ウズベキスタン旅行のすすめ

ウズベキスタン

2019年9月 ウズベキスタン旅行記① 

昨年(2019年)の9月、中央アジアのウズベキスタンへ、シルクロードのオアシス都市を巡る旅へ出かけてきました!

ウズベキスタンへ行くきっかけとなったのは、2018年に読んだ Lonely Planet の記事。ウズベキスタンは、近年、観光に力を入れていて、観光ビザの免除や高速鉄道の整備など、とても旅行しやすくなっているらしく、おすすめのデスティネーションとして紹介されていたのです。

ロンリープラネットによると、ウズベキスタンの気候的なベストシーズンは、4月~6月と9月~10月とのこと。

私たちは、9月下旬に、タシケント2泊→ヒヴァ2泊→ブハラ2泊→サマルカンド2泊→タシケント1泊、という日程で周りました。

旧ソ連の国かつイスラム教の国なので、色々と不便なこともあるかな、と身構えていたのですが、入出国も驚くほどラクチンだったし、イスラム教でありながらアルコールもOKと、極めて寛容。ウズベキスタンの人たちは穏やかで親切な人が多く、にこやかな笑顔がとても印象的でした。

もちろん、英語が通じにくかったり、クレジットカードが使えないなど、不便な点もありましたが、宿泊施設はBooking.com を使って予約できたし、鉄道のチケットも現地の旅行会社を使って手配することができたので、パッケージツアーを使わなくても、まったく問題なく旅することができました。

古くからシルクロードの中継地として栄えたオアシス都市が点在するウズベキスタンは、エキゾチックな魅力いっぱいの国。めーっちゃ、楽しかったです!!

タイムトリップ感がたまらない!城壁に囲まれた「ヒヴァ」の旧市街

→ ヒヴァのブログ記事はこちら

シルクロードの商人が行きかった様子が目に浮かぶオアシス都市「ブハラ」

→ ブハラのブログ記事はこちら

タージマハル級の美しい建築物が目白押し!青の都「サマルカンド」

→ サマルカンドのブログ記事はこちら

ロシア風の街並みが広がる首都「タシケント」

→ タシケントのブログ記事はこちら

このブログを書いている今現在(2020年5月)は、世界中で新型コロナウイルス蔓延しているので、旅行をすることは難しい状況ですが、事態が収束した暁には、是非是非訪れてみてほしいおすすめのデスティネーションです。

各都市の見どころや魅力などは追って紹介しますが、まずは、移動やホテルの手配など、今後、ウズベキスタンに行きたいと思っている方の参考になるかもしれないな、と思うことを、簡単にまとめておきたいと思います。

日本からウズベキスタンへ

  • 日本からウズベキスタンへは、ウズベキスタン航空の直行便の他、大韓航空やアシアナ航空を利用して韓国(ソウル)経由で入ることができます。私はオーストラリアに住んでいるのですが、ウズベキスタン旅行の前後に日本に滞在したかったので、日本からアシアナ航空を利用して、ソウル経由でウズベキスタンに入りました。

ウズベキスタンの国内移動

  • タシケント→ヒヴァの移動:ヒヴァの町には空港がないので、ウルゲンチという町まで飛行機を利用し、そこから車でヒヴァへ移動しました。タシケントからウルゲンチまでは空路(ウズベキスタン航空)で約1時間半。ウルゲンチ空港からヒヴァの町までは、車で約45分。タシケント→ウルゲンチの航空券は日本のエクスペディア(expedia.co.jp) で予約。(オーストラリアのエクスペディア expedia.com.au では、ウズベキスタン航空のチケットは取り扱っていなかったので。。。)ウルゲンチ空港→ヒヴァの車は、ヒヴァで宿泊した宿に頼んで事前に手配しておきました(U$10)。

  • ヒヴァ→ブハラの移動:高速鉄道で約6時間。この区間の高速鉄道は、週に3本しか走っていないので、鉄道が運行している曜日を考慮して日程を組む必要があります。ブハラ駅からブハラのホテルへは、事前にブハラのホテル経由で送迎を手配してあったのですが、送迎車が現れず、結局タクシーを利用。最初はかなり高い金額を提示されましたが、ネゴした結果、U$6(頼んであった送迎車と同じ金額)になりました。

  • ブハラ→サマルカンドの移動:アフラシャブ号という高速鉄道で約1時間半。サマルカンド駅→サマルカンドのホテルへは、事前にサマルカンドのホテル経由で送迎を手配 (U$10)。

  • サマルカンド→タシケントの移動:アフラシャブ号という高速鉄道で約2時間半。タシケント駅→タシケントのホテルへは、事前にAdvantour で送迎を手配 (U$20)。

