シンガポールおすすめ散策ルート

今回のボルネオ島旅行では、往路・復路ともに、シンガポールを経由しました。

シンガポールは、東南アジアや西アジアなどへ旅する際に経由地として利用することが多く、過去に何度も訪れているのですが、いつも1~2泊だけなので、今までブログに書きそびれてしまっていたんですよね。。。 

ということで、今回は、過去に撮った写真も織り交ぜながら、シンガポールのお気に入りスポットなどを何回かに渡りアップしてみたいと思います。

さて、シンガポール (Singapore) というと、近代的で清潔で安全な国、という良いイメージがある一方で、人工的すぎてつまらない、といった声も聞きますよね。確かに、東南アジアにありがちな「はちゃめちゃなカオス」はシンガポールにはないし、オーチャードロードのショッピング街を歩いているだけなら、東京の繁華街を歩いているのと大して変わりない(というか、東京のほうがお洒落じゃない?)って思います。

私にとって、シンガポールの一番の魅力は、様々な文化や宗教が混在する多民族国家である、というところ。

東インド会社のトーマス・ラッフルズが、マレー半島先端にあるシンガポール(当時はシンガプーラと呼ばれていた)に上陸したのは、今から200年前の1819年のこと。

マングローブに覆われたこの島に貿易港としての可能性を見出したラッフルズは、この島を支配していたジョホール王国と条約を取り交わし、貿易拠点の建設を進めました。1824年には、ジョホール王国から正式にこの島を譲り受け、英国植民地シンガポールが誕生。関税を課さない自由港政策をとったシンガポールは、急速に発展し、中国や南インド、マレー半島などから多くの移民が渡来しました。

現在のシンガポールが多民族国家となっているのは、約200年前のこういう歴史があったからなんです。

シンガポールは、アジアの経済拠点として戦後も発展が続いたため、高層ビルなども多く、最近再開発されたベイエリアなどの近未来的な街並みがクローズアップされがちですが、町のあちこちには、シンガポールが貿易港として発展を遂げた時代の歴史的景観が楽しめるエリアも残っています。

200年前から続く多民族都市ぶりを味わえる散策コースとしておすすめしたいのが、チャイナタウン (Chinatown) からテロックエア (Telok Ayer) を通って、ボートキー (Boat Quay) へと抜けるルートです。

→ 散策ルートのマップはこちら(クリックすると Googleマップが開きます)

散策は、地下鉄(MRT)のチャイナタウン駅からスタート。

E出口から地上に出ると、そこは、Cross Street と New Bridge Road の交差点。Cross Street を渡って、New Bridge Road を南へ歩き、最初の道 Mosque Street を左折すると、道の両側には、ショップハウスと呼ばれる1階が店舗で2階住居になった伝統的な建物がずらりと並んでいます。

これらの建物、窓に鎧戸がついてたりして、ちょっとお洒落な感じで、いわゆる「中華街」のイメージとは違いますよね。

これは、プラナカン建築と呼ばれるもので、マレー半島に渡ってきた中国系移民が現地の人と結婚し、中国文化とマレー文化、そして更には西洋文化も取り入れて作り上げた独特の建築様式です。

シンガポールのチャイナタウンには、こういったプラナカン様式のショップハウスがずらりと並んでいるんですよ。

Mosque Streetを突き当りまで歩き、South Bridge Road を右折すると、右側に、Masjid Jamae というパステルグリーンの可愛らしいモスクが現れます。

チュリア人(南インドから渡ってきたタミル系イスラム教徒)によって1826年に建造されたモスクMasjid Jamae (Chulia)

 

モスクの向かいには、こんな可愛いウォールアートが描かれたMohamed Ali Lane という路地もありますので、お見逃しなく!

 

そして、モスクからSouth Bridge Roadを少し歩くと、今度は、Sri Mariamman Temple というヒンズー教の寺院が現れます。

シンガポールで最も古いヒンズー教寺院 Sri Mariamman Temple

チャイナタウンに、イスラム教やヒンズー教の寺院がほぼ隣り合わせに建っている、というのが、なんともシンガポールらしい!!

