さて、とっても可愛らしいコテージ Beach Huts Middleton (→こちら)に滞在中は、周辺のポートエリオットとグールワを散策。
ポートエリオット (Port Elliot) は、前回ビクターハーバーに滞在した時にも、ちょこっと立ち寄ったのですが、とても景色が良くて可愛らしい町だったので、もう一度ゆっくり訪れたいな、と思っていたのです。
前回訪れた時も感じたのですが、ポートエリオットの海は、びっくりするぐらい青い。
すぐお隣のビクターハーバーやミドルトンはこんな色じゃないのに、ここだけこんなにトルコブルーなんです。 海の底の砂の色が関係してるんでしょうかね?
ホースシューベイ (Horseshoe Bay) 。 その名の通り馬蹄のような弧状の美しいビーチ。
レイディースビーチ (Ladies Beach)
フリーマンズノブ (Freemans Knob) と呼ばれる小さな岬には、海沿いに景色の良い遊歩道が続いています。
ポートエリオットは、とても小ぢんまりとした町なので、お隣のビクターハーバーに比べると見所は少なめですが、The Strand というメインストリートにも可愛いお店が並んでいるし、海の景色も格別に美しくて、リゾート気分ガ味わえる場所。 この辺りを訪れた際には、是非ビクターハーバーとセットで訪れることをお勧めします。
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一方、ポートエリオットの東にあるグールワ (Goolwa) は、マレー川の河口に面した町。
マレー川 (Murray River) というのは、ニューサウスウェールズ州とビクトリア州の州境にあるオーストラリアンアルプスから流れ出すオーストラリアで最も長い川です。(ちなみに、日本語表記だと「マレー川」となっていることが多いのですが、実際には “マリーリバー” と発音します。)
マレー川河口の町ということで古くから栄えていたグールワには、石造りの古い建物もたくさんあって、落ち着いた雰囲気のする町です。
下の地図を見ると判るように、マレー川の河口部分には、砂が堆積して、クーロン (Coorong) と呼ばれる細長い砂州が形成されているため、マレー川の水は、マレーマウス (Murray Mouth) と呼ばれる砂州の切れ目から海へ流れ出しています。
まるで湖のようになったマレー川河口には、やはり砂が堆積してできた島がいくつも浮かんでいて、グールワの町からハインドマーシュ島 (Hindmarsh Island) までは橋で渡ることが出来ます。
ハインドマーシュ島は、平坦で何もない島なんですが、マレーマウス (Murray Mouth) を見渡すことのできるルックアウトポイントまでドライブしてみました。
マレー川のような大きな河川の出口がこんなに小さいとは、驚きです。 砂がこれ以上堆積して、出口を塞いでしまわないように、ドレッジングが絶えず行われているようです。
このクーロン (Coorong) と呼ばれる砂州は、南オーストラリア州の南部まで140キロも続いていて、国立公園として保護されています。この砂州が作り出した水辺には、数多くの水鳥が集まるそうで、グールワからはクーロン沿いの水路を奥まで入っていくクルーズツアーなども出ているようでした。
ハインドマーシュ島からマレーマウスを観た後は、グールワの町まで戻り、グールワの北にあるカレンシークリーク (Currency Creek) までドライブしてみました。
この辺りは古くからワインの生産が行われているエリアなので、葡萄畑が広がっています。 同じフルリオ半島でも、マクラーレンヴェールのようにあちこちにセラードアがあるわけじゃないのですが、私たちの訪れた Ballast Stone Estate のワインは、とても美味しくて値段もお手頃。 自宅用に何本か仕入れて、スーツケースに詰め込んで持って帰ってきました☆
グールワは、ビクターハーバーやポートエリオットに比べると地味ですが、マレー川の河口を見てみたかったので、目的達成です。
今回のフルリオ半島+カンガルー島の旅はこれでおしまい。
用事にくっつけて、突然決めた特急旅でしたが、とっても楽しかったです☆
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