2019年9月 ウズベキスタン旅行記②
ウズベキスタン旅行の玄関口となるのが、首都タシケント。
タシケント (Tashkent) がウズベキスタンの首都となったのは、1930年のこと。それまで、ウズベキスタンの首都は、サマルカンドにありました。
タシケントは、観光的な見所が少ないとガイドブック(ロンリープラネット)には書かれていたし、ソ連統治時代に首都となった町なので、共産圏っぽい、味気ない町なのかな?と勝手に想像していたのですが。。。
実際に訪れてみると、公園がたくさんあって、広い通りに街路樹が並び、緑がいっぱい!
噴水や彫刻も町のあちこちにあって、なんだかヨーロッパの町みたい!
なかなか居心地の良い町で、博物館などもあるのですが、確かに観光的な見所は少ないです。というのも、タシケントは、古くから栄えていた町なのですが、1966年に起こった大地震の被害によって、歴史的な建造物はあまり残っていないんだそうです。
そんなタシケントにも、一応「旧市街」と呼ばれるエリアがあります。旧市街にあるチョルスー・バザール (Chorsu Bazaar) という大きな市場を訪れてみました。
面白いなと思ったのが、ロシア風のピクルスなどを売るエリアに、キムチを売るお店がたくさん並んでいるところ。
というのも、19世紀に朝鮮半島からシベリアに移住した朝鮮系の人たちが、1937年にソ連により中央アジアに強制移住させられたため、ウズベキスタンには高麗人と呼ばれる朝鮮系の人たちがたくさん住んでいるんだそうです。ウズベキスタン旅行の計画を立て始めた時に、ソウル⇆タシケント間のフライトがたくさんあることに気がついて不思議に思っていたのですが、こういう歴史的な背景があったのですね。
新市街のヨーロッパ的な雰囲気とは打って変わり、チョルスー・バザール周辺は庶民的な雰囲気にあふれています。
旧市街と言っても、歴史的建造物があふれかえっているわけではないのですが、市場の近くには、15世紀ごろに建てられたモスクやメドレセ(神学校)もありました。
チョルスー・バザールのある旧市街へは、新市街からメトロ(地下鉄)を使って行くことができます。
タシケントのメトロは、ソ連統治時代に築かれたもの。車体はちょっぴりレトロな感じですが、車内は清潔だし、乗車している人たちのマナーも良くて、快適に利用できます。メトロの乗車方法はとても簡単で、メトロ駅の窓口でプラスチック製のトークンを購入し(距離に関係なく1回1200スム)、改札機にトークンを入れてホームに入ります。駅構内の内装がとても凝っていて、宇宙飛行士のモチーフが使われてる駅や、モスクのようなドーム型の天井が連なっている駅など、駅ごとにテーマが違うんですよ!
タシケントでは、Lotte City Hotel Tashkent Palace というロッテ系のホテルに泊まりました。
料金は1泊U$193と、ウズベキスタンの物価にしては高めでしたが、新市街の中心部、ナヴォイ劇場の真ん前という、最高に便利なロケーション。ホテルの従業員の方たちも親切だったし、レストランの食事も美味しくて、ここに泊まって良かったなと思います。
→ Lotte City Hotel Tashkent Palace
ホテルの屋上にあるレストランからは、ライトアップされたナヴォイ劇場が見えて、とても綺麗だったなあ~。
さて、タシケントに2泊した翌日は、空路、ウズベキスタン西部にあるヒヴァという町へ。続きは次回のブログで。。。
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