ホーチミンシティ (Ho Chi Minh City) は、ベトナムの南部にある町です。
今回の旅行を計画した時に、最初はベトナム国内で北部から南部までいろいろな町を回ろうかと思ったのですが、縦に細長い国のベトナムは、北部から南部まで結構な距離があるんですね。
で、地図を見ていると、ベトナム南部のホーチミンシティからカンボジアのアンコールワットまでのほうが、ベトナム北部のハノイまでよりも近いことに気がついて。。。
アンコールワットは、ずっとずっと行ってみたいところだったので、今回はベトナムはホーチミンシティだけにして、カンボジアのアンコールワットと組み合わせることにしました。
。。。という訳で、今回のベトナム訪問は、ホーチミンシティだけ。
ホーチミンシティは、ベトナム戦争が終わるまでは、サイゴンと呼ばれていた街です。
町の中には、フランス植民地時代の名残で、ヨーロッパ風の古い建物がところどころに見られたり、広い大通りや、道の両側に並ぶ大きな並木や、大きな公園などがあって、他のアジアの都市とはちょっと違った雰囲気。
なんだか、こんな写真を並べると、落ち着いたヨーロッパの都市のように見えますが。。。
実際には、ホーチミンシティの町は、どこもバイクやスクーターでごった返しています。
車とバイクの車線が別になっている(らしき)道もあるのですが、そうでない道では、車の間を縫うようにしてバイクが走っているので、車もあまりスピードを出して走ることができません。
歩行者用の信号がないところが多いので、道を横断するときには、左右をしっかり見て、走ってくるバイクや車をよけながら渡らなければなりません。
なんせ、反対車線を逆走してるバイクとかもいますから(笑)
こんなホーチミンシティですが、観光地としてみるところは意外と少ないです。
こちらはベンタイン市場
あとは、統一会堂、フランス植民地時代の建物、お寺、博物館ぐらいかな。
統一会堂 (Reunification Palace) は、ベトナムの歴史の説明や展示があるのかなと期待していたら、そういったものは殆どなく、ちょっとがっかり。
戦争証跡博物館 (War Remnants Museum) では、ベトナム戦争時代にアメリカ軍が行ったこと(枯葉剤の散布とか)や、南ベトナムが行った拷問についての展示などがたくさんあり、戦争の悲惨さと愚かさをひしひしと感じましたが、一方で、北ベトナムが戦争中に行ったことについてはまったく触れられていなかったので、まあ、今のベトナム=北ベトナムで社会主義国家なので仕方がないのかもしれませんが、少し一方的すぎる展示のような気もしました。
こちらは、ホーチミンシティを流れるサイゴン川。
夜になると、ネオンを灯したディナークルーズの船が行きかいます。
ホーチミンシティでは、Renaissance Riverside Hotel というホテルに泊まりました。
特別ゴージャスって訳でもないし、フレンチコロニアルなホテルでもありませんが、モダンで快適。サイゴン川沿いに建っているので、眺望は素晴らしいです。上の夜景の写真はホテルの窓から撮ったものです。
さて、ホーチミンシティでは、Hoa Tuc というちょっと素敵なレストランで食事をしました。Hoa Tuc というのは、ケシの花のことで、昔この場所に麻薬工場があったことに由来しています。
こちらは、前菜の盛り合わせ。
生春巻き、揚げ春巻き、ベトナム風のさつま揚げは定番ですが、この茹でた海老の下にあるサラダが美味しかった! なんと、蓮の茎を使ったサラダなんですよ☆
そして、この後、私がオーダーしたのはフォー。
本場のフォーが食べてみたいと思ってオーダーしたのですが、残念ながらこちらは、スープの味がちょっとイマイチ。。。
やっぱりフォーはフォー専門店みたいなところで食べるべきなんでしょうか。。。
こちらは夫がオーダーしたチキン。
グリルしたチキンの上にのっているものは、細かくすりつぶしたレモングラスとチリ。 こんな風にレモングラスを細かくすりつぶしたものを食べるのは初めて! とっても美味しかったです。
。。。と、こんな感じで、初めて訪れたベトナムですが、今回はホーチミンシティだけだったので、やっぱりちょっと物足りなかったです。。。
次回また機会があったら、ベトナム北部や中部を訪れてみたいです。
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