2019年9月 ウズベキスタン旅行記⑥
ウズベキスタンは、グルメを楽しむことを目的に行く場所ではないと思うけど、古くから東西の文化が行き来した場所だけに、食に関しても、様々な文化の影響が感じられて、とても興味深かったです。
全体的に、スパイスはかなり控えめなので、変わった香りが苦手な人でもあまり気にならないんじゃないかな、と思います。ただし、羊肉が使われていることが多いので、羊肉の臭いが嫌いな人は苦手に感じる料理も多いかもしれません。
シャシリク
シャシリクというのは、いわゆるシシケバブのような串焼きです。煙をもくもく立てながら炭火を使って焼いているお店が多いので、美味しいです。どこのお店でも、大体、玉ねぎをスライスしたものと一緒に出てきます。
肉類だけじゃなくて、野菜のシャシリクもあります。
ウズベキスタン滞在中は、生野菜はなるべく避けるようにしていたので、野菜のシャシリクは、かなりの頻度で食べてました。
プロフ
プロフは、ウズベキスタンの炊き込みご飯。
羊肉と人参とレーズンなどが入っていて、インド料理のビリヤニみたいな感じですが、ビリヤニほどスパイスは効いていません。
それほど、めちゃくちゃ美味しいというわけではありませんが、日本人にとって、お米料理が食べられるのは嬉しいですよね。
ラグマン
ラグマンは、少し細めの柔らかいうどんみたいな麺。
私が食べたこのラグマンは、汁がかかっていましたが、焼きうどんのように汁なしのラグマンもあるようです。
昔、給食で食べたうどんみたいな、コシのない麺なので、特別おいしいというわけではないけれど、お腹に優しい感じで、なんかほっとする味でした。
シュヴィト・オシュ
シュヴィト・オシュというのは、香草を練りこんだ緑の麺。ホラズム地方の料理なので、ヒヴァで食べました。
一見、フェットゥチーネみたいに見えるけど、全然アルデンテじゃありません。(笑)
マンティ
マンティというのは、小籠包もしくは蒸し餃子みたいなもの。
マンティは、ウズベキスタンなどの中央アジアだけでなく、コーカサス地方やトルコでも食されるものなので、今までに何度か食べたことがあるのですが、ブハラのChinarというレストランで食べたこのマンティは、皮が薄めで、中からじゅーっと肉汁が出てきて、今まで食べたマンティの中で一番美味しかったです!
サモサ
ウズベキスタンのサモサは、インドのサモサとはかなり違って、どちらかというと、ミートパイみたいな感じ。
皮がサクサクして、美味しいです。
グンマ
グンマは、揚げたラビオリみたいな感じ。とはいえ、皮がラビオリほど硬くはなく、適度にふわっとしていて、美味しいの!
中には挽肉が入っていることが多いのですが、上の写真は、挽肉の代わりに、マッシュしたジャガイモが入ったもの。とーっても美味しかったです!
シュールぺ
シュールぺは、ポトフみたいな具沢山のスープ。
羊肉と野菜のエキスがたっぷり出ていて、めーっちゃ美味しい!ウズベキスタン滞在中は、かなりの頻度で、この料理を頼んでいました。お店によって、味も様々なのですが、ブハラのLyabi-Hauzで食べたシュールべが特に美味しかったです。
ロシア風サラダ
ロシア帝国とソ連の支配下にあったウズベキスタンでは、ロシア風のお料理を食べることもできます。
と、こんな感じで、食に対する好奇心が旺盛な私は、毎日、代わる代わる色んなものを試していましたが、麺類や煮物が苦手な夫は、毎日のようにシャシリク(串焼き)を食べてましたね。
ちなみに、ウズベキスタンはイスラム教の国ですが、アルコールはOKなんです。ワインは、ウズベキスタン産のものかロシア産のものが出てくることが多く、なかなか美味しいワインでしたよ!
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