マテーラ (Matera) の旧市街は、中央部がすり鉢のように低くなっていて、旧市街の外側(東側)は深い渓谷に囲まれているため、すり鉢状の斜面や外側の崖に洞窟住居(サッシ)がひしめいています。(→マテーラの洞窟住居の歴史についてはこちら)
マテーラの旧市街には、サッソ・バリサーノ地区 (Sasso Barisano)と、サッソ・カヴェオーソ地区 (Sasso Caveoso) という2つのサッシ地区があります。
サッソ・カヴェオーソ地区 (Sasso Caveoso)
北にあるサッソ・バリサーノ地区から南のサッソ・カヴェオーソ地区へは、すり鉢状になっている旧市街の中央部の迷路のような路地や階段を歩いて抜けるのも楽しいし。。。
もしくは、サッソ・バリサーノ地区から、旧市街の東側の渓谷沿いの道をぐるっと周って、サッソ・カヴェオーソ地区まで歩くコースも楽しい!
この渓谷沿いの道を歩くコースは、サッソ・バリサーノ地区の北端にある Monastero di Sant Agostinoという教会から、旧市街の外側をぐるっと囲んでいる道をず~っと歩いていくので、とても見晴らしがいい!
渓谷の向こう側の丘にも、洞窟がたくさんあるのが見えます。
この対岸の丘の上では、石器時代の集落跡が見つかったりしているんだそうです。
渓谷沿いをぐるっと回ってサッソ・カヴェオーソ地区に向かって歩いていくと、遠くに教会が見えてきます。
崖の上に建つ教会、深い渓谷、崖を流れ落ちる滝、教会の先に続く崖にびっしりと張り付いている洞窟住居(サッシ)。。。 言葉にならないくらい感動的。。。
この手前に見える教会はChiesa di San Pietro Caveoso という教会、そして、その奥に見える岩の塊は、Madonna de Idrisいう洞窟教会です。
Chiesa di San Pietro Caveosoの教会を越えて、サッソ・カヴェオーソ地区を南へと渓谷沿いに歩いていった辺りの景色は、特に幻想的。。。
このあたりまでくると、お店やレストランなども殆どなく、ひっそりと静かです。
この辺りには 古い洞窟教会もいくつか残っているんですよ。
マテーラの旧市街は、細い路地や階段が入り組んでいて、ホントに迷路みたいなんですけど、ホテルでもらった地図にはオススメのウォーキングルートが幾つも載っていて、とても役に立ちました。
こちらのサイト →http://www.materacittanarrata.it/ から、この地図に載ってたウォーキングルートの詳細やiPad, iPhone 用の app もダウンロードできるみたいです。
イタリアは南に行くほど治安が悪くなるなんて言いますが、マテーラの町は治安も良く、バーリとは違って(笑)、人通りの少ない旧市街の路地を歩いてても危険を感じることはまったくありませんでした。
夜間もライトアップされた旧市街をぶらつくのも楽しかったし☆
洞窟住居がびっしりと並ぶ旧市街の景観に息を呑み、美しい渓谷の自然に癒され、マテーラの洞窟住居の歴史に感嘆し。。。 こんなに、感動できる要素が詰まったところは、なかなかないと思います。
宿泊施設やレストランなども豊富だし、地元の人も親切だし、南イタリアを訪れる際には、絶対訪れて欲しい町です。
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