グラナダには2泊したのですが、アルハンブラ宮殿の観光は一日目の午後に終わらせたので、グラナダ滞在2日目は、丸一日グラナダの街をぶらぶらする時間がありました。
前日の猛暑に懲りたので、この日はまず朝の涼しいうちに、アルバイシン地区 (Albayzin) を散策。
グラナダのアルバイシン地区は、アルハンブラ宮殿のある丘からダーロ川を挟んだ北側の丘に広がるエリアで、その昔イスラム教徒が住んでいたところ。 前日、アルハンブラのアルカサルを訪れた時に、眼下に広がっていた、あの白い街並がアルバイシン地区です。
アルバイシン地区には、グラナダのサンタアナ広場からダーロ川沿いに入っていくのがオススメ。
緑豊かな川沿いの石畳の道を散歩するのは、とても気持ちがいいし、右手の崖の上にはアルハンブラ宮殿とアルカサバも見えます。
この川沿いの道から、左手に坂道を登っていくと、アルバイシン地区。
石畳の細い坂道に、白壁の家々が並んでいる街並。
11世紀に築かれた城壁も残ってます。
こちらは、もともとモスクがあったところに、16世紀に建てられた Colegiata del Salvador という教会。
モスクだった時のパティオが一部残ってはいるそうですが、正真正銘のカトリック教会で、モスクの面影は無し。
アルバイシン地区には、この他にもレコンキスタ後に建てられたカトリック教会や修道院などの建物ががたくさんあります。
モスクもアルバイシン地区には1つだけありますが、これは、現在グラナダに住むイスラム教徒のために近年建てられた新しいモスク。 グラナダがイスラム王朝だった時代にアルバイシン地区にあったモスクは、残念ながら残っていないようです。
そう考えると、(カソリック教会でありながら)モスク時代の部分が多大に残されているコルドバのメスキータが、いかにユニークで貴重な建造物かというこということに気づかされます。
さて、アルバイシン地区で、ここは絶対外せないというのが、Mirador San Nicholas という広場にある展望スポット。
ここから見るアルハンブラ宮殿の景色は最高です!!
この日は日差しが強すぎたうえに、背景の山々が少し霞んでしまっていて、写真が今ひとつ綺麗に撮れていないんですが、肉眼で見た時は、もっともっと素晴らしい景色だったんですよー。
私たちは午前中に訪れたのですが、ここは夕暮れ時も素晴らしいんだそうです。
アルバイシン地区の Caldereria Nueva という通りを、グラナダの街に向かってタラタラと降りていくと、道の両側にお店が並び賑やかになってきます。
ま、お土産物屋さんみたいなお店も多いのですが、こういう小さなお店がゴチャゴチャと並ぶのも、アラブのマーケットのようで、なかなか楽しいです。
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さて、アルバイシン地区を散策した後は、グラナダの街の中心にあるカテドラル周辺を散策。
16世紀に建てられたカテドラルとチャペルは、とても壮大で美しい建物。
グラナダというと、どうしてもイスラム統治時代のアラブ文化に注目がいってしまいがちですが、レコンキスタ後に建てられたキリスト教の建造物にも素晴らしい物が多く、このカテドラル周辺もとても魅力的なエリアでした。
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最後に、グラナダでは、滞在したホテルもとても素敵だったので紹介を。。。
宿泊したのは、AC Palacio de Santa Paula というホテル。
16世紀に建てられた修道院だった建物で内装も素敵。
グラナダのメインストリートであるコロン大通り (Calle Gran Via de Colon) に面していて、カテドラルやアルバイシンといった見所もすぐ近くだし、アルハンブラ行きのバスが発車する広場も近いので、とても便利で、快適に過ごす事ができました。
非常にオススメのホテルです!
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