サンティアゴ・デ・コンポステーラ 街歩き

スペイン

2019年5月~6月 ヨーロッパ旅行

サンティアゴ・デ・コンポステーラの旧市街には、前回のブログで紹介した大聖堂の他にも、教会や修道院などの美しい建造物が数え切れないほどたくさんあり、ブラブラと散策するのが本当に楽しい街でした。

大聖堂を取り囲む4つの美しい広場

サンティアゴ・デ・コンポステーラ観光の目玉となるのが、前回のブログ(→こちら)で紹介した大聖堂。 場所的には旧市街の西端に位置しているのですが、サンティアゴ・デ・コンポステーラの街の中心とも言える場所で、大聖堂の周辺は、いつも観光客でいっぱいです。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂

この大聖堂を取り囲むように、オブラドイロ広場、インマキュラーダ広場、キンターナ広場、プラテリアス広場、という4つの広場があります。まずは、大聖堂の周りをぐるりと回って、4つの美しい広場を鑑賞しましょう。

大聖堂の正面(西側)にあるのが、オブラドイロ広場 (Praza del Obradoiro)

大聖堂、コレシオ・デ・シェローメ(Colexio de San Xerome)、パソ・デ・ラショイ(Pazo de Raxoi)、オスタル・ドス・レイス・カトリコス (Hostal dos Reis Catolicos)、という4つの壮麗な建物で囲まれた大きな広場です。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学のオフィスとなっている コレシオ・デ・シェローメ
パソ・デ・ラショイ。現在は自治体庁舎として使用されている。
オスタル・ドス・レイス・カトリコス。かつて病院だった建物で、現在は、パラドール(ホテル)となっている。

オブラドイロ広場からアーチ状の通路を通って大聖堂の北側へ抜けると、インマキュラーダ広場 (Praza da Inmaculada) という小さな広場が現れます。

インマキュラーダ広場の北側には、サン・マルティーニョ・ピナリオ修道院(Mosteiro de San Martino Pinario)が建っています。

壮大なサン・マルティーニョ・ピナリオ修道院。建物の一部は博物館となっている。

そして、インマキュラーダ広場から大聖堂の裏側(東側)にまわると、キンターナ広場(Praza da Quintana)という壮大な広場が現れます。

聖年にしか開かないという大聖堂の聖門は、この広場に面している。

キンターナ広場の東側には、サン・パイオ・デ・アンテアルターレス修道院(Mosteiro de San Paio de Antealtares)があり、修道院の中には、Museo de Arte Sacra という博物館があります。

Museo de Arte Sacraへの入り口

そして、キンターナ広場から大聖堂の南側に回ったところにあるのが、プラテリアス広場 (Praza das Praterías)

広場の真ん中に、Fuente de los Caballos(馬の噴水)という美しい噴水があり、小さいながらとても美しい広場です。

中世の雰囲気溢れる4本の美しい通り

サンティアゴ・デ・コンポステーラの旧市街は、どこもかしこも中世の雰囲気に溢れているのですが、その中でも特に散策が楽しいのが、大聖堂の南側にあるプラテリアス広場から伸びる、フランコ通り (Rua do Franco)、ライニャ通り (Rua da Raíña)、ヴィラール通り (Rua do Vilar)、ノヴァ通り (Rua Nova) という4本の通りです。

ヴィラール通り
ノヴァ通り
フランコ通りに建つコレシオ・デ・フォンセカ (Colexio de Fonseca)。サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学の学舎だった建物で 現在は大学の図書館として使われている。
フランコ通りと ライニャ 通りの間にある フォンセカ広場
昔ながらのバルが軒を連ねるライニャ通り。

この4本の通りには、古~い建物が並び、通りを歩いているだけで、中世にタイムスリップしたかのような気分が味わえます。昔ながらのバルも軒を連ね、めっちゃ散策が楽しいエリアです。

活気に満ちたアバストス市場

旧市街の東端にあるアバストス市場 (Mercado de Abastos) とその周辺も、散策がとーっても楽しいエリアです。

古い石造りの建物が並ぶアバストス市場

石造りの建物の中に、野菜や果物、肉類、魚介類などの生鮮食料品の店が並んでいます。

市場の中には、タパスバーが並ぶエリアもあります。

市場の外の通りにも、バルがずらりと並んでいたり。。。

カフェやレストランのテラス席が並ぶ広場があったり。。。

いつもたくさんの人で溢れていて、活気があるエリアです。

静かで落ち着いた街並みが広がる旧市街北東部

一方、静かで落ち着いた街並みが素敵だな、と感じたのが、旧市街の北東部です。

この辺りには、ガイドブックにも載っていないような、修道院や、小さな教会がたくさん点在しています。

Iglexa de San Martin Pinario
Parroquia de San Miguel Dos Agros
Iglexa de Santa Maria do Camino

