海と山に囲まれた風光明媚な街 マラテーア

イタリア

2019年5月~6月 ヨーロッパ旅行

今回、南イタリアでは、カンパーニャ州のナポリとサレルノ、そしてバジリカータ州のマラテーアという、3つの町に滞在しました。

ナポリに滞在した後は、バジリカータ州のマラテーアに移動。ナポリからマラテーアへは、列車で2時間強です。

マラテーア(Maratea)は、ティレニア海沿岸に聳え立つサン・ビアジョ山の斜面に広がる町。海沿いには小さな港やビーチもあるのですが、街の中心となる旧市街は、サン・ビアジョ山の中腹に位置しており、山の斜面にへばりついたように街が広がっています。

マラテーアの一番の魅力は、海と山に囲まれたこのロケーション。 

旧市街の眼下には、美しい海と周りの山々の素晴らしい景色が広がり。。。

そして、旧市街の上を仰ぐと、サン・ビアジョ山の頂上には、大きなキリストの像が立っているのが見えます。

マラテーアの旧市街は、石畳の道に古い建物や教会が並ぶ趣ある街。

山の斜面に広がっているので、細い路地や階段が迷路のように続いています。

私たちが訪れた5月は、観光客も少なくひっそりとしていましたが、マラテーア周辺には美しいビーチも多いため、夏になると観光客がたくさん訪れるらしく、小さな田舎町なのに、細い路地の奥には素敵なレストランがあったり、可愛いお店があったりして、びっくり。

そうそう、街には、こんなモッツァレラチーズの専門店もありました。

このお店、ほんとにこのチーズしか売ってないんですよ。

結構大きなチーズだったので、食べきれないなあと思って買わなかったんですが、きっと美味しいんだろうなあ~。

マラテーアの町は、治安も良く、夜の散策も楽しかったです。

マラテーアでは、ReginElena というB&Bに2泊しました。

お部屋の内装も可愛くて、オーナーの女性もとっても親切。旧市街の中心となる市庁舎前の広場までも徒歩1分とロケーションも非常に便利で、とても気に入りました。

→ ReginElena B&B

ちなみに、マラテーアの旧市街は、鉄道駅から2キロ以上離れていて、駅から旧市街までは急な登り坂です。路線バスも走ってはいますが、私たちは、B&Bに事前にお願いして、鉄道駅からのタクシーを手配しておきました。マラテーアに到着してみると、やはり、タクシーが常駐しているような大きな駅ではなかったので、事前にタクシーを手配しておいて正解でした。

マラテーア滞在2日目は、バスに乗ってマラテーアの海辺を訪れてみることに。。。

バスは、旧市街の市庁舎前の広場から出ています

バスに乗って、マリーナのある港まで行くこともできるのですが、港の手前にあるサンタヴェネーレ(Santa Venere)という海沿いに別荘が並ぶエリアで降りて、そこから港まで歩いてみました。

サンタヴェネーレから1キロほど歩くと、マラテーアの港に到着。港沿いには、小さな集落があり、カフェやレストランなどが並んでいます。

港周辺を散策した後は、海の見えるレストランでランチ。このあと、バスで旧市街まで戻り、旧市街からキリスト像の建つ山の頂上まで歩いて登るつもりだったのですが、ランチをとっている間に、ぽつりぽつりと雨が降り始めてしまったので、港からタクシーに乗って、山の頂上へ行くことに。

レストランでタクシーを呼んでもらっている間に、本格的に雨が降り出したのですが、山の頂上に到着した時には、なんとか雨が止んでくれました。

駐車場から少し歩くと、教会があり。。。

そして、その先には、巨大なキリスト像。

雨が上がった直後なので、霧がかかっていて、神秘的!

高さ21メートルのキリスト像は、近づくととても迫力があります。

キリスト像の周りの遊歩道からは、とても美しい海の景色を見渡すことができます。

眼下には、先ほどランチを取った港も見えます。

山頂のキリスト像と景色を見た後は、待ってもらっていたタクシーに乗って、旧市街へ戻りました。

マラテーアでは、この翌日、鉄道駅へ向かう時にもタクシーを利用しましたが、タクシーの運転手さんは皆さん感じが良くて、ナポリのタクシーとは大違いです(笑)。料金は、どのタクシーに乗っても同じような金額だったと記憶しているので、ぼられるようなことはないと思いますが、メーター制ではありませんので、乗車した時に念のため金額を確認しておくとよいと思います。

マラテーアは、チャーミングな旧市街と、ダイナミックな山と海の景色が楽しめる魅力的な町。ナポリからカラブリア州へ向かう中継地として、1~2泊してもいいんじゃないかな、と思います。

注:マラテーアは、同じバジリカータ州のマテーラ(Matera)と名前は似ていますが、まったく別の町です。

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