[2016年1月20日~30日 スリランカ旅行記⑥]
シギリヤロックを登った後は、シギリヤの東にあるポロンナルワへ。 シギリヤからポロンナルワまでは約50キロ、車で1時間ぐらいの道程です。
ポロンナルワ (Polonnaruwa) は、11世紀初頭~13世紀中頃までシンハラ王朝の都だった場所。数々の仏教遺跡が残っており、古代都市ポロンナルワとしてユネスコの世界遺産にも登録されています。
主な遺跡は、現在のポロンナルワの町の北側約3キロぐらいの範囲に点在しています。私たちは、町のすぐ北側にある考古博物館で遺跡用のチケットを購入して、そこから北へ向かって主な見所を順番に見て周りました。
ニッサンカ・マーラ一世の王宮と閣議場
パラークラマ・バーフ一世の王宮と閣議場
沐浴場
ムーンストーン
美しい彫刻が彫られた柱
クワドラングルと呼ばれるかつてのポロンナルワの中心部には特に数多くの遺跡が集中しています。
クワドラングルから北へ向かったところにある、ランコット・ヴィハーラというポロンナルワ最大の仏塔(ストゥーパ)
そして、主な遺跡群が点在するエリアのほぼ北端にあるのが、ガル・ヴィハーラという巨大な一枚岩で作られた仏像遺跡。 なだらかな曲線が美しく、見事です。
12世紀前後の遺跡がこんなにたくさん残っているなんて、凄い! ちなみに、上の写真は全て仏教遺跡ですが、ポロンナルワ時代末期に建てられたヒンドゥー教寺院の遺跡も残っているんですよ。
私たちはドライバー兼ガイドのサリヤさんが一緒だったので、主な見所を効率よく短時間で見て周ることができましたが、ポロンナルワには本当にたくさんの遺跡があるので、小さな遺跡まで全部見て周ったらかなり時間がかかると思います。
この日は、朝からシギリヤロックに登り、その後ポロンナルワの遺跡を見学し、午後にはシギリヤのホテルに戻り、ホテルのプールでリラックス。 とても内容の濃い、充実した一日となりました。
スリランカ中部には、アヌラーダプラ、ポロンナルワ、キャンディ、という、シンハラ王朝歴代の3つの都があり、それらの都を結んだ三角形の中に数多くの古代遺跡が集中しているため、「文化三角地帯」と呼ばれています。
私たちは今回アヌラーダプラには訪れませんでしたが、シギリヤをベースに、ダンブッラ岩窟寺院、シギリヤ、ポロンナルワという3つの世界遺産を訪れ、そして次なる目的地は、シンハラ王朝最後の都キャンディです。 続きはまた次回のブログで。。。
コメント