サンマロ滞在4日目は、サンマロの南にあるディナン (Dinan) という町へ。
ディナンは、ランス川 (La Rance) 沿いの丘の上に立つ中世の街並みが残る町。
サンマロからは、Ti Bus という会社の路線バスで約50分。(→ 時刻表はこちら)
サンマロからディナンまでは、電車を使っても行くことができるのですが、途中乗り換えが必要で乗り継ぎ時間があまりよくないことと、鉄道駅よりもバスほうが町の中心にアクセスしやすいので、バスのほうがお勧めです。(それに、なんたって、バスは安い!! 片道2ユーロですから。)
バスや電車の他には、サンマロからディナンまで船でランス川をクルーズしていくこともできます。 片道船を使ってもいいかな、とも思っていたのですが、船だとやはり結構時間がかかるし、この日はお天気もいまひとつだったので、結局往復ともバスを利用しました。
サンマロからのバスは、途中、可愛らしい小さな村をいくつか経由した後、ランス川の東岸から橋を渡ってディナンの町へと入っていくのですが、この橋からランス川を見下ろす景色がこれまた絶景!! (バスの中からだったので、写真がなくて残念。。。)
このディナン行きのバスの終点はディナンの鉄道駅近くのバスターミナルなのですが、ディナンの町の散策には、終点まで行かずに、途中のデュクロス広場(Place Duclos)という大きな広場で下車すると便利です。
バス停のあるデュクロス広場からほんの少し歩くと、そこはディナンの旧市街。
フランス北部は、第二次世界大戦の時に激しい戦場となった場所も多いのですが、ディナンは戦火を逃れ、中世の古い木組みの街並みが今でも残っているんです。
なんだか、おとぎの国みたいな不思議な形をした建物もあります☆
ディナンの町で、私が特に気に入ったのが、ジェルジュアル通り(Rue du Jerzual) という石畳の坂道。
坂道をず~っと歩いて降りていって、城壁の外へ出て、更にず~っと降りていくと、ランス川まで辿り着きます。
この辺りまで来ると、観光客も少なく、とっても静か。
小鳥の囀りが聞こえてきたりして、たらたらと歩くのがとても気持ちがいい☆
ま、坂道を下ったからには、帰りは坂道を登らなきゃいけないので、ちょっとしんどいですが。
後から知ったのですが、途中の城砦の門からは城壁にも登ることができて、ランス川を見下ろす絶景ポイントもあったらしいのですが、この時は地図も持たずにぶらぶら歩いていたので、知らずに通り過ぎてしまいました。。。 残念。
さて、ジェルジュアル通りを散策した後は、そろそろランチでもとろうかということに。
ディナンにはレストランについての情報を調べずに来ていたので、我々の直感を頼りにレストランを探し始めたのですが、観光客向けっぽいレストランやクレープ屋さんばかり目に入ってきて、どうもピンとくるレストランが見つからない。。。
う~ん。。。と思いながら、仕方なくその辺のレストランで妥協しようと思ったところで、ふと目に入ってきたのがこちらのお店。
Mr. Robert
11 Place des Cordeliers, Dinan
どうやら夫もピンときたらしく、二人同時に「ここ良さげじゃない?」と意見が一致して、こちらで食事をすることに。
前菜2品とメイン1品を頼んで、夫と二人でシェア。
フランスを旅してちょっと意外だったのが、1品を2人でシェアしても全然変な顔されないこと。 特にお肉系のメインは一人一皿頼むと多すぎることが多いので、シェアしても嫌な顔されないのは嬉しいですね。 ムニュと呼ばれるセットメニューを頼まない時は、大体シェアしちゃいます。
サーブしてくれた素敵なお姉さまは、英語が流暢だな~と思ったら、お母様がシドニー出身というイギリス人でした。 こちらのお店、お料理も美味しかったし、お店の雰囲気も良くて、とっても気に入りました。
ランチの後、旧市街の中心にある時計台に登ると周りの景色が見渡せるということなので、行ってみると、時計台へと登る入り口が閉まっていて、残念ながら登ることができませんでした。(シエスタですかね??)
城壁と時計台に登りそびれてしまったのが残念でしたが、ディナンは中世の街並みが残るとっても素敵な町でした。
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