歴史とカオスが交差する町 カトマンズ

旅行時期:2018年11月  中国&ネパール


中国の桂林で3泊過ごした後、再び香港へ戻り、いよいよ今回の旅のお目当のネパール (Nepal) へ。ネパールの首都カトマンズへは、香港から飛行機で約5時間です。

ネパールを訪れたのは、ヒンズー教と仏教が混在したネパールの文化に興味があったから。カトマンズ2泊→ナガルコット1泊→カトマンズ2泊という日程で、カトマンズ盆地(Kathmandu Valley)と呼ばれるエリアの観光を楽しんできました。

多民族国家のネパールには様々な民族が居住していますが、カトマンズ盆地の文化に多大な影響を与えたのがネワール族という民族です。13世紀初頭にネワール族が築いたマッラ王朝は、当初、カトマンズ盆地のバクタプルを都としていましたが、その後、バクタプル王国、カトマンズ王国、パタン王国という3つの王国に分裂。マッラ王朝の3王国によるカトマンズ盆地の支配は、18世紀後半まで続きました。このため、カトマンズ盆地一帯には、マッラ王朝時代に築かれたネワール文化が、今でも色濃く残っています。

カトマンズ盆地には、カトマンズ、バクタプル、パタン、という3つの町の他にも、チベット仏教の聖地ボダナートや、ヒンズー教の聖地パシュパティナートなど、見所がたくさんあります。とても充実した旅だったので、ちょっと長い連載になりそうですが、まずは、古都としての趣ある風情と首都としての活気の両方を持ち合わせているカトマンズ(Kathmandu)の町からご紹介したいと思います。

ダルバール広場

カトマンズの町の一番の見所は、世界遺産にも登録されているダルバール広場 (Durbar Square) です。ダルバールというのは王宮という意味。ダルバール広場には、カトマンズ王国時代〜ネパール王国時代に建てられた王宮や寺院など、見所がぎっしり詰まっています。

カトマンズ王国時代に建てられた美しいヒンズー教寺院の数々

旧王宮「ハヌマン・ドカ(Hanuman Dhoka)」

ネパール王国時代に建てられたシヴァ・パールバティ寺院(Shiva-Parvati Temple)

シヴァ・パールバティ寺院の2階の窓からは、シヴァとパールバティの木彫りが町を見下ろしている

ヒンズー教のサドゥー(修行僧)

こちらは、ダルバール広場に建つクマリの館。

18世紀中頃、カトマンズ王国時代に建てられたクマリの館

重厚感ある木彫りの窓枠が美しいネワール建築

カトマンズ盆地一帯では、クマリ (Kumari) という生き神を信仰する文化が今でも続いています。生き神として選ばれた少女がこの館に住んでいるのです。中庭に面した窓からクマリが顔を見せることもあるようですが、クマリの写真を撮ることは禁じられています。

2015年に発生した大地震により、カトマンズは大きな被害を被り、ダルバール広場でも多くの歴史的建造物が被害を受けました。

倒壊してしまったものや、現在修復中で内部には入れない建造物も多いのですが、それでも、見ごたえがたっぷりある美しい広場です。

ダルバール広場への入場料は外国人は1000ルピーです。現地の一般の人たちが普通に往来している広場なので柵やゲートがあるわけではありませんが、広場への入り口付近にあるチケットオフィスで入場券を購入します。などがあるわけではチケットは、当日のみ有効ですが、広場南側にあるオフィスに写真とパスポートを持っていけば、滞在期間中有効になるパスを発行してもらえます。パスの発行には追加料金もかかりませんし、その場ですぐに手続きをしてもらえますので、カトマンズに複数日滞在する人はパスを発行してもらうことをお勧めします。

町中に点在するヒンズー教寺院や仏塔

ヒンズー教と仏教が混在するカトマンズの町には、数え切れないほどの寺院や仏塔が点在しています。

インドラチョークの交差点に建つヒンズー教寺院アカシュ・バイラブ(Akash Bhairab Temple)

カトマンズの町には、ガイドブックにも地図にも載っていない美しいヒンズー教寺院がたくさん建っている

17世紀中頃に建てられたと言われる仏塔カテシンブー・ストゥーパ(Kathesimbhu Stupa)

ヒンズー教寺院は、道沿いや交差点などに建っていることが多いのですが、仏塔は、バハール (Bahal) と呼ばれる中庭のようになったところに建っていることが多いです。

ヤトカ・バハール(Yatkha Bahar)

