2019年3月 ボルネオ島旅行
クチンに滞在中、セメンゴ自然保護区へオラウータンを見に行くツアーに参加しました。
セメンゴ自然保護区(Semenggoh Nature Reserve)は、クチン郊外にある広大な森林地帯です。
この自然保護区には、セメンゴ・ワイルドライフ・センター(Semenggoh Wildlife Centre) というオラウータンのリハビリセンターがあり、ケガをしたり、孤児になったりして保護されたオラウータンが、自然保護区の中で暮らしています。
動物園のように檻に入っているわけではなく、広大な自然保護区の森の中で暮らすオラウータンが、1日に2回、レンジャーが餌付けの時間に呼びかけると、森の中から現れ、その餌付けの様子を見学することができるようになっているんです。
ただし、半野生ですので、餌付け時に必ずオラウータンが現れるとは限りません。特に、森の中に食べ物(フルーツ)がある時期(11月頃~3月頃)は餌付けに現れないことも多いのだとか。 私が訪れたのは3月中旬だったので、微妙な時期。。。 ひょっとしたら現れてくれないかも?と覚悟の上で、ツアーに参加しました。
オラウータンの餌付けは、9:00~10:00と15:00~16:00の1日2回。私は朝の回に訪れました。
朝8時にクチンを出発して、餌付けの開始時間の少し前にセメンゴ・ワイルドライフ・センターに到着。オラウータンの説明の展示を見たり、敷地内にいるワニを見たり、珍しい植物を見たりしてしばらく時間をつぶし。。。
9時になると、レンジャーの男性が現れて、遠吠えのような呼び声をあげ始めました。
しばらくすると。。。
森の中から、オラウータンが登場!!!
私ね、なんとなく、この日は現れてくれないんじゃないかな、と、そんな気がしていたんです。それなのに、こんなに早く現れてくれるなんて、感激!!
しばらくの間、あちこちを、自由自在に動き回り。。。
レンジャーの人がいるエリアにやってきました。
レンジャーの男性からバナナを受け取って。。。
右手と左足を使ってロープにつかまって、右足でバナナの房を持って、左手でバナナを食べてるの。 足も手のひらのような形をしてるから、足も手と同じように使えるんです。
背中は毛がふさふさ。
今度は右手でバナナを受け取って
まるでアクロバットみたい。。。
見物客のマナーは良くて、皆とても静かに見てるんだけど、オラウータンの表情があまりに可愛すぎて、見物客からため息が漏れます。
この後も、レンジャーからサトウキビなどをもらって、元気にあちこち動き回った後、森の中へと帰っていきました。
餌付けが行われる場所は、森の中にもう一箇所あるのですが、残念ながら、そちらのほうには、オラウータンは現れず、餌付けの時間は終了。
結局、1匹しか見ることはできませんでしたが、観光客との間には柵もなく、自由に元気いっぱいに動き回るオラウータンを、かなりの至近距離で見ることができて、大満足でした。
クチンは街歩きも楽しかったけど、やっぱり、オラウータンを見ることができたのが、一番のハイライトでした。
クチンを訪れたら、是非是非、セメンゴ・ワイルドライフ・センターを訪れてみてくださいね!!
→ セメンゴ・ワイルドライフ・センターのウェブサイトはこちら
アクセス:クチンから車で約40分。クチンからツアーの利用がおすすめです。
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