太陽を求めて西オーストラリア州北部にちょこっと旅行に出かけて来ました。
訪れたのは、カラサ (Karratha) という町とその周辺。下の地図を見ると判るように、西オーストラリア州のかなり北部にあるので、パースから飛行機で約2時間かかります。
西オーストラリア州のこの辺りは、ピルバラ地方 (Pilbara Region) と呼ばれ、鉄鉱石や天然ガスといった地下資源が豊富なエリア。ピルバラ地方で発掘された鉄鉱石は鉄道で沿岸部の港に運ばれ、そこから貨物船で海外へと輸出されます。要するに、カラサはオーストラリアのマイニングビジネスの基地となっている町です。決して観光客がたくさん訪れる場所ではないのですが、周辺にはナショナルパークもいくつかあるし、オーストラリアが経済的に潤っている源とも言えるマイニングがどんな風に行われているのかということにも興味があったので、以前から行ってみたいな、と思っていた場所なんです。
さて、飛行機でカラサに到着して、レンタカーで向かったのは、カラサから60キロほど東にあるポイントサムソン (Point Samson) というところ。
ポイントサムソンがどんな場所なのか予備知識ゼロだったのですが、地図で見ると海辺だし、Googleで画像検索すると綺麗なビーチが出てくるし、リゾートっぽい宿泊施設も1軒あったので、まずはここで3泊することにしました。
カラサからポイントサムソンまでは舗装された道路が続く快適なドライブ。アウトバックの美しい景色にMulla Mulla というワイルドフラワーが咲き乱れ、気分が高まります!
40分ほどのドライブで到着したポイントサムソンは、周りを海に囲まれた小さな村。住宅も何軒かありますが、私達が泊まった宿泊施設以外には、大きなキャラバンパークとジェネラルストア兼パブのような Samson Beach Tavern というお店が一軒あるだけ。他にはな~んもありません。
この Samson Beach Tavern というパブ、こんな田舎町にあるんですが、実はフィッシュ&チップスが美味しいことで有名らしいので、キス (Whiting) のフィッシュ&チップスを食べてみました。
これ、衣が薄くてカリッと軽く揚がっていて、今まで食べたフィッシュ&チップスで1、2を争うぐらい美味しい!!
2階の席からは、美しいビーチも目の前に見えるし、ロケーションも最高です。
このサムソンビーチ、満潮時は上の写真のような感じなんですが、干満の差が激しいようで、干潮時にはこんな風になります。
潮が引いた砂浜を沖のほうへ向かって歩いていたら、こんなものに遭遇!
ちっちゃな蟹の大群です。近づくとあっという間に砂にもぐってしまうので、写真に写ってるのはこれだけなんですが、もっともっとスゴイ大群だったんですよ~。
この蟹、ソルジャークラブっていうんだそうです。なるほど!!皆で同じ方向に向かって軍隊のように行進してますもんね。
体の部分がブルーで、足が赤くて、とっても美しい色の蟹ですね☆
ポイントサムソンは小さな町ですが、海にぐるりと囲まれているので、町のあちこちには海に面した美しいスポットがあります。
こちらは、ハネムーン・コーブ (Honeymoon Cove) というスポット。
険しい岩に囲まれた小さな入り江。
なんだかうまく写真が撮れていなくて残念なんですが、ちょっと秘境感が漂う、とってもステキな場所なんです。
沖には難破船も見えます。
そして、こちらは、ポイントサムソンの町の西側の崖からの景色。
海の向こうに見えるのは、ケープ・ランバートにある鉄鉱石の積出港。
ポイントサムソンの町からケープ・ランバートまでは、ほんの10キロぐらいの道程なので、ちょっとケープ・ランバートまでドライブしてみました。
もちろん、積出港の中には入れないのですが、鉄道でここまで運ばれてきた鉄鉱石をブレンドしている様子をフェンス越しに見ることができました。(鉄鉱石にもいろんなグレードがあって、まるでコーヒーのようにブレンドしてから出荷するんだそうです。)
そして、こんな大掛かりな作業が行われているケープ・ランバートの西側には、こんなに美しいビーチが広がっています。
この日は平日だったのでひっそりとしていますが、日曜日にはこのビーチにあるヨットクラブでフィッシュ&チップスを食べることができるんだそう。Samson Beach Tavern のフィッシュ&チップスとどっちが美味しいか、食べ比べが出来なかったのはちょっと残念!
。。。とまあ、こんな感じで、ポイントサムソンは、自然以外はな~んもない長閑な町。こんな可愛い小鳥がいっぱいいましたよ!
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