2024年5月~6月 スペイン北部 + イタリア南部 + フィンランド
トロペア滞在中には、トロペアから30kmほど離れたところにあるピッツォ(Pizzo)という町まで日帰りで出かけました。
トロペアからピッツォまでは電車で約30分。ピッツォ駅で下車して、海を左手に見ながら田舎道を歩いていくと遠方に小高い丘が見えてきます。
ピッツォの旧市街は、あの小高い丘の上にあります。
丘の上の旧市街を目指して坂道を登って行くと、目の前に石造りのお城が現れます。
ムラト城(Castello Murat)と呼ばれるこのお城は、15世紀にアラゴン王フェルナンデス1世によって建てられたもの。19世紀に、ナポリ王だったジョアキーノ・ムラト(ナポレオンの義理の弟)がこのお城に囚われて処刑されたことから、ムラト城と呼ばれています。
ここから更に階段を上るとピッツォの旧市街の中心となるリパブリカ広場(Piazza della Repubblica)に到着。
テラスのようになった広場からは、眼下に広がる美しい景色を一望することができます。
リパブリカ広場には、たくさんのカフェが並んでいます。ピッツォにやってきたら是非食べたいのが、タルトゥーフォ(Tartufo)というアイスクリームのデザートです。
タルトゥーフォは、丸いボール型のアイスクリームにカカオパウダーをまぶしたもので、トリュフのように見えることからタルトゥーフォ(イタリア語でトリュフのこと)と呼ばれます。タルトゥーフォはイタリアでは有名なデザートなのですが、ここピッツォが発祥の地なんだそうです。
リパブリカ広場でタルトゥーフォを食べた後は、ピッツォの旧市街をぶらぶらと散策。
ピッツォの町は観光客が少ないので、旧市街の商店街も素朴な雰囲気です。
小さな町なのですが、レストランも良さそうなお店がいくつかあって、迷った末に選んだのが、ムラト城のすぐ近くにあるLe Petit Jardinというレストラン。
帰りの電車の時間が迫っていたので、ささっとランチ。イカのフリットとトロペアサラダを注文してシェアしました。
小さなイカを使ったフリットがとても美味しくて、お店の方もとても感じが良くて、このお店を選んで大正解でした。
ピッツォは、トロペアから電車で簡単に訪れることができるので、トロペアからのエクスカーションにおすすめです。ピッツォの駅から旧市街までは、徒歩約20分。
電車の本数が少ないので(1時間~2時間に1本)、帰りの電車の時間をあらかじめチェックしておくことをおすすめします。
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