フランス南西部のボルドーまでやって来たからには、やっぱりバスク地方まで足を伸ばしたいよね。。。ということで、大きなスーツケースはボルドーのホテルに預かってもらって、2泊3日でバスク地方へと小旅行。
バスク地方は、フランスとスペインの国境にまたがるエリアで、ここには、独特の文化と言葉を持つバスクの人々が居住しています。
もちろん、今は、フランスとスペインの一部になっているので、バスク語は公用語ではありませんが、標識やお店のメニューなどにもバスク語が併記されていることも多く、ここに住んでいる人たちはバスク人であることの誇りを持っています。 特にスペイン側のバスク地方では、何年か前までは、スペインからの独立を目指す組織によるテロ事件なども起こったりしていたこともあります。
何年か前に訪れたスペイン側のバスク地方が非常に良かったので、もう一度行ってみたいね、ということで、今回バスク地方への小旅行を計画したのですが、まずは、前回訪れなかったフランス側のバスク地方の町を訪れてみよう!ということで、バイヨンヌ (Bayonne) という町で1泊することに。
ボルドーからバイヨンヌまでは、特急列車(TGV)で約2時間半。
バイヨンヌは、アドゥール川とニーヴ川が合流するところにある川沿いの小さな町で、町の中心部(旧市街)はニーヴ川沿いに広がっています。
バイヨンヌの旧市街には、こういう木組みの古~い建物があったりして、とても趣があります。
そして、なんと言っても、バイヨンヌならではの景観は、このカラフルな鎧戸!
ヨーロッパでは、窓に鎧戸がついた建物は良く見かけますが、こんなにもカラフルに、思い思いの色に塗られた鎧戸が続く街並みは、他に見たことがありません。
とっても可愛らしい街並みでしょ。
さて、この日のランチは、Lonely Planet でオススメされていたこちらのお店で。。。
外から見ると、なかなか洒落たレストランに見えますが、中に入ると「大衆食堂」といった趣のお店。
お客さんも皆地元の常連さんって感じの人ばかりで、観光客っぽい人は私たちぐらいだったのですが、明るくてにこやかな店員さんが、フランス語もバスク語もしゃべれない私たちにもとても親切に接してくれました。
お料理のほうも「大衆食堂」といった感じのシンプルなものが多かったのですが、まずは、やっぱり、バイヨンヌ名物の生ハムを。
美味しかったけど、私は、やっぱり、スペインの生ハム(ハモンセラーノ)のほうが好きだな。。。
この後、私は、バイヨンヌ風のオムレツを頂きました。
なんてことはない普通のオムレツだったのですが、トマト(水煮缶のトマト)がたくさん入っていて、優し~い味。 サイドに生野菜のサラダもたっぷりついていたし、ボルドーでは重めの食事が多かったので、なんだかお腹が休まった感じでほっとしました。
そして、デザートに、洋梨とチョコレートとカスタードクリームが層になった薄いタルトみたいなデザートを頼んでみました。
チョコレートを使ってるから甘すぎるかなあ~とちょっと心配だったのですが、ビターなチョコレートで、甘さ控えめ。 とっても美味しかったです☆
ちなみに、バイヨンヌはチョコレートの町としても有名なんですよ。 バイヨンヌの町には、芸術品のように美しいチョコレートが並んだお店がたくさんありました。
そして、バスク地方といえば、やっぱりタパスバーですよね!
タパスバーで有名なサンセバスチャンほどではありませんが、バイヨンヌにもタパスバーがたくさんあります。
といわけで、夜は、バーを梯子。 バスク地方では、1杯飲んだら次の店に移るっていう、日本で言うところの「梯子」をする人が多いんですよ。
3軒梯子した中で、最後に訪れたこちらのお店が特に気に入りました。
雰囲気もいいし、おつまみも美味しかったし!
やっぱり、バスク地方って、楽しいです。
バイヨンヌでは1泊しただけだったので、鉄道駅から近い Ibis Style Bayonne Centre Gare というホテルに泊まりました。
Ibis Style は 若者向けの安めでカジュアルなホテルブランドなので、あまり期待はしていなかったのですが、お部屋も広くてなかなか快適でした。何といっても、鉄道駅から徒歩3分ですし、旧市街へも500メートルくらいなので、とても便利。駅に近いホテルに泊まりたいなら、なかなかお勧めです。
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