2016年5月15日~20日 スペイン バルセロナ [5]
昨日のブログで紹介したRestaurant Coure と同様、今回初めて訪れたのが HISOP というレストラン。 こちらのお店、なんと昨日紹介したRestaurant Coure の真向かいにあるんです。 この辺りは特にレストラン激戦地区っていう訳ではないと思うし、観光的に便利な場所という訳ではないのですが、ミシュラン1つ星を獲得しているレストランだし、前日 Coure で食事をした時に外から覗いてみてなかなか良さそうな感じだったので、ランチに訪れてみました。
テイスティングメニューというコースもありましたが、「食べたいものを食べたい」私たちはアラカルトでオーダーすることに。。。
夫も私も、前菜とメインを1品ずつオーダーしたのですが、前菜が出てくる前に、まず、お店のサービスでタパスが2品出てきました。
左は、生のアサリとナッツに、アーモンドミルクの冷製スープを注いだもの。 右は、モリーユ茸のアイスクリームにブリオッシュが添えられたもの。
スペインでは、ミシュラン星を獲得しているようなレストランだと、大体こんな感じで、最初にタパスが何品か出てくることが多いです。 こういうイノベーティブなタパスは、出てくるとワクワクしますね。 特に、冷製スープは、アサリとナッツが入った器が最初に出てきて、目の前でガラスのボトルに入ったアーモンドミルクを注いで、おろし金でカフィアライムの皮をさっと摩り下ろしてくれるんです。 摩り下ろした瞬間に、カフィアライムの爽やかな香り漂って。。。 こういうの、いいですね!!
夫の前菜:scallops with white asparagus and thyme (EUR22.50)
帆立貝とホワイトアスパラガス。 盛り付けがとても美しいですね。 とても美味しかったそうです。
私の前菜:mackerel rice with marrow and coffee (EUR20.50)
これ、最初にリゾットが盛られたお皿が出てきて、テーブルで、ウェイターの人が、冷凍のマッカレル(小さめの鯖)をおろし金で摩り下ろしてくれるというパーフォーマンス付き! マッカレルは調理してから冷凍にしてあるんだと思うんですけど、ショウガの味がしっかりと効いていて、なかなか美味しかったです。
夫のメイン:suckling pig with apple and black cardamom (EUR24.20)
suckling pigというのは赤ちゃん豚のこと。スペインのsuckling pigは、お肉が柔らかくて、皮がパリッと仕上がっていて、本当に美味しいですよね。 suckling pigも、こんな風に四角く切って、青林檎のアワアワをかけると、とってもお洒落ですね!
私のメイン:skate with artichokes, cecina and horseradish (EUR24.50)
“skate” というのは、エイ(魚)のこと。こちらもテーブルでホースラディッシュを摩り下ろしてくれるので、とってもいい香り! お魚は、たぶん真空&低温で調理してるのかな? とってもしっとりと仕上がっています。 ホースラディッシュのおかげで、なんだかお刺身を食べてるみたいな味がしました。ひょっとしたらソースにちょっと醤油を加えているのかもしれません。
そして、この後、やはりサービスで、野いちごとライチの口直しが出てきた後、最後のデザートがこちら chocolate with yellow pepper and timut (EUR10.45)
正直、このデザートは、私の口には合わなかった。。。しっとりとしたチョコレートケーキの上に、チャツネみたいなのが載ってるんですが、チョコレートとチャツネの味が、全然合ってないと思うんです。これは、ちょっと冒険しすぎて失敗したって感じ。
ま、最後のデザートでちょっと盛り下がってしまいましたが、お料理のほうは、とても美味しかったです。 ただ、バルセロナのミシュランの星つきレストランならば、もうちょっと「ひょえ~っ」ていう感動があっても良かったかな、という気もしますが。。。
値段も決して安くはないけど、ミシュランの星つきレストランとしては、かなりお手頃の部類に入るんじゃないかな? なかなか良いレストランだと思います。
Passatge Marimon 9, Barcelona
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