私の住むメルボルンからシドニーへは、飛行機で1時間半弱。比較的簡単に訪れることができるので、今まで数えきれないくらい何度もシドニーを訪れています。回数を重ねるごとに、新しい発見があり、シドニーのお気に入りのエリアが段々と増えてきましたので、まとめてみることにしました。
まずは、シドニーハーバーの南側のエリアからご紹介します。
サーキュラーキー(Circular Quay)
シドニー湾を往来するフェリーやクルーズツアーの発着港となっているサーキュラーキーは、シドニー観光の中心となるエリアです。
サーキュラーキーから海に向かって右手にはオペラハウス(Opera House)があり、オペラハウスの南から東にかけては王立植物園(Royal Botanic Gardens)やドメイン(Domain)といった広大な公園地帯が広がっています。
サーキュラーキーから海に向かって左手には、ハーバーブリッジ(Harbour Bridge)があり、ハーバーブリッジの袂にはザ・ロックスと呼ばれる昔ながらの街並みが残るエリアが広がっています。
ザ・ロックス(The Rocks)
サーキュラーキーの西側に隣接するザ・ロックスは昔ながらの趣ある街並みが残るエリアです。ザ・ロックスの中心となるジョージストリート(George Street)やアーガイルストリート(Argyle Street)周辺には飲食店や土産物店などもたくさん並び、いつも観光客がいっぱい。毎週末にはストリートマーケットも開かれます。
アーガイルストリートからアーガイルカット(Argyle Cut)と呼ばれるトンネルを抜けると、ミラーズポイント(Millers Point)と呼ばれるエリアに出ます。この辺りは、ザ・ロックスの賑やかな中心部とは対照的に、観光客が少なくてとっても静か。古い街並みの中をのんびりと散歩したり、ロードネルソン(Lord Nelson)という由緒あるパブを訪れたり、高台に建つ天文台(Observertory)から景色を楽しんだりと、私はミラーズポイント周辺を散策するのが大好きです。
また、ハーバーブリッジの袂のドーズポイント(Dawes Point)も、ハーバーブリッジやオペラハウスが見える景色の良いスポットとしておすすめです。
シティ(CBD)
サーキュラーキーの南に広がるシドニー中心部は、シティもしくはCBD(Central Business District)と呼ばれ、歴史的な建造物と近代的な高層建築が共存するエリアです。
ライトレールと呼ばれる路面電車が走るジョージストリート(George Street)はシドニーいちばんの繁華街。特に、タウンホール(Town Hall)やクイーンビクトリアビルディング(QVB)周辺は、様々なお店がずらりと並んでいてとても賑やかです。
一方、ジョージストリートの東にあるハイドパーク(Hyde Park)の周辺は、緑豊かで落ち着いた雰囲気。セントメアリーズ大聖堂(St Mary’s Cathedral)などサンドストーンでできた美しい歴史的建造物も多く、散策が楽しいエリアです。
→ シティのおすすめレストランBentley Restaurant & Bar はこちら
バランガルー(Barangaroo)
シティの西、ダーリンハーバー(Darling Harbour)に面したは、かつてはコンテナターミナルだったエリアですが、近年再開発が進み、とてもお洒落なエリアに生まれ変わりました。
シティからのアクセスも良く、飲食店も多いので、観光客にも人気のエリアです。
ヘイマーケット(Haymarket)
シティの南西、ダーリンハーバーの南に位置するするヘイマーケットには、チャイナタウン(Chinatown)やパディースマーケット(Paddy’s Market)という市場があります。
アジアの町に迷い込んだような、ごちゃごちゃとした雰囲気が味わえるエリアです。
ダーリングハースト(Darlinghurst)
ダーリングハーストはシティのハイドパークの東側に広がるエリアです。ハイドパーク沿いの大通りや、オックスフォードストリー(Oxford Street)の商店街から脇道を入ると、昔ながらのテラスハウスが並ぶ趣ある街並みが広がっています。
静かな住宅街のなかに、お洒落なカフェやレストランなども点在しています。
→ ダーリングハーストのおすすめレストラン Lankan Filling Station はこちら
サリーヒルズ(Surry Hills)
シドニー中央駅の東側に広がるサリーヒルズには、高層ビルも少なく、趣ある街並みが広がっています。
サリーヒルズの中心となるクラウンストリート(Crown Street)には、素敵なカフェや個性的なショップがいっぱい!また、フォスターストリート(Foster Street)周辺には、Nomad、 Poly、Fire Door など、お洒落で美味しいレストランやバーがたくさん集まっていて、シドニー屈指のグルメゾーンとなっています。私がシドニーで最も気に入っているエリアです。
→ サリーヒルズのおすすめレストランPOLYとFIREDOORはこちら
パディントン(Paddington)
ダーリングハーストの東、サリーヒルズの北に広がるパディントンは、可愛らしいテラスハウスが並ぶとーっても素敵なエリアです。
こぢんまりとした素敵なブティックも多く、ショッピングが好きな方はパディントンを訪れるべし!ファイブウェイズ(Five Ways)と呼ばれる交差点周辺には、カフェもたくさんあって、週末は多くの人で賑わっています。毎週土曜日に開かれるパディントンマーケット(Paddington Market)も、センスの良いアクセサリーや雑貨などのお店がたくさん出店していて、おすすめです。
→ パディントンのおすすめレストラン St Peters はこちら
チッペンデール(Chippendale)
