ロストダッチマン州立公園でウォーキングを楽しんだ後は、ロストダッチマン州立公園から北東にのびるアパッチトレイル (Apache Trail) というルートをドライブしました。
このアパッチトレイルは、スーパースティッション山地の中を通り抜ける道で、とても景色がいいんですよ。
アパッチトレイルというのは州道88号の別名です。
この道路は1900年代初頭に建設されたルーズベルトダムへ資材を運ぶためのアクセスとして建設されたものですが、大昔にはアパッチ族がスーパースティッション山地を抜ける道がここにあったことから、アパッチトレイルという名前がついています。
美しい山々の景色を楽しみながら10キロほど走ると (カーブが続く道なので運転していた夫はあまり景色を楽しんでる余裕はなかったかも。。。)、眼の前にキャニオンレイク (Canyon Lake) が現れます。
キャニオンレイクの湖畔で、ピクニックランチ。
このキャニオンレイクの湖畔では、こんな鳥をたくさん見かけました。
尻尾が長くて、インクのような深い紺色の鳥で、とっても綺麗な声で鳴くんです。 調べてみるとどうやら Great-tailed Grackle という鳥のようです。
そして、この紺色の鳥と一緒にいたのがこちらの茶色い鳥なんですが
なんと、こちらも同じ Great-tailed Grackle という鳥で、紺色のほうはオス、茶色のほうはメスなんだそうです。 色だけじゃなくて、大きさもかなり違うので(メスのほうがずっと小さい)、すっかり違う種類の鳥かと思ってましたが、面白いですね。
そして、キャニレイクの湖畔から更に4キロほど車を走らせたところにあるのが、トルティーヤ・フラットというところ。
西部劇に出てくるようなサロンなどの建物があって、今は観光客向けのスポットとなっていますが、20世紀初めに始まったルーズベルトダム建設の通り道として、またステージコーチ (駅馬車) の停留所として栄えていたようです。 (ただしこれらの建物は1980年代後半に火事で消失した後、再建されたものだそうです)
アパッチトレイルは、更にこの先ルーズベルトダムまでずっと続いているのですが、トルティーヤ・フラットの先は舗装されていないくねくね道が続くらしいので、私はトルティーヤ・フラットの先には行ったことはありません。
ロストダッチマン州立公園とアパッチトレイルは、アメリカ西部の砂漠の自然の美しさと、厳しい自然環境、そして西部開拓の歴史が垣間見える、私の大好きなスポットです。
車があれば、フェニックスやスコッツデールから簡単にアクセスできますので、この辺りに滞在した際には是非是非訪れてみてください。
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