2016年12月 ベトナム&ラオス旅行
今回のハノイ行きを計画し始めた時、ベトナム北部山岳地のサパというところまで足を伸ばしてみたいな、と思っていたのです。でも、調べて見ると、12月のサパはかなり寒そう。。。それに、ハノイからサパへは、列車かバスを使ってかなりの長時間移動になるみたいで、なかなか大変そう。。。
で、地図を眺めていたら、ラオスの古都ルアンパバーンが、ハノイから意外と近いことに気づいたんです。近いと言っても、もちろん飛行機に乗らなきゃいけない距離なんですが、慣れない国では、列車や車を使って移動するよりも、飛行機で移動しちゃった方が楽なんですよね。そんな訳で、結局、ベトナムのサパは諦めて、その代わりにラオスのルアンパバーンを訪れることとなりました。
ルアンパバーン (Luang Prabang) は、14世紀にラーオ族によって築かれた王朝「ラーンサーン王国」の都だった町。
今では、ルアンパバーンの町全体がユネスコの世界遺産になっていて、町の中には数え切れないほどたくさんのお寺が点在しています。
煌びやかなお寺もあれば、鄙びたお寺もあり、お寺巡りがとても楽しい!
徒歩でも回れるし、レンタサイクルで回ることもできます。
ルアンパバーンの町は、メコン川とカーン川という2つの川が交わる場所にあります。
カーン川には、竹で作られたこんな橋がかかってます。
この竹の橋は、雨期になって川の水量が増えると流されちゃうので、その度に新しいものを作り直すんだそう。
町の真ん中には、プーシーの丘という小高い丘があって、頂上まで登れるようになっています。
頂上にはお寺があって、そこからは、緑豊かな自然に囲まれたルアンパバーンの町を一望することができます。
ラオスは、ベトナムと同じく、フランスの植民地だったので、ルアンパバーンの町にも植民地時代のコロニアルな建築物が多いと言われているんだけど、ハノイやホーチミンシティで見られるようなコロニアル風建造物とは全く雰囲気が異なります。
コロニアル風の建築物もあるんだけど、木造建築が多いからか、仏教建築の影響なのか、「昭和の日本」に舞い戻ったような、なんだか懐かしい街並み。
時間がゆったりと流れていて、アジアの町にありがちな喧騒というものがないんです。お寺に、レトロな木造建築に、川や山といった自然。なんか、ちょっと、京都の嵐山や嵯峨野みたいで、ホッと気分が落ち着く、居心地の良い町です。
でもって、街には、面白い雑貨のお店やら、素敵なアクセサリーやスカーフのお店やら、雰囲気の良いカフェやレストランもあって、散策がめっちゃ楽しい!
夜もね、町のメインストリートでは毎日ナイトマーケットが開かれるし、素敵なバーがあったりして、楽しいんですよー。
ルアンパバーンの街には、袈裟をまとったお坊さんがたくさん歩いてます。
ラオスでは、男性は、一生に一度は「出家」をするのが義務なんだそう。また、出家をしてお寺に入ると、無料で教育が受けられることから、可愛らしい子供のお坊さんもたくさん見かけます。(男の子だけですけどね。。。)
そして、ルアンパバーンでは、お坊さんたちが行列を成して町を歩き、食料の施しを受けるという「托鉢」も、毎日行われるんですよ。
托鉢については、次回のブログで。。。
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