ビスケー湾の真珠 サンセバスチャン

スペイン

フランスのバスク地方の町バイヨンヌに1泊した翌日は、国境を越えてスペインのバスク地方へ。 目指すのは、サンセバスチャン (San Sebastian) という町です。

バイヨンヌからサンセバスチャンまでは、距離にするとわずか50キロぐらいだと思うのですが、直通の電車はありません。 フランス国鉄で、フランス側の国境の町アンダイエ (Hendaye) まで行き、そこから Euskotren というモダンな車両の私鉄に乗ってサンセバスチャンへと向かいます。

ちなみに、サンセバスチャンの町は、バスク語だとドノスティア(Donostia)と呼ばれます。この Euskotren という電車のサンセバスチャンの駅は、Amara という名前で、時刻表などでは、Donostia Amara という表示になっているので要注意です。

大西洋のビスケー湾に面したサンセバスチャンの町は、ビスケー湾の真珠と呼ばれる美しいところ。

モンテ・ウルグル (Monte Urgull) とモンテ・イゲルド (Monte Igueldo) という2つの岬が海に出っ張っているために、サンセバスチャンの町は、コンチャ海岸(Bahía de la Concha)と呼ばれる入江状の穏やかな海岸に面しています。

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コンチャ(la Concha)というのは、貝殻のこと。 その名の通り、貝殻のような半月型をした美しい海岸です。

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この写真↑は、コンチャ海岸の東側にあるモンテ・ウルグルという丘の上からの景色。

サンセバスチャンの旧市街の裏手に立つこの丘の頂上には城塞とキリスト像が建ってます。

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頂上の城塞はの中には博物館があって(入場無料)、この博物館の中からキリスト像の建つ展望台まで登ることができるのですが、ここからの景色が、ホントに素晴らしい!

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海だけじゃなくて、周りの山の景色もとっても綺麗。

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6年前にここを訪れた時は、小雨がぱらつくようなお天気だったので、こんなに綺麗な景色は見れなかったんです。  感激~!!

丘の上まで、てくてく徒歩で登っていくのはちょっとしんどいけど、この頂上に辿り着く途中からは、コンチャ湾の中にあるサンタクララ島という小さな島と、コンチャ湾の西側の岬モンテイゲルドを一望できるスポットもあります。

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ちなみに、コンチャ海岸の西側のモンテイゲルドのほうにはロープーウェイがあるので、山登りが苦手な人はモンテイゲルドにロープーウェイで登ると、コンチャ海岸の美しい景色を見ることができると思います。

サンセバスチャンの旧市街 (Parte Vieja) は、モンテウルグルの南に隣接しているとても小さなエリア。

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ヨーロッパの旧市街にしては珍しく路地が碁盤の目のように縦横に走っているので、迷子になる心配もありません。

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旧市街にはタパスバーがずらりと並んでいて、夜になると、タパスバーを梯子する人たちでとっても賑わうところです。

今回、サンセバスチャンの新市街の写真は全然撮らなかったんですけど、サンセバスチャンは19世紀にハプスブルグ家の王妃の保養地となっていた所なので、新市街にも19世紀に建てられたエレガントな建物が並んでいて、とても優雅な雰囲気がする町です。

こんなエレガントで美しいリゾート地としての一面も持っているサンセバスチャンの町ですが、サンセバスチャンといえば、やっぱりグルメ!!  サンセバスチャンは、美食の町としても有名なところなんです。→ サンセバスチャンの食べ歩きについてはこちら

サンセバスチャンには安価で質のよい「ペンション (Pension)」と呼ばれるタイプの宿泊施設がたくさんあるのも嬉しいところ。

私たちは、今回、サンセバスチャンの旧市街のど真ん中にある Pension Basic Confort というペンションに泊まりましたが、場所も便利だし、お部屋もモダンで清潔、料金も手頃でとっても良かったです。

サンセバスチャンでの宿泊施設を選ぶときのポイントは:

  • サンセバスチャンには安くて質のよいペンションがたくさんある。
  • ペンションはホテルのように1日中フロントデスクに人がいるわけではないので、前もって到着予定時間を連絡しておいたほうがよい。
  • バルで飲み歩きをしたいなら、旧市街の中もしくは旧市街に近い宿泊施設が便利。ただし、旧市街の中は夜遅くまで非常に賑やかなので、騒音があると眠れない!というような人は、旧市街の宿泊施設は避けるべし。
  • 旧市街の中には車は乗り入れできない。よって、鉄道駅からタクシーを使って到着する場合にも、少し歩くことになる。
  • 同じ理由から、レンタカーで旅をしている場合には旧市街の宿泊は避けるべし。旧市街以外でもペンションの場合は駐車場がない場合が多いと思うので、レンタカーの場合は駐車場の有無を確認すべし。

といったところでしょうか。

私たちは、前回は新市街のペンションに、今回は旧市街のペンションに泊まったのですが、前回・今回ともペンションのオーナーの人がとても親切に美味しいお店の情報などを教えてくれたおかげで、サンセバスチャンを満喫することができました。

サンセバスチャンは、治安も良く、綺麗な町で、食べ物も美味しいので、お勧めのデスティネーションですよ!

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