2023年9月~10月 英国 + ロードス島
ロンドン滞在中、今まで訪れたことのないところに行ってみたいね、ということで、ロンドン北部のイズリントン(Islington)というエリアを訪れてみることに。。。
イズリントンの繁華街の最寄り駅となるのは、地下鉄ノーザン線のエンジェル駅。
エンジェル駅から北へと延びるアッパー・ストリート沿いには、おしゃれなショップやカフェ、レストランが並び、なかなか素敵な街並みです。
イズリントンの繁華街を少し散策した後は、再びエンジェル駅へ戻り、そこから東に向かって、リージェンツ・カナルという運河沿いの遊歩道を散策します。
リージェンツ・カナル(Regent’s Canal)は、ロンドン西部のパディントン駅近くから始まり、ロンドン北部を西から東へと貫通し、その後南下してテムズ川へと通じる全長13.7キロの運河です。
かつては石炭や資材を輸送するための水路として重要な役割を担っていた運河ですが、その後輸送手段が鉄道に変わり、今ではすっかり市民の憩いの場に。。。トンネルとなっている一部区間(上の地図の点線部)を除き、運河沿いに遊歩道が設置されています。
こちらは、標高差のある運河を船が通行するためのロック(Lock)と呼ばれる水門。
船がロックに入ってきたら前後の水門を閉め、水門内の水位を進行方向の水位まで調節した後に、進行方向の水門を開けて、船が出ていくという、言ってみれば、運河のエレベーターのような装置です。
リージェント・カナル沿いには、たくさんのボートが停泊しています。
中には、洗濯物が干してあったり、植木鉢で野菜を育てているボートもあったりして、ボートで生活している人もいるみたい。
運河沿いの遊歩道はどこまでも続くのですが、私たちが歩いたのは、エンジェル駅の東側から Baring Street までの約2キロの区間です。
なぜ Baring Street で歩くのをやめたかというと。。。
行ってみたいパブがあったから!!
The Baring というこちらのパブは、いわゆる「ガストロパブ」と呼ばれる食事の美味しさに定評があるパブ。前日の夜に下調べをして、ランチの予約を入れてあったのです。
お料理はいつものように、前菜2皿+メイン1皿を頼んで、二人でシェア。
前菜はこちらの2皿
サルシフィー(ゴボウに似た野菜)と梨を使った一品。ローストしたサルシフィーの甘味に、味噌を使ったまろやかなソースとクランチーなピーナッツがとても良く合ってます。
マッカレル(鯖)のタルタルとスモークしたビートルートを組み合わせた一品。お野菜たっぷりで、スマックというちょっと酸味のある中東のスパイスも使われていて、さっぱりした味。やはり、普通のパブ飯とは違って、なかなか手が込んでいますね~。
そして、メインには、日曜日だったので、ローストを選んでみました。(英国では「サンデー・ロースト」と言って、日曜日にローストを食べる習慣があります。)
お肉(ビーフ)にはグレービー・ソースがかかっていて、ヨークシャー・プディングとホースラディッシュが添えられています。サイドディッシュとして、ローストしたキャベツとじゃがいもが出てきました。
お肉の塊がドーンと出てくるローストは苦手だけど、こんな風に美味しい部位だけカットして出してくれるローストはいいですね。また、サイドのキャベツのローストが、甘味があって、とーっても美味しかったです!
お料理も美味しいし、雰囲気もサービスも良くて、このパブ、とっても気に入りました。下調べをしていた時に、イズリントン周辺には良さげなパブがたくさんあったので、どのお店にしようかかなり迷ったのですが、このお店を選んで良かった~。日曜日のランチは家族連れも多く、満席になっていましたので、予約を入れておいて正解でした。
いつものロンドンとはちょっと違った1日、とても楽しかったです。
ランチの後は、パブの近くのバス停から141番のバスに乗ってでダブルデッカーでロンドン・ブリッジ駅まで戻りました。ロンドンは、電車・地下鉄・バスといった公共交通網が張り巡らされているので、どこでも簡単に移動できちゃうのが良いところ。
今回ロンドンを訪れて気づいたのですが、ロンドンでは、オイスターカードがなくても、タッチ決済のクレジットカードを使って公共交通機関に乗ることができるようになったんですね。クレジットカードで乗っても、オイスターカードと運賃は同じなので、もうオイスターカードを購入する必要はありません。これ、旅行者にはとても便利ですよね! 私の住むメルボルンでも導入してほしいなあ。(シドニーではすでに導入されています。)
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