念願のペトラ遺跡 [後半]

2015年2月 中東旅行 [10]

王家の墳墓群 (Royal Tombs) を観た後は、ペトラのメイントラックである谷底へは戻らずに、丘の上のウォーキングトラックを歩きました。

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このウォーキングトラックからは、谷底に広がるペトラと周りの山々が一望できて、とても景色が素晴らしい☆

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途中、渓谷にかかった橋を渡ったりしながら、暫く歩いていくと、ペトラ教会 (Petra Church) の遺跡があります。 ペトラ教会は、5世紀末に建立されたビザンチン教会。6世紀に火災と地震により破壊されてしまったので、教会の建物がそのまま残っているわけではありませんが、保存状態の良いモザイクが残っています。

このペトラ教会の遺跡から丘を降りて、谷底に戻ると、この辺りは、ペトラの町のメインストリートだった所。

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この列柱道路 (Colonnaded Street)は、ナバタイ人によって築かれた道路に、ローマ帝国が支配する時代になって、改修工事が行われたもの。

そして、列柱道路の南側にあるのが、大神殿 (Great Temple)の遺跡。

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巨大な円柱がたくさんあるので、てっきりローマ帝国支配後に建てられた神殿かと思ったら、土着の信仰を古代ギリシア・ローマの古典文化の精神と融合させたナバタイ人が、紀元前1世紀末に建立したもので、地震の被害にあいながらも、5世紀のビザンチン時代まで神殿として利用されていたようです。

この大神殿の遺跡が見つかったのは、わずか23年前の1992年。それまでは、瓦礫や土に埋もれていたんだそうです。 現在もアメリカのブラウン大学によって発掘作業が進められている様子でした。
この大神殿の周辺には、ラクダやロバに乗らないか?と声をかけてくるベドウィンの人たちがいっぱいいます。

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私は動物に乗るのは苦手なので利用しませんでしたが、ペトラ遺跡はとてもとても広いので、動物に乗るのが苦手でなければ、ラクダやロバを利用して体力を温存するのも一手かもしれません。

列柱道路の先には、2世紀に建てられたテメナス門 (Temenos Gateway) があります。

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当時は、ここに木製の巨大な扉がついていたそうです。

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そして、この門の先にあるのが、カスル・アル・ビント (Qasr al-Bint) と呼ばれる神殿です。

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紀元前1世紀頃にナバタイ人によって建てられた神殿だそうですが、数々の地震の被害にも関わらず、紀元前に建てられた建物が今もこのような形で残っているというのはスゴイですね。

さて、谷底に広がったペトラの町の遺跡はここで行き止まりなんですが、この先の岩山の間を登っていくと、エド・ディル (Al-Deir) という建物があるそうなので、そこまで登ってみようということに。。。

エド・ディルは、2世紀初頭に建造され、もともと宗教的な集まりのための広間として用いられたそうですが、後にキリスト教の礼拝堂として再利用されたために、修道院 (Monastery)という名前でも呼ばれています。

登り口の周辺には、ベドウィンが住んでいたと思われる洞窟がたくさんあります。

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エド・ディルへ向かうウォーキングトラックは、岩山と岩山の間の細い道を登っていく、秘境っぽいところ。

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途中には、獅子のトリクリニウム (Lion Triclinium) という遺跡もありました。

エド・ディルまでの道は、かなりきついらしいので、ベドウィンの人たちがしきりに「ロバに乗っていかない?」と声をかけてきます。前にも言ったように、私は動物に乗るのが苦手なので、絶対乗りたくない!!(インドで象に乗って相当懲りた。。。)

それに、こんな岩場や階段をロバで登っていくなんて、怖すぎるっ!!

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この後、暫く、ひたすら続く階段をてくてく登っていたのですが。。。

登っても登っても、まだまだ先が長そうなので、結局途中で断念して、引き返す事に。。。

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正直、登りの階段がきついというよりは、朝ペトラ遺跡入りしてからずっと歩き続けていたので、足がかなり疲れて来ていたんです。

エド・ディルまで登って、そこが終点なら行けそうな気がしたんですが、ここからまたペトラ遺跡の入口まで戻らなきゃいけないことを考えると、残念ながらちょっと自信がなかった。。。

ま、エド・ディルは、一般のツアーなどでも訪れないようなので、これで良しとしましょう。
帰りは、午前中に見逃していた墳墓の遺跡などを覗いたりしながら(墳墓は無数にあるので、全部観るのは不可能です!)、ゆっくりと来た道を戻りました。

最後に、再び、美しいエル・カズネ (Al-Khazneh) まで戻って来ました。

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朝来た時は、エル・カズネの建物に朝日が当たっていたのですが、四方を高い崖で囲まれているため、午後になると日影になっていました。

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朝日が当たったエル・カズネも美しかったですが、日影になると、岩肌のピンク色が濃くなって、これまた幻想的です。

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ため息が出るほどの美しさ。

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ペトラ遺跡は、ずーっとずーっと訪れたいと思っていた場所なので、ここに来れた事は、非常に感慨深い。

期待を裏切る事なく、素晴らしい遺跡でした!!

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