたいなんです。ひょっとしたら季節によって、オープンする時間が変わるのかもしれません。

ちなみに、ディルイーヤには Bab Samhan というラグジュアリーなホテルもあるようなので、後から考えると、このホテルに1泊しても楽しかったかも?と思います。
→ Bab Samhan, a Luxury Collection Hotel

リヤドで泊まったホテル 

リヤドでは、Le Méridien Hotel に泊まりました。

メトロのブルーラインのSTC駅のすぐ向かいにあるので、観光にとても便利なローケーションです。

こんなに広いリビングルーム付きのスイートルームにアップグレードしてくれました

新しいモダンなホテルで、お部屋も広くて、とても快適にステイできました。おすすめのホテルです。→ Le Méridien Riyadh

ホテルから歩いて10分ぐらいのところには、タイバ・スーク(Souq Taibah)という大きな市場もあって、そこを訪れることができたのも楽しかったです。

ちなみにホテルの向かいにあるメトロのSTC駅は、サウジアラビア最大手の電話会社STCの本社ビルの地下にあります。メトロ駅があるSTC本社ビルの1階には、モバイルショップも入っていて、サウジアラビアのSIMカードをここで買うこともできますよ。店員さんは英語も通じて、とても親切でした。

サウジアラビアの炊き込みご飯 カブサ

サウジアラビアで食べたもののなかで、最も気に入ったのが、カブサ(kabsa)です。

サウジアラビア版の炊き込みご飯みたいなお料理です。

クミンなどのスパイスの香りが効いていて、しっとりと炊き上がっています。松の実などのナッツ類のトッピングが香ばしくて、とっても美味しいんですよ~。

メトロ(地下鉄)の乗り方

2024年12月に開通したばかりのメトロ(地下鉄)は、全部で6路線。中でも観光に便利なのは、リヤドの町の中心部を南北につらぬくブルーラインです。また、イエローラインはリヤド北部にある空港と市内を結んでいます。

車両には、ファーストクラスとスタンダードクラスがあり、スタンダードクラスの場合は2時間乗り放題で4リヤル(日本円に換算すると約200円弱)。
→その他の料金はこちら

チケットは、Darbと呼ばれる交通カード(カード代金10リヤル、無料のアプリもあり)に課金をして使うこともできますが、クレジットカードのタッチ決済(改札口でクレジットカードをタッチするだけ)でも乗ることができます。スタンダードクラスの2時間チケットを利用するのであれば、Darbを入手するメリットは思いつきません。私はクレジットカードのタッチ決済で乗りました。

ちなみに、スタンダードクラスには、Single と表示された車両と、Family と表示された車両があります。Single は男性用の車両なので、女性や女性連れの男性は、Family と表示された車両に乗りましょう。

メトロ車内はとても綺麗で、駅名の表示やアナウンスもアラビア語と英語でされますので、安心して乗車できます。

空港から市内へ

リヤドのキング・ハーリド国際空港からリヤド市内までは、地下鉄のイエローラインを使って移動することもできますが、私はUBERを使いました。

ちなみに、空港では、到着ロビーに出てくると、いわゆる白タクの運転手がしつこく勧誘をしてきますが、相当ぼられたりするらしいので、絶対に無視すること。

正規のタクシーもありますが、コミュニケーションが難しかったり、クレジットカードが使えなかったりというトラブルもあるようなので、やはりUBERなどの配車アプリを使うのが得策だと思います。私はUBERを使いましたが、サウジアラビアではCAREEMというアプリもよく使われているようです。

コメント

  1. 藤原和夫 より:

    リヤドには、47~48年前に仕事の関係で訪問しましたが、正に”緑が少なくて、町全体が埃っぽい”との印象しか残っていません。
    約半世紀経過していますから、町全体がかなり変化しているのでしょうが、当時のリヤド駐在員の皆さんは大変だなーとの印象が残る旅でした。
    sowhatさんのリヤドの旅日記、じっくり拝見させていただき、当時の思い出を少しでも蘇らせたく思います。

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