2019年5月~6月 ヨーロッパ旅行
前回のブログにも書きましたが、サンラファエルに5泊した理由のひとつは、「サントロペ」という町を訪れたかったから。
サントロペには鉄道が通っていないので、少しアクセスが不便なのですが、サンラファエルからはフェリーが運航していて、1時間で行けちゃうんです。
サントロペ (Saint-Tropez) は、セレブ御用達のリゾート地として有名な町。昔は小さな漁村だったところに、パリのセレブたちが集まるようになり、1950年代にブリジッド・バルドー主演の映画の舞台となったことで一躍有名になりました。
セレブが集まるコートダジュールのリゾート地とはいっても、華やかなモナコやカンヌとは違って、落ち着いた雰囲気の素敵な場所なんだろうな~、と、以前から訪れてみたいと思っていたのです。
滞在していたサンラファエルからフェリーに乗って、約1時間でサントロペに到着。
クルーザーやヨットが停泊するマリーナに面した通りには、お土産物屋さんなどや飲食店などがずらりと並び、かなり賑やか。
もう少し落ち着いた雰囲気を期待していたので、「あれ、思ってたよりも大衆的??」と、一瞬がっかりしかけたのですが。。。
この通りから旧市街の中に入ると、何とも素敵な街並みが広がっていました。
センスの良いショップやギャラリーなども多く、ぶらぶらと散策するのが、とても楽しい!
旧市街の北側の海辺には、Tour du Portalet という16世紀に建てられた石造りの塔が建っていて、この周辺には、小さな漁村を思わせるような鄙びた景色も広がっていました。
旧市街の東側の小高い丘の上には、17世紀初頭に建てられたサントロペ要塞 (Citadelle de Saint-Tropez) が建っていて、博物館になっています。
ここから眺める景色も素晴らしかったです。
この日は、ラ・ブラバード祭(La Bravade de Saint-Tropez)というお祭が行われていたので、町中に赤と白のサントロペの旗が飾られていました。
ラ・ブラバード祭は、サントロペの町を守ってきた兵士たちを称える由緒あるお祭りです。兵士のコスチュームを纏った人々がサントロペの旧市街を練り歩きます。
市庁舎前の広場では、兵士たちが一斉に銃を打ち鳴らすのですが、これがもう、鼓膜が破れるかと思うほどの迫力!!
この日は、教会でも特別の宗教行事が行われているようでした。
サントロペは、とても素敵な町なのですが、物価が驚くほど高いのが玉に瑕。レストランも、旧市街の中にある評判の良いお店を選んだつもりだったのですが、値段の割にお料理の質はいまいちだったような気が。。。(雰囲気とサービスは良かったです。)
そして、サントロペで是非食べてみたいな~と思っていたのが、タルト・トロペジエンヌ (Tarte Tropezienne) という有名なお菓子。
本当はもっと大きなものが定番なのですが、私はあまり甘党ではないので、ちっちゃなものを買ってみました。
カスタードクリームをブリオッシュで挟んだお菓子なのですが、これは、正直なところいまいちでした。。。 シュークリームのほうが、ずっと美味しいと思うなあ。
というわけで、食べ物に関してはちょっとハズレの感がありましたが、サントロペ旧市街の街並みはとても美しく、フェリーの旅も気持ちよく、とても楽しい日帰り旅となりました。
私はサンラファエルから訪れましたが、夏季ならカンヌからフェリーで日帰りも可能です。サントロペへのアクセスを下に纏めておきましたので、参考にしてくださいね。
[サントロペへのアクセス]
- サンラファエルからフェリーで約1時間。 4月中旬~11月上旬まで運行。 → 時刻表はこちら
- サンラファエルからバス (Line #7601) で約1時間半。夏季は道路がかなり渋滞するらしいので注意。→ 時刻表はこちら
- カンヌからフェリーで約1時間15分。5月下旬~10月中旬まで運行。→ 時刻表はこちら
- ニースからフェリーで約2時間半。 5月下旬~10月中旬まで運行。 →時刻表はこちら
注:フェリーは、夏季以外は毎日運航していない時期もあるので、各時刻表をチェックしてください。
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