タスマニア西部 ウェストコースト·ウィルダネス鉄道

タスマニア州

2021年1月 タスマニア旅行

前回のブログでご紹介したゴードン川のクルーズの他に、もう一つ、ストローン (Strahan) で人気のアクティビティが、ウェストコースト·ウィルダネス鉄道 (West Coast Wilderness Railway) です。

現在観光用の鉄道として使われているこの鉄道路線は、タスマニア西部のクイーンズタウンの鉱山で採掘された銅をストローンの港に運ぶために1897年に築かれました。未開の山岳地帯に多大な労力と費用を費やして敷設され、長年にわたり鉱物を出荷するための重要な役割を担ってきた鉄道路線でしたが、1963年にクイーンズタウンからタスマニア北部のバーニー港までの道路が開通したことにより、鉄道は廃止となってしまいました。

この歴史ある鉄道路線が、観光用の鉄道として復活したのは、2002年のこと。

2021年現在、この鉄道は「ウェストコースト·ウィルダネス鉄道」と呼ばれ、「River & Rainforest」「Queenstown Explorer」「Rack & Gorge」という3種類の鉄道ツアーが行われています。

今回、私たちが参加したのは、River & Rainforestというツアー。朝9時にストローンのレガッタポイント駅を出発して、ダブルバレル(Dubbil Barril)で折り返し、午後1時ごろにストローンのレガッタポイント駅に戻ってくるという、約4時間のツアーです。

このRiver & Rainforestというツアーでは、鉄道は主に、キングリバーという川沿いのレインフォレストの中を走ります。

そして、途中のローワーランディング (Lower Landing) という駅と、折り返し地点のダブルバレル (Dubbil Barril) では、鉄道の停車中に、レインフォレストの中を散策する時間があります。

ヒューオンパインの大木

この時期(1月中旬)は、満開になったレザーウッドの花を見ることができて、嬉しかったです!

レザーウッドの花

ウェストコースト·ウィルダネス鉄道の車両には、ヘリテージ (Heritage) とウィルダネス (Wilderness) という2種類のクラスがあります。私たちが利用したウィルダネスクラスはヘリテージクラスよりも料金は高いのですが、車両にデッキがついていて、外に出ることができます。また、ウェルカムシャンペンやおつまみ、スコーン、軽食なども出てきて至れりつくせりでした。

ウィルダネスクラスの車両

ウェストコースト·ウィルダネス鉄道は、乗車している時間が長い割には、景色的にあまり変化がないので、私の個人的な感想としては、ゴードン川のクルーズほどの感動はありません。ただ、実際にこの鉄道に乗ってみたことによって、120年も前に、こんなに深い森の中に鉄道を開通させるなんて、さぞかし大変な作業だったんだろうなあと実感することができましたし、タスマニア西部の開拓の歴史に興味を持つきっかけにもなりました。

ちなみに、この鉄道路線、勾配が急な区間には、「アプト式」という歯形のついたレールが設置されていて、車両についた歯車をかみ合わせながら坂を上り下りするようになっています。

アプト式のレール

アプト式のレールが敷かれているのは、下の地図の赤い区間のみです。

Credit: West Coast Wilderness Railway

従って、私が乗車したRiver & Rainforestのツアーでは、アプト式の区間は通りません。アプト式の鉄道に乗ることが目的の方は、Queenstown ExplorerもしくはRack & Gorgeのツアーに参加する必要がありますので、注意してくださいね。

→ ウェストコースト·ウィルダネス鉄道のウェブサイトはこちら

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