センスの良い小さなブティックが軒を連ねる通りがあったり、良さげなカフェやバルがあったり。。。 観光客は少ないのですが、なかなかおしゃれなエリアだな、と思いました。

旧市街の外側

サンティアゴ・デ・コンポステーラは、旧市街の外側にも昔ながらの趣が残る魅力的な通りがあるんです。

特に素敵だな、と思ったのが、旧市街の北東部から東へ延びるサンペドロ通り (Rua de San Pedro) という通り。

サンペドロ通りは、東方面から入ってくる巡礼者が通る道となっているようで、この周辺では、巡礼者も数多く見かけました。いわゆる、日本でいうところの「参道」みたいな感じで、昔から栄えていた通りなんでしょうね。飲食店やショップもたくさん並んでいて、旧市街の外だけど、散策が楽しい通りです。

そして、旧市街から西へ延びる、オルタ通り (Rua dos Hortas) という通りも、昔ながらの雰囲気が残る素敵な通りでした。

この道は、多分、西方面から入ってくる巡礼者が通る道なんだと思います。石畳の道に、昔ながらの建物が並ぶ、鄙びた雰囲気がいい感じ。 サンペドロ通りのような商店街ではないので、観光客は殆ど歩いていないのですが、私たちの宿泊したホテルは旧市街の西にあったので、毎日、タイムスリップをしたような気分に浸りながら、この通りを歩いてました。

サンティアゴ・デ・コンポステーラのおすすめホテル

サンティアゴ ・デ・コンポステーラ では、ホテル・パラシオ・デル・カルメン (Hotel Palacio del Carmen) というホテルに宿泊しました。

かつて修道院だった建物を改装したホテル。

客室の内装はちょっと古めだったけど、ロビーなどの公共のエリアは、モダンでスタイリッシュで、なかなか素敵なホテルでした。

何よりも気に入ったのが、このホテルのロケーション。旧市街の外にあるのですが、このホテルの周辺は、近代的なビルなどは建っていなくて、緑も多く、静かでとても落ち着いた雰囲気のエリアです。そして、旧市街の大聖堂までも、徒歩約7分と近いので、観光にもとても便利。ホテルの敷地内には無料駐車場もあるので、車で旅をしている人にもおすすめです。

→ ホテル・パラシオ・デル・カルメン(Hotel Palacio del Carmen)

今回、サンティアゴ・デ・コンポステーラには2泊しました。初日は朝早くに到着したので、丸二日間観光する時間があったのですが、それでも足りないくらい、 サンティアゴ・デ・コンポステーラ は、見どころいっぱいで、魅力的で、楽しい町でした。

次回のブログでは、 サンティアゴ・デ・コンポステーラ で食べた美味しいものをご紹介します。

コメント

  1. koko より:

    こんにちわ。kokoです。
    サンチャゴ・デ・コンポステーラ素敵ですね。
    サンチャゴ・デ・コンポステーラの旧市街はトレドの旧市街よりも凄い!(凄いの意味が?ですが)と
    聞いたのですが本当ですか?
    旧市街ぶらぶら歩きが趣味の私としては生涯に一度は訪れてみたい街です。

    私ですが5月のアンダルシア旅行であまりの暑さのためか体調を崩し、帰国の前日に病院に行くはめに。
    その後遺症で先月まで通院していました。
    もう遠出は無理かなと弱気になっていたのですが、sowhatさんの記事を拝見し 俄然意欲が沸いてきました。
    体力トレーニング頑張るぞ!

  2. sowhat より:

    kokoさん、こんにちは!

    サンティアゴデコンポステーラは、どっぷりキリスト教の町なので、トレドのようなエキゾチックな魅力はないのですが、古い街並みがしっかりと残っていて、まさに旧市街ぶらぶら歩きが楽しい町でした。観光客もたくさんいるのですが、俗化されておらず、トレドほど観光客で溢れかえった感はありません。いかにも観光客向けの陳腐な土産物屋なども並んでいないので、私はとても気に入りました。

    ちなみに、旧市街散策がお好きでしたら、行かれたことがあるかもしれませんが、サラマンカやカセレスもおすすめですよ!!

    今年の5月のアンダルシアは猛暑だったんですね。私が昨年5月にアンダルシアを訪れた時は、びっくりするほど寒くて、それはそれでちょっとがっかりだったんですけど、猛暑もつらいですよね。
    日本も今猛暑が続いているようですので、どうぞお体にお気をつけください。

テキストのコピーはできません。

SOWHATの世界旅日記をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む

タイトルとURLをコピーしました