今日は、マルセイユの沖に浮かぶイフ島 (Ile d’If) に行ってきました。
マルセイユの旧港(Vieux Port)からボートでわずか20分の船旅です。
イフ島のイフ城は16世紀に要塞として築かれ、その数年後には牢獄として使われるようになりました。
アレクサンドル・デュマの小説“モンテ・クリスト伯”の中で、主人公が無実の罪で投獄されたのがこのイフ島です。
牢獄のほとんどの部屋には鉄格子の入った小さな窓がありましたが、中にはまったく窓のない部屋もありました。
“モンテ・クリスト伯”は子供の頃に読んだことがあるのですが(その時は“巌窟王”というタイトルでした)、また読んでみたくなりました。
イフ島からマルセイユに戻るフェリーは、フリウル島 (Iles du Frioul)を経由します。
フリウル島 は特になんもない白い岩の島なんですが、ハイキングトレイルや綺麗なビーチがあるようなので、お弁当を持ってピクニックに寄っても楽しかったかなあと思いました。
海風が気持ちのいいボートトリップでした。景色が素晴らしいし、マルセイユから手軽にアクセスできるので、マルセイユを訪れた際にはお勧めです。
さて、イフ島からマルセイユに戻り、旧港の東岸を海沿いに南に歩いていくと、旧港から2キロほど歩いたところで、こんな素敵なレストランを見つけました。
写真には写っていませんが、左手には午前中に訪れたイフ島とフリウル島が見えます。
テーブルに着くと、サービスで前菜を出してくれます。
海老のマリネ。ボタン海老のような甘みのある海老でした。ビネガーでマリネしているとのことでしたが、殆どお刺身のような感じでした。
左:(私の前菜)マッカレルのマリネ。いわゆる“しめ鯖”です。しめ鯖も盛り付け次第でこんなにお洒落になる!
右:(夫の前菜)グリルしたナスに色々な野菜をまるでフラワーアレンジメントのように盛り付けています。
左:(私のメイン)ロブスターのサラダ仕立て。ロブスターの下にあるのはアボカド。ロブスターはパッションフルーツのソースで和えてありました。
右:(夫のメイン)鴨のグリルの金柑添え。鴨とオレンジというのは良くあるけど、鴨と金柑です。いいアイディアですね。我が家では毎年金柑がたくさん採れるのでやってみようと思います。
お値段はちょっと高めでしたが、このロケーションだったら納得です。お料理も美味しかったけど、何よりもプレゼンテーションが最高に美しかったです。
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