2025年5月~6月 ヨーロッパ旅行(ポルトガル、スペイン、フランス)
アヴィニョン最終日は、日帰りでリル・シュル・ラ・ソルグ(L’Isle-sur-la-Sorgue)を訪れました。
リル・シュル・ラ・ソルグは、アンティークショップがたくさんあることで知られています。毎週日曜日には大規模なアンティーク市が開かれ、また、アンティークショップが集まるヴィラージュが町に点在しています。
ところがですね、私がリル・シュル・ラ・ソルグを訪れたのは水曜日。なので、アンティーク市もやってないし、アンティークショップが集まるヴィラージュも水曜日はお休みなんです。
そんな日に、リル・シュル・ラ・ソルグに行っても楽しいんだろうか?と若干心配しながらの日帰り旅となりましたが、結論から言うと、行って良かった! とーっても素敵な町でした!!
リル・シュル・ラ・ソルグの町の中心(旧市街)は、ソルグ川でぐるりと取り囲まれています。


川の水はびっくりするほど透明で、川底に生えてる水草までしっかり見えるんですよ。

そして、この清流が流れる景色に、更にノスタルジックな情景を加えているのが、水車です。


旧市街を取り囲むソルグ川や、旧市街内を流れる水路に、いくつもの古い水車が回っているんです。


リル・シュル・ラ・ソルグは、かつては毛織物で栄えていたそうで、これらの水車は、その時代に毛織物を作る動力源となっていたものです。
ちなみに、「リル・シュル・ラ・ソルグ(L’Isle-sur-la-Sorgue)」という名前は「ソルグ川の島」という意味です。実際に訪れる前は、内陸部の町なのに、どうして「島」っていう名前がついてるんだろう?と不思議に思っていたのですが、実際に訪れてみて「なるほど!」と納得しました。旧市街はソルグ川に浮かぶ中州(島)なんですね。
旧市街を取り囲むソルグ川にはいくつもの橋が架かっていて、旧市街へは橋を渡って入ります。

リル・シュル・ラ・ソルグの旧市街は、街並みもとっても素敵。



私たちが訪れた水曜日は観光客もそれほど多くなく、かといって、静かすぎることもなく


センスの良い雑貨や洋服を売るブティックも多いし、雰囲気の良いレストランやカフェもたくさん並んでいて、散策がとても楽しかったです。
何よりも、町のあちこちに美しい水を湛える川が流れているので、めっちゃ心が癒されるんです。


世界遺産となるような史跡はありませんが、なんとも居心地が良く、この街、とっても気に入りました。
有名なアンティーク市が開かれる日曜日も賑やかで楽しいと思いますが、平日のリル・シュル・ラ・ソルグものんびりと落ち着いた雰囲気が楽しめて、おすすめですよ。
リル・シュル・ラ・ソルグへのアクセス
- アヴィニョン中央駅(Avignon Centre)から電車で約30分。リル・シュル・ラ・ソルグ駅は旧市街のすぐそばにあります。
- アヴィニョンから #906のバスで約50分。リル・シュル・ラ・ソルグのRobert Vasseで下車。バス停から橋を渡ると旧市街です。
- エクス・アン・プロヴァンスから #57のバスで約1時間10分。リル・シュル・ラ・ソルグのRobert Vasseで下車。バス停から橋を渡ると旧市街です。


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