  • 鉄道のチケット(3区間)は、Advantour という現地旅行会社経由で事前に購入しました。代金は、オンラインでクレジットカード決済可。Advantour は、非常にレスポンスが良くて、おすすめです。タシケント到着時の空港送迎をAdvantourで依頼しておけば、その時に鉄道のチケットを持ってきてくれます。

  • 高速鉄道には、VIP/Business/Economy という3種類のクラスがあります。私たちは、荷物を置くスベース欲しさのために、3区間ともVIPクラスを希望しましたが、ブハラ→サマルカンド間はVIPクラスが取れず、Business クラスになりました。

  • 高速鉄道のチケットは、6月下旬(出発の3か月前)にAdvantourに申し込みました。ウズベキスタン国営鉄道が実際にチケットを売り出すのは乗車日の1か月前。8月下旬にAdvantourからメールが来て、サマルカンド→タシケントのアフラシャブ号は全クラス満席で取れなかったので、この区間はシャルク号(アフラシャブ号よりも時間がかかる)になってしまうかもしれないと言われました。Advantourの担当者いわく、この時期はハイシーズンなので、政府が来賓用にチケットをおさえているのかもしれないとのこと。できるだけアフラシャブ号を取る努力をするということだったので、落ち着かない気持ちで待っていたら、約10日後に、アフラシャブ号のVIPクラスが取れたと連絡が来て、ほっとしました。Advantourの担当者は、最初から最後までレスポンスやフォローアップが素晴らしく、つくづく、Advantour を利用して良かったなと思いました。→ Advantour のウェブサイトはこちら

  • タシケント空港⇔ホテルの移動は、事前にAdvantourで送迎を手配しました (片道U$20)。代金は、鉄道チケットと共に、オンラインクレジットカード決済。

  • 鉄道駅や空港では、出口を出ると、大勢のタクシーの運転手が群がってきます。ネゴすれば、送迎車を利用するより安くなるのかもしれませんが、いちいちネゴするのも面倒なので、私は事前に送迎車を手配しておきました。

宿泊施設

  • ホテルは全てBooking.com で予約しました。タシケントのホテル (Lotte City Hotel Tashkent Palace) 以外は、家族経営の小さなホテルで、ブティックホテルという名前がついていたりもしましたが、実際には、民宿やペンションっぽい感じ。正直、心をそそられる宿があまりなくて、ホテル選びにはちょっと苦戦。出発の3か月ほど前に手配を始めたのですが、評判の良い宿は既に満室のところも多く、ハイシーズンに訪れる場合には、早めにホテルの予約をしたほうがよさそうです。

  • ウズベキスタンでは、滞在した全てのホテルで、レギストラーツィアという滞在証明書を発行してもらう必要があります。チェックイン時もしくはチェックアウト時に滞在証明書(小さな紙きれ)をくれますので、出国まで失くさないように保管しておきましょう。(出国時に滞在証明書の提示を求められます。)

クレジットカードや現金について

  • クレジットカードが使えたのは、タシケントのホテルと、事前にAdvantour で手配した鉄道チケット+送迎の代金のみ。その他のホテル、レストラン、タクシー、入場料、土産物屋などは、全て現金払いでした。

  • ウズベキスタンの現地通貨はSOM(ソム)ですが、U$(米ドル)もほぼ問題なく使えます。ただし、入場料はSOMしか使えないところも多かったように記憶しています。私は、ホテルとタクシーはU$で、レストランや入場料はSOMで支払ってました。

  • キャッシュはU$(米ドル)で持参して(細かい単位の紙幣も混ぜておくべし)、現地に行ってから随時必要な分だけSOMに両替すると良いと思います。両替は大きなホテル内の両替所や市中の銀行でできます。

治安について

  • 治安に関しては、どの町においても、不安に感じることは、まったくありませんでした。

とりあえず、思いつくのは、こんなところかな。

次回のブログからは、ウズベキスタンで訪れた各都市の見どころや魅力を紹介していきたいと思います。お楽しみに~。

コメント

  1. 藤原和夫 より:

    ウズベキスタンにもいらっしゃったのですね。次回以降のブログ、楽しみにしています。
    実は、2017年10月初旬にウズベキスタン旅行を予定していたのですが、出発の直前に”胃癌”が判明し、やむなく旅行をキャンセルして、入院・手術、となった経緯があります。
    今年は予定していたモロッコ旅行が、コロナの為、キャンセルとなりました。
    コロナ終息後となると来年以降になると思いますが、再度ウズベキスタン旅行を優先的に考えたいと思っています。

  2. sowhat より:

    藤原さん、
    ウズベキスタンもおすすめですが、モロッコも捨てがたいですね! ウズベキスタンは、想像していたよりも、ずっと旅行がしやすい国でした。今の大統領になってから、経済や観光の開放政策が急ピッチで進んできているんだそうです。

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