2012年11月 北米&カリブ海旅行
1492年にコロンブスによって発見されてから400年もの間スペインの植民地だったキューバ。 そんなキューバの首都ハバナの町には、スペインのコロニアル様式の古い建物がたくさん残っています。
特に、La Habana Vieja と呼ばれるハバナ旧市街は、本当に素晴らしい建物で埋め尽くされています。
碁盤の目状に路地が走っている旧市街では、路地ごとにそれぞれ違った雰囲気があって、そぞろ歩きが本当に楽しい!!
こういう時間が止まったような独特の雰囲気は、1959年のキューバ革命によって共産主義国となり、1961年にはアメリカ合衆国と国交断絶、1962年にはキューバ危機による経済封鎖が始まったことによるものが大きいと思うのですが、その一方、建物のメンテナンスがされずに崩れかけている建物がたくさんあるという悲惨な状況も、やはり共産主義国となりアメリカ合衆国と国交断絶をしたことに帰しているのではないかと思うと、なんとも複雑な気持ちです。
ハバナ旧市街が1982年にユネスコ世界遺産に登録されたことや、近年キューバが観光に力を入れていることもあって、旧市街はかなり修復作業が進んできていますが、こういう悲惨な状況の建物がまだまだたくさんあります。(っていうか、そういう建物のほうが多いかも。。。)
まあ、少し朽ちた雰囲気がハバナの魅力でもあるわけですが、昔は美しかったであろう建物がこんな風に廃墟のようになっていくのは、なんとも悲しいものがあります。
そして、旧市街のすぐ西側に広がるセントロハバナ(Centro Habana)と呼ばれる地域にも、古くて美しい建物がたくさん並んでいるのですが、この辺りの建物の保存状態はかなり酷いです。
このセントロのエリアは、旧市街のように観光地化はしていないのですが、ハバナに住むキューバの人々の生活も垣間見えて、この辺りを歩くのもなかなか面白かったです。
ハバナは治安も良く、どこでも気兼ねなく歩いていけるところが、とっても気に入りました。
旧市街からは遠くて歩いていけないところは、観光客用のバスを利用して回ったので、明日はそちらを紹介したいと思います。
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