2025年5月~6月 ヨーロッパ旅行(ポルトガル、スペイン、フランス)
ニームから電車に乗って約30分、プロヴァンス地方のアヴィニョン(Avignon)にやってきました。
アヴィニョンには15年前にマルセイユから日帰りで訪れたことがあります(→ その時のブログはこちら)。とても居心地の良い街だったし、交通の便も良いので、今回は、アヴィニョンに4泊して、アヴィニョンから日帰りでプロヴァンス地方の街をいくつか回ってみることにしました。
アヴィニョンの旧市街
アヴィニョンは、14世紀に、ローマ教皇が教皇庁をローマからアヴィニヨンに移したことにより発展した町です。旧市街は全長4.3km にわたる頑丈な城壁で取り囲まれています。


アヴィニョンの良いところは、旧市街が鉄道駅のすぐ近くにあるという点。アヴィニョン中央駅(Avignon Centre)の真正面に旧市街へ入る門があるんです。
駅前から道路を渡って旧市街に入ると、レピュブリック通り(Rue de la République)という商店街が続きます。

商店街を真っすぐ歩いていくと、時計台広場(Place de l’Horloge)に到着。

プラタナスの木が茂るこの広場は、アヴィニョン旧市街の中心となる場所。市庁舎やオペラハウスといった壮麗な建物が建つ美しい広場です。

この広場から旧市街の奥へ向かって細い路地を進んでいくと、14世紀に建てられた壮大な教皇宮殿(Palais des Papes)が現れます。

教皇宮殿の隣にはノートルダム・デ・ドン大聖堂(Notre-Dame des Doms)も建っています。

15年前に訪れた時は、教皇宮殿の中には入らなかったので、今回は内部見学をしてみることに。


アヴィニョンでは、時計台広場、教皇宮殿や大聖堂、ロシェ・デ・ドン公園といった主な観光名所を回った後は、旧市街の中を、気の向くままに、ぶらぶらと散策してみると楽しいと思います。


アヴィニョンの旧市街は意外と広く、庶民的な商店街があったり、普通の住宅街っぽいエリアがあったり、カフェやレストランが並ぶ素敵な広場が突然現れたりと、歩けば歩くほど新しい発見があります。



また、旧市街の北側には、ローヌ川が流れているので、城壁の外に出て、川沿いを散歩してもいいし、12世紀に造られたサン・べネゼ橋(Pont Saint-Bénézet)の上を歩くこともできます。

アヴィニョンのおすすめレストラン L’Agape
今回のアヴィニョン滞在中に食事をしたお店の中で最も気に入ったのが、L’Agape というレストランです。

ランチ時だったので、2コースで€26と値段もお手頃。


前菜・メインともに、とても優しい味付けで、美味しかった~。
サービスもフレンドリーで感じが良く、おすすめです。
アヴィニョンで泊まったホテル
今回は、アヴィニョン自体の観光よりも、周辺の町へ日帰りで出かけることが目的だったので、アヴィニョン中央駅の近くにある Novotel Hotel に宿泊しました。
ホテルのある場所はアヴィニョン旧市街の外になりますが、ホテルから道路を渡ると旧市街なので、アヴィニョン旧市街の観光にも決して不便ではありません。
ただし、近代的な大型ホテルなので、アヴィニョン観光が主な目的の場合は、やはり旧市街の中に泊ったほうが楽しいと思います。
一方、私たちのように、電車やバスを使って毎日周辺の町へ出かける、という場合は、Novotel Hotel は、鉄道駅にもバスターミナルにも近く、またサービスもしっかりしてるし、プールもあって寛げるので、おすすめです。宿泊料金もかなりお手頃でした。
アヴィニョンへのアクセス
- パリからTGVで約2時間40分(注:TGVが停まるアヴィニョンTGV駅は旧市街からかなり離れた場所にあります。)
- マルセイユからアヴィニョン中央駅’まで電車で約1時間半(TGV以外の電車はアヴィニョン中央駅に停まります)
- エクス・アン・プロヴァンスからバスで約1時間20分(アヴィニョンのバスターミナルはアヴィニョン中央駅に隣接しています)
- アヴィニョンは電車やバスの便が良いので、アヴィニョンから日帰りで、アルル(電車20分)、ニーム(電車で約30分)、サン・レミ・ド・プロヴァンス(バスで約50分)、リル・シュル・ラ・ソルグ(バスで約1時間)などの街を訪れることができます。
コメント