昨日はカンヌからマルセイユまで列車で移動しました。TGVで約2時間です。
カンヌを出て少しすると、赤い岩肌の美しい海岸線が見えてきます。コルニッシュ・ド・レステレルと呼ばれるこの海岸線とその背後のレステレル山塊にはハイキングコースもたくさんあるようです。やっぱり次回はカンヌにもう少しゆっくり滞在してこの辺りも散策したいものです。
その後列車はサン・ラファエルから海岸線を離れ内陸部を走るのですが、この辺りも赤い岩肌の山がそびえ立ち、まるでアリゾナのような景色です。その後平地になると、一面ワイン畑が広がるのですが、やはり土の色は赤くオーストラリアのようです。
しばらく内陸を走った後、トゥーロンで再び海が見えてきます。その後は美しい湾を幾つか経由した後、マルセイユに到着です。 車窓からの景色を楽しんでいたら、あっという間の2時間でした。
マルセイユは想像していたよりずっと大きな都市です。パリに次ぐフランス第二の都市なんですね。マルセイユには3泊してマルセイユ近辺とプロヴァンス地方を観て回る予定です。
さて、今日は アヴィニョン (Avignon) に行ってきました。マルセイユから列車で約1時間です。
アヴィニョンはローヌ川の川岸にたたずむ城壁に囲まれた町。アヴィニョンには1309年から1377年までの間、法王庁が置かれました。 そのため、法王庁宮殿や教会など14世紀に建てられた壮大な建造物が数々見られます。
アヴィニョンの街は、とても居心地の良い町でした。石畳の通りには大きな街路樹が茂っていたり、法王庁宮殿の裏の高台には綺麗な公園があったり、城壁の外にはローヌ川が流れていたりと、緑と自然が多くてホッとします。
お店やカフェ、レストランなども沢山あるのですが、とても落ち着いた感じです。中央市場Les Hallesには、新鮮な野菜・魚貝類・肉・パン・チーズなどが並び、“この街でキッチン付のアパートに泊まっても楽しかっただろうなー”と思いました。
今日のランチは、こちらのお店でプロバンス料理をいただきました。
内装もとても可愛くて、センスの良いお店です。
私のメインは、プロヴァンスの伝統料理だそうです。胃袋にはハーブが詰めてありました。足の部分はゼラチン質でとろとろです。美味しかったけど、今日みたいな暑い日にはちょっと重かったかな。
居心地の良い街にある居心地の良いレストランでのランチでした。
コメント