バハールは、通りから入り込んだところにあるので、注意していないと見過ごしてしまいます。カオス溢れる表通りからバハールに入ると、そこは静寂に満ちた別世界。

ハク・バハール(Haku Bahal)

バハールごとに特徴があって、中庭を取り囲む建物には美しい彫刻が施されたりしていることも多く、町を歩きながら趣あるバハールを見つけるのがとても楽しかったです。

カオスと活気溢れるカトマンズの町歩き

カトマンズの町は、古都ならではの趣ある街並みと、現在の首都としての活気やカオスが同時に存在していてるのが楽しいところ。

活気溢れるカトマンズの町の中で、最もカオスにあふれているのが、アサン・チョーク(Asan Chowk)です。ちなみに、「チョーク (Chowk)」というのは、広場のようになった交差点です。

アサン・チョークには、野菜やスパイス、干物などを売る人たちが集まり、青空市場のようになっています。さらにはヒンズー教寺院もいくつか建っているので、交差点を行き交う人やバイク、買い物をする人、寺院をお参りする人で、いつもごったがえしています。

ハーブやスパイス、ヒマラヤ岩塩などを売る女性

アサン・チョークから続くアサン・トール(Asan Tole)という通りには、衣料品や金物を売るお店がずらりと並んでいます。

アサン・トールを通り抜けたところにあるインドラ・チョーク(Indra Chowk)では、なんと、古い寺院が、毛織物を売る露店と化しています。

インドラ・チョークから細い路地を入ると、そこには、サリー用の布やスパンコールなどを売るお店がずらりと並んでいます。

インドラ・チョークからタメル地区へ向かって少し歩いたところにあるバンゲムダ・チョーク(Banghemuda Chowk)も、活気があって、楽しいエリア。

落花生を売る屋台があったり、道端で野菜を売っている人がいたり。。。

寺院か何かの土台が残っている場所があって、何故だかここにはいつもおじさんたちがたむろしています。

なんと、ミシンがけをしているおじさんまでいる!

こんなカオス溢れた街角がある一方で、ひっそりと、時に置いてきぼりにされたような商店街があったりするのもカトマンズの魅力。ナラデヴィ寺院の近くにあるキラガル・トール(Kilagal Tole)という通りには、一階部分に昔ながらの商店が入った古い建造物が並んでいて、とても素敵な雰囲気を醸し出していました。

カトマンズの町の良いところは、道にゴミが殆ど落ちていない、ということ。インドとかだと、道端がゴミだらけだったりするでしょ? 町歩きをしていて、ゴミがいっぱい落ちていると、あまり楽しい気分にはなれませんよね。カトマンズでは、商店街を歩いていると、お店の人が店先を箒で掃除している姿をよく見かけました。

とはいえ、カトマンズの町は、バイクの排気ガスと砂埃がひどくて、歩いていると喉が痛くなってきます。私は使わなかったのですが、マスクを持参すると便利だと思います。

丘の上の仏教寺院 スワヤンブナート

カトマンズの町の中心から3キロほど離れた丘の上には、スワヤンブナート (Swayambhunath) という仏教寺院が建っています。この寺院には、猿がいっぱいいるので、別名「モンキーテンプル」と呼ばれています。

丘のふもとから続く400段の階段を登って寺院に到着すると、そこには巨大な仏塔が。。。

この寺院の起源は古く、5世紀頃には既に存在していたと言われており、世界遺産にもなっています。

スワヤンブナートは、カトマンズの中心からは少し距離がありますので、アクセスにはタクシーを利用するのがおすすめです。

タメル地区のお勧めホテル

カトマンズでは、タメル地区にある Fairfield by Marriott というホテルに宿泊しました。

カトマンズのタメル地区は、観光客向けの土産物屋や飲食店などが集まっている繁華街です。

タメル地区は、ダルバール広場も徒歩圏内で、観光にとても便利なエリアなのですが、このエリアには、バックパッカーなどの安宿が多いんですよね。。。

そんなタメル地区に2017年にオープンしたのが、マリオット系の Fairfield というホテルです。

新しいホテルなので、清潔で快適。マリオット系なので、サービスもしっかりしている割には、宿泊料金もお手頃。

そして、このホテルのレストランでの食事が、とーっても美味しいんです。

タメル地区にはレストランもたくさんあるので、ホテルの外でも食事をしましたが、このホテルで食べた料理が一番美味しかったです!

超オススメのホテルです。

→ Fairfield by Marriott Kathmandu

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