ダンブッラ石窟寺院

[2016年1月20日～30日  スリランカ旅行記③]

スリランカ第2日目は、ネゴンボからシギリヤまで車で移動。

今回の旅では、ドライバー付の車を手配してあったので、とっても楽チン。スリランカ滞在中の11日間、ずっと同じドライバーさんにお世話になりました。ドライバーさんはガイドも兼ねているので、車窓に見える景色の説明もしてくれます。ネゴンボからシギリヤに向けて内陸に入っていくと、途中、煉瓦やテラコッタの瓦やタイルを作る工場が並ぶ町があったり、ココナッツやゴムの木のプランテーションがあったり、カシューナッツ、マホガニー、ティーク、等の木が茂っていたり、初めて訪れる国だけに、何もかもが目新しくて楽しいドライブです。

 

さて、この日の目玉は、シギリヤの少し手前のダンブッラ (Dambulla) という所にある ダンブッラ石窟寺院 (Dambulla Cave Temple) というユネスコの世界遺産にもなっているお寺。

お寺の駐車場に到着すると、金ぴかの巨大な仏像とストゥーパがお出迎え。。。ダンブッラ石窟寺院はダンブッラ黄金寺院とも呼ばれるので、これがその寺院かと一瞬戸惑ってしまいますが、世界遺産にもなっているダンブッラ石窟寺院は、この金ぴか巨大仏像の裏手に聳え立つ岩山の上にあるお寺。金ぴか巨大仏像の左手にある門からひたすら階段を登っていかなくてはなりません。

日本にも長い石段が続くお寺はたくさんありますが、このダンブッラ石窟寺院への道程は、ちょっとした山登り。。。結構大変です。

途中、可愛いお猿さんが一杯います。

お猿さんをカメラに収めるふりをしながら、ちょっと休憩したりして。。。（笑）

そうこうしているうちに、ようやく岩山の上のお寺に到着です。頑張って登った甲斐があって、ここからは周りの美しい景色も見渡せます。

 

ダンブッラ石窟寺院は、岩山の洞窟を利用して造られたお寺。

紀元前１世紀、タミル人の攻撃によって都を追われたシンハラ朝のワッタガーマニー・アバヤ王は、僧院としていた使われていたこの洞窟にかくまってもらいます。後に再び都を奪還した王は、助けてもらったことを感謝し、ここに寺院を建てました。その後、この寺院には歴代の王が増築を施し、現在では、５つの洞窟の中に仏像が祭られています。

 

第一窟

とっても小さな洞窟。洞窟一杯一杯に全長14mの巨大な涅槃像が横たわっています。

厳粛な雰囲気のする洞窟です。

 

 

第二窟

一転して、こちらは、かなり広い洞窟。

やはり涅槃像が横たわってますが、その他にも仏像が一杯！

洞窟内の壁面から天井まで全てがフレスコ画に覆われていて、見事です！

美しい！！！

 

 

第三窟

第三の洞窟はキャンディ王国時代（18世紀）に造られたもの。

第二の洞窟ほど広くはありませんが、こちらの洞窟にも仏像が一杯。

涅槃像が美しい。。。

 

 

第四窟

この洞窟は、キャンディ王国末期に造られたもの。

前の３つの洞窟に比べると、繊細さに欠ける感じ。

色合いも、いまひとつ私の好みではないかな。。。

 

第五窟

1915年に造られた小さな洞窟。

こちらも、やっぱり繊細さや色合いが今ひとつかな。

 

 

第１～３窟が素晴らしかっただけに、最後の２つの洞窟はちょっと見劣りがしてしまいましたが、いや～、さすが世界遺産。ダンブッラ石窟寺院は素晴らしかったです。

ところで、ダンブッラ石窟寺院を見学した時に、夫から、どうして日本には涅槃像がないのか？と質問を受けました。そういえば、日本では涅槃像って殆ど見かけないですよね。どうしてなんでしょう？　ご存知の方いらっしゃったら、教えてください～。

 

ダンブッラ石窟寺院を観光した後は、再び車を走らせて、シギリヤのホテルに到着。

ネゴンボを出発してシギリヤまで、途中ダンブッラ石窟寺院を観光した時間も含めると、5～６時間ぐらいかかったと思います。　ホテルに着いてからちょっと遅めのランチをとって、午後はホテルでまったりとリラックス。明日のブログでは、シギリヤで泊まったステキなホテルを紹介します☆