シドニー中央駅(Sydney Central Station)の西側に広がるチッペンデールは、庶民的な雰囲気のエリアですが、近年お洒落で個性的な飲食店も増えてきたように思います。特に、観光的な見どころはありませんが、シドニーの公共交通機関のハブとなる便利なエリアです。
→ チッペンデールのおすすめレストラン Ester はこちら
ピアモント(Pyrmont)~ アルティモ(Ultimo)
ダーリンハーバー(Darling Harbour)とブラックワトルベイ(Blackwattle Bay)に挟まれたピアモントには、観光客にも人気のシドニーフィッシュマーケット(Sydney Fish Market)があります。
シドニーフィッシュマーケットとその周辺は、大規模な再開発が計画されていますので(→詳しくはこちら)、今後、注目のエリアです。
ピアモントの南に広がるアルティモは、観光的な見どころは特にありませんが、レトロな住宅が並び、とてもノスタルジックな雰囲気がするエリアです。
グリーブ(Glebe)
シドニー大学の北に隣接するグリーブは、オルタナティブでヒッピーな雰囲気の若者が多く、個性溢れるエリアです。グリーブの中心となるグリーブポイントロード(Glebe Point Road)には、エスニックなレストランやバー、お洒落なビーガンカフェなど様々なお店が並んでいます。
土曜日に開かれるグリーブ・マーケットには、ビンテージやクラフト系のお店が数多く並びます。
ニュータウン(Newtown)
シドニー大学の南西に位置するニュータウンは、グリーブと同様に若者が多く、オルタナティブで個性溢れるエリアです。
ただし、ニュータウンには、グリーブのようなレイドバックな雰囲気はあまりなく、よりエネルギッシュな感じ。エスニックな飲食店からお洒落なカフェやバー、ビンテージショップや雑貨店など、様々なお店がごちゃごちゃと並び、個性的なウォールアートが町を彩っています。
→ ニュータウンのおすすめレストラン Cafe Paciはこちら
ウルムルー(Woolloomooloo)
ウルムルーは、王立植物園の東側に広がるウルムルー湾に面したエリアです。かつては貨物を積み下ろしするための埠頭だった場所に、モダンなホテルや飲食店が並び、とてもお洒落な雰囲気です。
王立植物園を散策した後で立ち寄ってみるのもよいかも。埠頭の近くには、Harry’s Café de Wheels という有名なパイのスタンドもあります。
ポッツポイント(Potts Point)
ウルムルー湾とエリザベスベイに挟まれた高台に位置するポッツポイントは、高級住宅街の中にセンスの良いショップや飲食店が並ぶシックでお洒落なエリアです。
ポッツポイントへの最寄り駅となるキングスクロス駅周辺は歓楽街として知られ、あまり雰囲気が良くないのですが、キングスクロス駅からアダルトショップなどの並ぶダーリングハースト通り(Darlinghurst Road)を北東へ300mほど歩き、マクレイ通り(Macleay Street)を曲がったとたんに、町の雰囲気が一変。上品な住宅街の中に、お洒落なショップや飲食店が並びます。
キングスクロス駅周辺には挙動不審な人がたくさんいますが、昼間であれば特に危険を感じることはありません。夜間にポッツポイントへ向かう場合は、タクシーなどを利用したほうが良いかもしれません。
ダブルベイ (Double Bay) ~ ローズベイ (Rose Bay) ~ ボウクルーズ (Vaucluse)
シドニー湾に面したダブルベイ、ローズベイ、ボウクルーズにかけてのエリアは、シドニー屈指の高級住宅街。海沿いには、目を見張るような豪邸が並んでいます。
ボウクルーズにあるニールセンパーク(Nielsen Park)には美しいビーチがあり、また、ニールセンパークからローズベイ方面へは、ハーミテージ・フォーショア・ウォーク(Hermitage Foreshore Walk)という景色の素晴らしいウォーキングトラックが続いています。
→ ニールセンパークとハーミテージ・フォーショア・ウォークについて詳しくはこちら
ワトソンズベイ (Watsons Bay)
ワトソンズベイは、シドニー湾の入口部分に突き出したサウスヘッド(South Head)と呼ばれる岬の付け根の部分にある小さな町です。ここでは、シドニー湾側の穏やかな海と、太平洋側の荒々しい海という、対照的な景色が楽しめます。
ワトソンズベイから岬の先端まで歩くサウスヘッドヘリテージトレイル(South Head Heritage Trail)からは、シドニー湾側を歩くので、穏やかな海の景色を楽しめます。遠くにハーバーブリッジが見えたり、美しいビーチが現れたりと、絶景の連続です。
また、太平洋湾側の崖の上を歩くギャップウォーク(The Gap Walk)は、垂直に聳え立つ断崖絶壁と荒波が作り出すダイナミックな景色が続きます。
ワトソンズベイへはサーキュラーキーからフェリーで20分とアクセスも良く、ちょっとした船旅気分も味わえます。シドニーで必ずと言っていいほど訪れる大好きなエリアです。
ボンダイビーチ(Bondi Beach)
三日月型の弧を描く美しい砂浜と青い海。ボンダイビーチは、シドニーで最も有名なビーチです。
ボンダイビーチの町は、ちょっとごちゃごちゃし過ぎた感があって、私はあまり好きではないのですが、ボンダイビーチの景色は素晴らしいと思います。ボンダイビーチからクージービーチまで続く海辺のウォーキングトラック(Bondi Coogee Walk)は、ダイナミックな景色と美しいビーチが次から次へと現れて、本当におすすめです。
→ ボンダイビーチおよびボンダイ・クージー・ウォークについて詳しくはこちら
次回のブログでは、シドニーハーバーの北側のエリアのおすすめエリアやスポットをご紹介します。
シドニーのおすすめエリア&スポットのマップはこちら↓(マップをクリックするとグーグルマップが開きます。)
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