[2016年1月20日~30日 スリランカ旅行記⑦]
スリランカ4日目は、シギリヤからキャンディ (Kandy) へ移動。シギリヤからキャンディまでは約90キロ、約2時間半のドライブです。途中、マータレー (Matale) という町の近くでは、スパイスガーデンに寄り道。
かなり “観光客向けの” オペレーションではあるのですが、珍しいスパイス類の植物が育っている様子を見る事が出来るのは、なかなか楽しかったです。当然ながら、スパイスや薬草のクリームなんかを売っていて、売り込みがしつこいなんていう前評判も聞いていたのですが、私たちがよっぽど「買わないぞオーラ」を出していたのか、しつこく売り込まれたりっていうことはまったくなく。。。ガラムマサラだけ自宅用に購入。
さて、キャンディ (Kandy) は、15世紀後半から19世紀初頭までシンハラ朝の都だった場所。この頃になると、スリランカには、香辛料を求め、ヨーロッパ勢力が進出してきます。ポルトガルとオランダの勢力に対抗していたキャンディ王国も、ついに19世紀初頭にはイギリス領に併合され滅亡。キャンディはシンハラ朝最後の都となりました。
キャンディの町は、周りを山々にぐるりと囲まれた盆地にあります。キャンディの町の中にも宿泊施設はありますが、町を囲む山の中にもたくさんの宿泊施設が点在しています。私たちの泊まった Earl’s Regent Hotel もキャンディの町から4キロほど離れた山の中にありました。
キャンディに到着したこの日は、満月の日。スリランカでは毎月満月の日は祝日で、お店なども全て閉まってしまうんです。ということで、町の観光は翌日にすることにして、この日はホテルのプールでのんびり。
この Earl’s Regent Hotel は、部屋からの眺望もいいし、山の景色に囲まれてプールでのんびりするのもとても気分が良かったけれど、ホテルの周辺には何もないのが玉に瑕。
本当は、キャンディの町を見下ろす丘の上に建つ OZO Hotel というホテルを旅行会社から進められていたのですが、残念ながら私たちがキャンディに宿泊する日は既に満室だったんです。 OZO Hotel なら丘の上の景色の良い場所にありながら、キャンディの町まで徒歩圏内なので、キャンディの町をもっと楽しめたかな〜と思います。
さて、翌日は、丸1日キャンディを観光。キャンディは、19世紀初頭までシンハラ王朝の都だった場所ですが、現在でもかなり大きな町。町の真ん中には大きな市場があったり、バスや車やトゥクトゥクが入り乱れて走っていたり、都会らしいカオスも見られます。
が、その一方で、町の一角にはキャンディ湖という大きな湖があって、町の周りを山々で囲まれているので、なんとなく日本の「日光」みたいな雰囲気がする町でもあります。
町の中には、趣きあるコロニアル調の建物もいくつか見られます。
ただし、街並という点では、後に紹介するゴールやコロンボの街並のほうが遥かに美しいです。
そんなキャンディでの、一番の見所は、何と言っても、仏歯寺というお寺です。 このお寺があるからこそ、キャンディは「聖地キャンディ」として、ユネスコの世界遺産に登録されているんです。
キャンディの仏歯寺については、次回のブログで。。。
コメント