さて、Sri Mariamman Templeを拝観した後は、寺院の右側のPagoda Street へと入っていきましょう。

この周辺は、チャイナタウン観光の中心とも言えるエリア。Pagoda Street, Temple Street, Smith Street, Sago Street という並行した4つの通りと、Pagoda Street とSago Street を結ぶ Trengganu Street には、飲食店や土産物屋、屋台などがずらりと並び、観光客でいっぱいです。

 

チャイナタウン散策を満喫したら、South Bridge Road を南へ。

Sago Street と South Bridge Road の角にある仏教寺院Buddha Tooth Relic Templeは、2007年に建造された新しいお寺で、博物館にもなっています。

Maxwell Street との角までやってくると、チャイナタウンの雰囲気はなくなり、コロニアル調の建物が目に入ります。

1903年建造の旧人力車駅。現在はショップやレストランなどが入っている。

そして、South Bridge Road と Maxwell Street の角には、Maxwell Food Centre という大きなホーカーズセンターがあります。

ガイドブックに載っている有名なチキンライスのお店も入ってますよ。

 

この後は、 Maxwell Streetを北へ向かって歩きます。

Maxwell Streetは、コロニアル調の建物とモダンなビルが混在する落ち着いた雰囲気の大通り。シンガポールシティギャラリーという博物館もこの通りにあります。

しばらく歩くと、左手に Telok Ayer Park という小さな公園があり、この公園を突っ切ったところに、Telok Ayer Chinese Methodist Church というキリスト教教会があります。

この教会から、Telok Ayer Street を北へ向かって歩いて行きましょう。

Telok Ayer Street はボートキーの港から続く通りとして、早くから商業の中心地として発展した通り。当時の街並みを思わせるショップハウスが、道の両側にずらりと並び、今では世界各国の料理が楽しめる賑やかな飲食店街となっています。

Telok Ayer Streetには、ショップハウスだけでなく、歴史的な建造物も数多く並んでいます。

1827-1855年に建造されたモスク Masjid Al-Abrar

 

1839年に建造されたシンガポールに現存する最古の中国寺院 Thian Hock Keng Temple

 

1828-1830年に建造されたイスラム教寺院 Nagore Dargah

 

かつてはシンガポールで最古の中国寺院だったFuk Tak Chi。現在は博物館とブティックホテルになっている。

このテロックエア周辺は、先ほど歩いたチャイナタウンと同様に、中国系移民の居留区だったエリアだったのですが、中国寺院とイスラム教寺院が隣同士に建っていたりするのも面白いところ。

この辺りには、おしゃれなカフェやレストランもたくさんあります。

素敵なカフェ Plain Vanillaで一服。コーヒーがとても美味しかった!

 

Telok Ayer Street を北へと歩いて行くと、シンガポール川の南岸ボートキー (Boat Quay) に到着。

今では川沿いにレストランが並んでいますが、かつては、ここに、シンガポールの中でも最も栄えていた港がありました。

ボートキーからは、トーマス・ラッフルズが上陸した記念碑が建つシンガポール川北岸を見渡すこともできて、眺望も抜群。

チャイナタウンからテロックエア経由でボートキーへと抜けるおすすめ散策ルートはここで終点ですが、この後、カヴェナ橋 (Cavenagh Bridge) を歩いて北岸へ渡り、コロニアル様式の建造物が建つエリアを散策するのも楽しいですよ。

Booking.com
スポンサーリンク
Adsense Large Rectangle

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
Adsense Large Rectangle

コメント

  1. 藤原和夫 より:

    シンガポールは何度も訪問しましたが、仕事で訪れたり、経由地として立ち寄ったりでしたからか、アップして頂いた画像の数々、新鮮と言うよりいずれも記憶にありません。
    今もあるのかどうか解りませんが、ピープルズパークでのショッピング、北京よりも、香港よりも、ニューヨークの中華街にある北京ダック専門店よりも美味いと感じたシンガポールにある中華レストランでの北京ダック。 久方振りにシンガポールに行ってみたい気持ちになりました。有り難うございます。

  2. sowhat より:

    藤原さん、私もいつも経由地として訪れるだけなので、あまり詳しくはないのですが、毎回訪れる度に訪れたことのないエリアを歩いてみることにしています。

コピーはできません。