南イタリアの町 バーリ

イタリア

バーリ (Bari) は、アドリア海に面したプーリア州の州都。 プーリア州は長靴のような形をしたイタリアのかかとの部分にあたるところです。

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今回バーリにやってきたのは、バーリの南にあるアルベロベッロとマテーラを観光するため。

バーリは治安が悪いことで有名な町なので、本当は避けたかったのですが、レンタカーをせずに電車でアルベロベッロとマテーラを訪れようと思うと、やっぱりバーリを拠点にするのが一番便利なんですよね。(ヨーロッパでは車を運転したくないので、できるだけ公共交通機関を使った旅行の計画を立てるようにしてるんです。。。)

ってなわけで、結局、バーリに2泊して、アルベロベッロはバーリから日帰りで観光。 その後バーリのホテルに荷物を預かってもらって、1泊分の荷物をさげてマテーラで1泊。そしてまたバーリに戻って1泊、という旅程にしました。

 

さて、ロンドンからバーリに到着したその日、早速、バーリの旧市街を散策に行ってみました。

バーリの旧市街は、何年か前までは、あまりに治安が悪いため立ち入らないほうがよいと言われていたところ。 今は以前ほどではないらしいですが、注意をするに越したことはないので、小銭少々とデジカメとサングラスだけを入れた小さなバッグを肩から斜めがけ、歩きやすい靴を履いて、準備万端でホテルを出発!

バーリの駅前に広がる新市街は、特徴のない近代的な建物が多く、あまり魅力的な街ではないのですが、Vittorio Emanuele II という大通りを越えて旧市街に入ると、景観が一変します。

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石畳の細い路地に石造りの古い建物が並ぶバーリの旧市街は、なかなか魅力的。

時折バイクに乗った二人組みの若者を見かけるのはちょっと気になったけど、まあ、バッグを斜めがけにしてたら、ひったくられることもないしね。

それにしてもちょっと驚いたのが、数年前には観光客が立ち入ることもなかったはずの旧市街の中に、レストランやカフェが並ぶ広場があったり、お土産物やさんが並ぶ通りがあったりするんですよ。

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きっと、バーリの旧市街も、観光客目当てに整備されて治安が良くなってきてるのかな、なんて思いながら、ちょっと静かな路地に入っていくと、ドアが開いた家の中で、おばさんがオレキエッテのパスタを作ってました。(オレキエッテは耳たぶ型をしたプーリア州の手打ちパスタです。)

あっ、オレキエッテを作ってる!と、一瞬立ち止まったとたん。。。

ぎゃ~っ!!

後ろから突然やってきた自転車に乗った男の子 (15才ぐらいかなあ) に、ネックレスを引っつかまれました。

割としっかりしたネックレスだったので、引きちぎられることなく、引ったくりの男の子はそのまま自転車で風のごとく去っていったので、被害はありませんでしたが。。。

夫には、ネックレスなんかしてるからだって怒られましたが、はい、まったくもってその通りです。 しっかり準備万端のつもりだったんですけど、ネックレスしてたこと、すっかり忘れてそのまま出てきちゃったんですよね。

人通りのないところはやっぱり危ないんだなってことで、急いで人がいる通りに戻ったのですが、その後も、カフェが並ぶ広場から続く路地を5メートルほど入ったところで、後ろから歩いてきた若者が何かの合図のような口笛を数回吹いたので、これは危ないかもと思い、急いで広場まで戻ったり。。。 賑やかなところにいるつもりでも、ふと気が付くと周りに誰もいなかったりするので、注意が必要だな~と思いました。

ってな訳で、ちょっと危ない目にも遭いましたが、泊まったホテルはとっても快適だったし 、レストランの食事も安くて美味しいし。。。 やっぱりアルベロベッロやマテーラには簡単にアクセスできるので、レンタカーをしない場合はバーリに泊まると便利だと思います。

バーリの地元の人たちは、あまり笑顔を見せないので、一見無愛想に見えるのですが、怖そうな顔をしたタクシーの運転手さんも荷物の上げ下ろしを率先して手伝ってくれるし、駅に貼ってある電車の時刻表を見ていたら、これまた怖そうな切符売り場のおばちゃんが時刻表のコピーを持って出てきてくれたり。。。と、外見とは違って(笑)、実は親切な人が多いなあーと感じました。

Travel Tip – Bari (2013年 5月)

バーリでは、Mercure Villa Romanazzi Carducci という ACCOR 系のホテルに泊まりました。

敷地内には広くて美しい庭園とプールがあって、バーリの町とは思えないような(失礼。。。)リラックスした優雅な雰囲気です。 伝統的なイタリア風の庭園とは対照的にホテルのお部屋はモダンで広くて快適。 同等の他のホテルに比べると、値段も手ごろだったし、WiFi も無料だったし、ここに泊まって良かったと思います。

マテーラに1泊する時も、スーツケースを気持ちよく預かってくれました。

ホテルから旧市街までは徒歩約20分。

ホテルから駅までは徒歩約10分強と、大きな荷物がある場合には微妙にきつい距離ですが、ホテルのフロントデスクに頼めばタクシーを呼んでもらえます。短距離なので、タクシーの運転手さんに嫌がられるかな。。。とちょっと気になったのですが、特にそんなこともなく、大丈夫でした。

バーリの空港への送迎もホテルに頼めば片道25ユーロで手配してもらえるようです。

Mercure Villa Romanazzi Carducci

Via Giuseppe Capruzzi 326, Bari

 

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