オルヴィエート (Orvieto) は、ローマの北にあるウンブリア州の町です。
ローマからはオルヴィエートまでは鉄道で約1時間。 オルヴィエートの駅前から出ているケーブルカーで丘を登ったところにオルヴィエートの町が広がります。
同じウンブリアでも昨年訪れたペルージャとはずいぶん雰囲気が違います。
オルヴィエートのほうが町の規模が小さいこともあるのかもしれませんが、ペルージャは活気がある町だったのに対して、オルヴィエートは優雅で上品な雰囲気の静かな町です。
小さな町にしては、こんなに立派なドゥオモがあります。
ドゥオモの側面は白と黒の大理石のストライプですが、正面は細かい彫刻や色とりどりのモザイクで美しく飾られています。
内部は写真撮影が禁止だったので写真はありませんが、チャペルの壁から天井一面に描かれた絵画も素晴らしいです。
オルヴィエートで私が特に気に入ったのが、町の西側のエリア。 この辺りにはお店などはほとんどないのですが、とても古い街並みが残っていて、まるで中世にタイムスリップしたような気分になります。
ウンブリア州は緑の美しいところです。 オルヴィエートの町の周りにもオリーブ畑や葡萄畑が広がっています。
昨日のブログのモンテプルチアーノは赤ワインが有名でしたが、オルヴィエートは白ワインが有名です。
オルヴィエートの町は、同じウンブリア州のアッシジなどと比べると観光客も少なく、落ち着いた雰囲気で、と~っても気に入りました。モンテプルチアーノに行く拠点にするためにオルヴィエートの町に泊まることにしたのですが、個人的にはモンテプルチアーノよりも気に入ったかも。 うまく説明できないんですけど、観光地ずれしてなくって、居心地がいいんですよね。
オルヴィエートでは、Hotel Picchio というホテルに宿泊しました。ホテルというよりは、B&Bみたいな感じの小さな家庭的なホテル。オルヴィエートの鉄道駅のすぐ近くだし、山の上の旧市街へ行くケーブルカー乗り場もすぐそばなので、とても便利でおすすめです。
オルヴィエートの近くには、Civita di Bagnoregio という山上の小さな村があって、この村には長い橋を徒歩で渡ってしかアクセスすることができないんだそうです。 今回は時間がなくてCivita di Bagnoregio には行けなかったのですが、またいつか機会があったら是非行ってみたい所です。
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