2022年8月 イタリア旅行
今回、ローマには、オーストラリアから到着した日に１泊、そしてオーストラリアへ帰る前に２泊しただけなので、丸一日時間があったのは、オーストラリアへ帰る前の日の一日だけ。ローマには今まで何度か訪れたことがあるので、あえてローマ滞在は短めにしたのですが、実際にローマに来てみると、やっぱり行きたいところがいっぱいあって、最終日にどこへ訪れるか、とっても迷いました。
ローマには観光すべきスポットが本当にたくさんありますよね。なかでも、バチカン市国のサンピエトロ大聖堂とフォロ・ロマーノ（古代ローマ遺跡群）が私は大好きなのですが、今回は敢えてこの２か所は行かずに、今まで訪れたことがないユダヤ人地区とアヴェンティーノの丘に行ってみることにしました。
滞在していたプラティ地区からアヴェンティーノの丘へはかなり距離があるのですが、途中、いくつもの観光スポットに寄り道をしたり、教会を覗いてみたり、カフェで休憩をしたりしながら、のんびりと歩いたので、特に疲れを感じることもなく、楽しく散策することができました。
我ながら、なかなか良い散策ルートだなと思いましたので、順を追ってご紹介したいと思います。
ウンベルト１世橋（Ponte Umberto I）
まずは、滞在していたプラティ地区から、テヴェレ川に架かるウンベルト１世橋を渡ります。
ウンベルト１世橋からは、サンタンジェロ橋とバチカンのサンピエトロ大聖堂が真正面に見えます。ここは、私が、ローマで一番好きなフォトスポットです。
サンタ・マリア・デッラニマ教会（Santa Maria dell’Anima）
ウンベルト１世橋を渡って少し歩くと、ナヴォ―ナ広場の近くにサンタ・マリア・デッラニマ教会という教会があったので、中に入ってみました。
この教会は、外見はとても地味なのですが、内部の装飾がとても美しくてびっくり！
ガイドブックにも載っていない教会でしたが、絵画や装飾の色合いが上品で美しく、とても気に入りました。
ナヴォ―ナ広場（Piazza Navona）
ナヴォ―ナ広場は、彫刻で飾られた３つの噴水が配置された美しい広場です。
日中は観光客や物売りでごった返しているのですが、早朝に訪れると人が少なくて、ひっそり。
人が少ないと、広場の美しさが際立ちますね。 早朝のナヴォ―ナ広場、おすすめです！
パンテオン（Pantheon）
ナヴォ―ナ広場から西へ少し歩いたところには、パンテオン神殿があります。
古代建築でありながら、内部の幾何学的なデザインは、まるで、斬新なモダンアートのよう。
巨大なドーム天井と、天窓から差し込む光が、とても神秘的。何度訪れても感動する大好きなスポットです。
トッレ・アルジェンティーナ広場（Largo di Torre Argentina）
パンテオン神殿から南へ向かって歩くと、町の中に、突如、古代遺跡が現れます。
フォロ・ロマーノのような壮大さはありませんが、町の中にこんな古代遺跡があるなんてびっくりです。
ユダヤ人街（Ghetto di Roma）
トッレ・アルジェンティーナ広場の南には、かつてユダヤ人の居住区だったエリアがあります。
ユダヤ系の料理を出す食堂やカフェがたくさん並んでいるので、お昼時なら、ここで食事をするのも楽しいだろうなあ、と思います。
シナゴーグ（Tempio Maggiore di Roma）には、博物館も併設されていて、とても見ごたえがあります。
この周辺には、古代ローマ遺跡もたくさん残っていました。
ティベリーナ島（Isola Tiberina）
ユダヤ人街のすぐ南にはテヴェレ川が流れています。川の真ん中にはティベリーナ島という小さな島が浮かんでいて、川の両岸から橋で繋がっています。
ティベリーナ島には、サン・バルトロメオ教会という美しい教会が建っています。
真実の口（Bocca della Verita）
ティベリーナ島からは、川の向こう岸のトラステヴェレ地区へ抜けることもできるのですが、今回の散策では、再び川の北側（ユダヤ地区側）へ戻り、テヴェレ川沿いに南下していきます。
しばらく歩くと、左手に煉瓦造りのサンタマリア・イン・コスメディン教会が見えてきます。この教会の柱廊には、ローマの休日の映画で有名になった「真実の口」という彫刻が展示されています。
教会内部には、古い木組みの梁や床モザイクも残っていて、とても趣のある教会です。
アヴェンティーノの丘 (Monte Aventino)
サンタマリア・イン・コスメディン教会を訪れた後は、教会の南にあるアヴェンティーノの丘へ向かって、緩やかな坂道を登って行きます。
アヴェンティーノの丘の上には、緑豊かな公園があり、ここからは、ローマの町を一望することができるんですよ。
また、公園の近くにあるマルタ騎士団の館は、扉の鍵穴を覗くと、サンピエトロ大聖堂が見えるということで、人気の観光スポットになっています。
トラステヴェレ地区 (Trastevere)
アヴェンティーノの丘を散策した後は、テヴェレ川の向こう岸に渡って、トラステヴェレ地区へ。ローマの下町と言われるトラステヴェレ地区は、私の大好きなエリアです。
トラステヴェレ地区にあるサンタマリア・イン・トラステヴェレ教会（Santa Maria in Trastevere）は、外観と内部のモザイクが大変美しく、必見です。
トラステヴェレ地区には素敵なカフェや美味しいレストランもたくさんあるので、ここで昼食をとるのがおすすめ！
今回、トラステヴェレ地区で入ったオステリアLa Gensola というオステリアは、お料理も美味しくて、居心地も良くて、大当たりでした。（→ 詳しくはこちら）
ジュリア通り（Via Giulia）
トラステヴェレ地区でゆっくり時間を過ごした後は、再びテヴェレ川を渡り、ジュリア通りを北へ向かって歩きます。
ジュリア通りは、古い石畳の道に、歴史ある邸宅や宮殿が並ぶ趣ある通りです。
サンタンジェロ城（Castel Sant’Angelo）
ジュリア通りから北へ歩くと、テヴェレ川とサンタンジェロ城が見えてきます。
サンタンジェロ城の正面にあるサンタンジェロ橋は、橋の欄干に１０体の天使像が並ぶ美しい橋。
サンタンジェロ城の近くには、Neve di Latte というとても美味しいジェラート屋さんがあるので、休憩がてら、ぜひ美味しいアイスクリームを食べてみてくださいね！
私は、サンタンジェロ城近くのホテルに泊まっていたので（→ こちら）、ここからホテルに戻りましたが、サンタンジェロ城からはバチカン市国まで徒歩１０分ほどです。体力＆時間がある方は、この後、バチカン市国を訪れても良いと思います。
ちなみに、今回、ローマを訪れるにあたり、私が参考にしたガイドブックはこちら↓
普通のガイドブックには載っていないようなスポットや、素敵なお店がいっぱい紹介されています。滞在していたプラティ地区の情報もたくさん載っていたので、とても参考になりました。おすすめのガイドブックです！
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