ワインの里 サンテミリオン

フランス

ボルドーワインというのは、ボルドーの町があるジロンド県で産出されたワインの総称です。

ボルドーの町の周りには、たくさんのワインの産地があるのですが、そんな中、ボルドーから公共交通機関でアクセスしやすく、かつ中世の美しい街並みが残っているというサンテミリオン(Saint-Emilion)を訪れることにしました。

サンテミリオンは、ボルドーの町から電車で約40分。(電車の本数はものすごく少ないので要注意!)
無人駅のサンテミリオンの駅前には、周りには、ブドウ畑が広がるだけで、お店もなにもありません。

こんなブドウ畑の景色が広がる中を、1キロほど歩くと、サンテミリオンの村の入口に到着。

サンテミリオンの村は、小高い丘の上にあるので、まずは村の一番高い所を目指します。

急な坂道を登りつめると、モノリス教会の鐘楼(Le clocher de l’église monolithe)がある広場に到着。

この鐘楼の前はテラスのようになっていて、ここからは、サンテミリオンの村と周りのブドウ畑を一望することができます。

周りのブドウ畑も美しいけど、古い瓦屋根が続くサンテミリオンの村もとても美しい!!!

ボルドーが「ワインの都」なら、サンテミリオンは正に「ワインの里」って感じでしょ?

この鐘楼がある広場の北側には、コレジアル教会(Eglise collégiale)という教会があり、この教会に隣接する古い修道院の回廊も見事です。

コレジアル教会の北側は、もう村の北端部で、古い城壁が続いていて、その外側にはブドウ畑が広がっています。

ここからは、周辺のワイナリー(シャトー)を巡るツーリストトレイン(トロッコのバスみたいなやつ)も出ているのですが、私たちは、シャトー巡りはせずに、再び城壁の中に戻って、美しいサンテミリオンの村の中を散策することに。

 

サンテミリオンは、石畳の坂道と中世の建物が続く、本当に美しい村。

サンテミリオンでは、8世紀ごろからワインの醸造が行われていたそうですが、中世になってからは、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼途中の宿場町として栄えたんだそうです。

 

こちらは、主に穀物取引に使われていた市場跡

 

こちらは、13世紀に建てられた王の塔(Tour du Roy)

 

そして、先ほどのモノリス教会の鐘楼が建っていた場所から坂道を降りてきたところにあるのが、モノリス教会広場(Place de l’église monolithe)。

 

鐘楼の下にある、この部分が、モノリス教会(Eglise monolithe)です。

8世紀頃、ここにあった洞窟に僧侶聖エミリオンが住み着き、その後9世紀~12世紀にかけて、その洞窟の一枚岩を刳り貫いてこの教会が造られたんだそう。

ツーリストインフォーメーションのツアーに参加すると、内部も見学することもできるんだそうですよ。

とても小さな村なんですが、本当に美しい街並みで、歴史的な建造物もたくさんあって、周りのブドウ畑の景色も美しいので、ワインに興味がない人が訪れても充分に楽しめるところだと思います。

この日は、午後は雷雨の予報が出ていたので、私たちは午前中で切り上げてボルドーに戻ったのですが、よさ気なレストランもあったし、サンテミリオンでゆっくり1日過ごすのも楽しかったかもしれません。

朝、サンテミリオンに着いた時には、お店も閉まっていてひっそりしていた通りも、帰り道にはお店も開いて、観光客もいて、賑やかに。。。

当然ながら、私たちもサンテミリオンの赤ワインを2本買って、オーストラリアまで持って帰ってきました。

ま、そんなに高いものは買ってないので、どんなもんかは判らないんですが、特別な時に開けようかな~と思ってます。

ちなみに、ボルドー滞在中に、レストランで飲んだボルドーワインの中では、メドック(Medoc) 地区の Chateau Pierre de Montignac という赤ワインが美味しかったです。 調べてみると、日本でも売ってるみたいですね(→こちら)。

酒屋さんの回し者ではありませんが、オススメです☆

 

 

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