イスタンブールに滞在した後は、イタリアへ移動。 イスタンブールからローマまでは、約2時間半のフライトです。
今回の旅は、もともとスペインが目当てだったのですが、イタリア大好きな私たちは、ヨーロッパを訪れたからにはイタリアの地を踏まずに帰るわけにはいかないんです!!
今回、イタリアでは、サルディニア島を訪れたのですが、サルディニア島に移動する前にローマで2泊することに。
2泊といっても、空港近くのホテルだったので、ローマ観光に費やせる時間は、実質1日です。
ローマには、今まで何度も訪れたことがあるので、一応ローマの観光名所といわれるところは制覇済み。。。
なので、今回は、バチカン市国の近くのサンタンジェロ城からテヴェレ川沿いを歩いて、トラステヴェレ地区をぶらぶら散策することにしました。
こちらは、テヴェレ川 (Tevere) にかかるサンタンジェロ橋 (Ponte Sant’ Angelo)。
この橋の欄干には10体の天使像がついています。 この天使像、もともとは、ベルニーニによる作品なのですが、実際にこの橋についているのはレプリカ。 というのも、美しい彫刻が傷むのを恐れた法王が、橋にはレプリカを設置することにしたから。 ちなみに、オリジナル2体はサンタンドレア・デッレ・フラット教会に保管されています。
このサンタンジェロ橋から川沿いに20分ほど歩いた、テヴェレ川西岸に広がる地域が、トラステヴェレと呼ばれる地域です。
トラステヴェレ (Trastevere)は「テヴェレ川の向こう側」という意味。 超有名な観光名所はありませんが、大都市ローマの中にありながら、今でも古くからの街並みが残っているエリアです。
この辺りには、近代的なビルも建っていないので、なんだかタイムスリップをしたような気分になります。
トラステヴェレの魅力は、古い街並みだけじゃありません。
この辺りには、お洒落な感じのレストランやらカフェやらが沢山あって、こんな風に外で食事が出来るようになっているお店がずらっと並んでいるんです。
トラステヴェレには古くて美しい教会もたくさんあります。
こちらは、サンタマリア・デッラ・スカラ (Santa Maria della Scala) という17世紀初めに建てられた教会。
特に観光名所になっている教会ではないのですが、とても美しい!
こちらは、サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ聖堂 (Santa Maria in Trastevere)。
この教会は、ガイドブックにも載っている有名な教会。 というのも、もともとは4世紀に建てられたローマ最古の教会なんだそうです。(現在のファサードは12世紀半ばに改築されたものです。)
建物の正面を飾っているのは、12世紀のモザイク画。
雨風にさらされた外部にありながら、こんなに綺麗に残っているなんて、スゴイですよね!
そして、聖堂の中に入ると、これまた美しいモザイクが。。。
12頭の羊が並んでいるところから上は、12世紀の作品。 羊の下のマリア様の生涯を描かれたモザイクは13世紀の作品。
本当は、もっと近くに行って見たかったのですが、丁度この時、結婚式が執り行われていたので、遠くから鑑賞して出てきました。
そして、トラステヴェレ地区をうろうろと散策した後は、テヴェレ川の中州、ティベリーナ島 (Isola Tiberina) にあるサン・バルトロメオ・アリソーラ教会 (San Bartolomeo all’Isola) へ。
10世紀にこの教会が建てられる前は、この場所にはギリシャ神殿が建っていたんだそうですよ。
教会の内部は、ちょっと幻想的なパープル系の色調です。
この教会があるティベリーナ島から橋を渡ってテヴェレ川の東岸に渡ると、ここからは有名なファロ・ロマーノやコロッセオもすぐ近くです。
トラステヴェレ地区は、バチカン市国からも近いので、バチカンやファロ・ロマーノやコロッセオ辺りの観光と組み合わせて、ランチがてら散策するのにお勧めのエリアです、
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