世界遺産の大聖堂が必見! ブルゴス

スペイン

2024年5月~6月 スペイン北部 + イタリア南部 + フィンランド

バスク州のビルバオから高速バスに乗って約1時間45分、カスティーリャ・イ・レオン州ブルゴスにやってきました。

ブルゴス(Burgos)は、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の道が通る町。そして、この町の最大の見どころは、ユネスコの世界遺産にも登録されている大聖堂です。

カスティーリャ・イ・レオン州には、サラマンカセゴビアなど、美しい町がたくさんありますが、ブルゴスもとても美しい町でした。私たちは2泊しましたが、旧市街はこぢんまりとしていて観光しやすく、1泊だけでも十分に楽しめる町だと思います。

私たちが訪れたのは5月中旬だったのですが、思いのほか気温が低くて、びっくりしました。調べてみると、ブルゴスの標高は865メートルもあるんですね。冬は雪が降ることもあるようです。

サンタ・マリア門

ビルバオから高速バスでブルゴスの町に到着。バスターミナルから北へ向かって200メートルほど歩き、アランソン川に架かる橋を渡ると、サンタ・マリア門(Arco de Santa Maria)が目の前に現れます。

この美しい門が、ブルゴス旧市街への入口です。

ブルゴス大聖堂

サンタ・マリア門をくぐって旧市街に入ると、ブルゴス大聖堂(Catedral de Burgos)が目の前に。。。

わーお、すごい迫力です。

ブルゴス大聖堂の見学チケット(10ユーロ)を買って、建物右手にあるサルメンタル門(Puerta del Sarmental)から中に入ります。

白を基調にした繊細で優美な装飾は思わずため息が出るほど美しく。。。

美しいバラ窓
重厚感のある木彫りの聖歌隊席
煌びやかな祭壇

まるでレースのような透かし彫りが施された天井。光が差し込んで美しい!

大聖堂の中には、数えきれないくらいたくさんの礼拝堂があり、それぞれが美しく装飾されています。私が今まで訪れた中で、もっとも見ごたえのある教会でした。

ブルゴス大聖堂は、世界遺産にも登録されている観光名所ですが、同時に、信者の人たちが祈りを捧げたり、信者のためのミサが行われる教会でもあります。大聖堂の西側には、信者の人たちがお祈りをするための入口があり、そこからは誰でも無料で入ることができるのですが、そこから入っても、大聖堂の肝心なエリアを見ることはできません。

ブルゴスまでやってきて、この美しい大聖堂の内部を見ないのはもったいないです。入場料を払って是非内部見学されることをおすすめします。

ブルゴスの伝統舞踊

私たちがブルゴスを訪れた日、ラッキーなことに、旧市街のマヨール広場(Plaza Mayor)で、ブルゴスの伝統舞踊を披露する催しが開かれていました。

まず最初は、子供たちの踊り。可愛い~。

そのあとは、若い娘さんたちの踊りが披露され。。。

そして最後は、成年男女による踊り。リズムにのって、スカートをバルーンのように膨らませたり閉じたりするのが凄いです。 下に動画を貼りましたので、是非見てみてくださいね!

いや~、楽しかったです。

ブルゴスのおすすめバル&レストラン

ブルゴスの旧市街にはたくさんのレストランやバルがありますが、特におすすめしたいのが、サン・ロレンツォ通り(Calle de San Lorenzo)というバル街です。

初日に食事をしたのが、この通りにある La Quinta del Monje というタパスバー。

人気店らしく、お客さんでいっぱいでしたが、運よく店内にテーブルをゲット。カウンターにはピンチョスもたくさん並んでいるのですが、タパスメニューから大好きなパドロンペッパーの素揚げと、牛肉のグリルを注文しました。

モダンな雰囲気で、活気があって、楽しいお店です。

翌日は、やはり同じ通りにある Casa Pancho というお店でランチ。

1階は上の写真のようなバルなのですが、2階にはレストランのスペースがあって、私たちはそちらで食事をすることにしました。ラム肉のグリルが最高に美味しかったです!

こちらのお店は、昔ながらの伝統的な雰囲気のバル&レストラン。地元の人たちで大変賑わっていました。

ブルゴスの街並み

ブルゴスには2泊したので、ブルゴス大聖堂の見学に加え、ゆっくりと町を散策する時間もありました。

ブルゴスの旧市街には、出窓風の窓がついた建物がたくさんあります。

この写真を撮った時は早朝なのでひっそりしてますが、日中はもっとにぎやかです。

こちらは、レコンキスタ時代の英雄エル・シッドの像。

エル・シッドは、ブルゴス出身で、ブルゴス大聖堂の中にはエル・シッド夫妻のお墓もあるんですよ。

ブルゴス旧市街の大聖堂の裏手(北側)は、小高い丘になっていて、ブルゴス城が建っています。私たちが訪れた時は、工事か何かで、お城は閉鎖されており、中に入ることはできなかったのですが、ブルゴス城のすぐ近くに展望台があり、ブルゴスの町とその向こうに広がる丘を一望することができました。

ブルゴス城の周辺には、かつて城塞都市だった頃に町を取り囲んでいた城壁と門も一部残っています。

馬蹄型をしたムデハル様式のサン・エステバン門

ブルゴスのおすすめホテル

ブルゴスでは、AC Hotel Burgos というマリオット系のホテルに泊まりました。

自然の光がたっぷりと入る、明るくて機能的な客室。

フロントデスクの方もとても感じが良くて◎。宿泊料金も1泊110ユーロとお手頃な値段。

でもって、このホテル、ロケーションが素晴らしいです。

旧市街の入口となるサンタ・マリア門から、プラタナスの並木道を2分ほど歩いたところにあるんです。

アルランソン川沿いに続くプラタナスの並木道

この並木道、プラタナスの木が美しく剪定されているのですが、なんと、木の枝が隣の木の枝と繋がってるんです。

道の向かい側の木と繋がってる場所は、まるで、アーケードの屋根のようにアーチ状になっていて、とても美しかったです。

ブルゴスへのアクセス

ブルゴスへは、バスク州のビルバオからは、ALSA社の高速バスで約1時間45分。ラ・リオハ州のログローニョからは、Jimenez Movilidad社の高速バスで約2時間。高速バスが到着するバスターミナルから旧市街の入口(サンタ・マリア門)までは徒歩5分ほど。平坦な道なので簡単に歩けます。

マドリードからは、スペイン国鉄(RENFE)の高速鉄道で1時間半~2時間ほど。ただし、ブルゴスの鉄道駅(Burgos Rosa Manzano)から旧市街までは7キロほど離れています。マドリード⇔ブルゴス間の列車は、マドリード北部のチャマルティン駅発着です。

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