ボローニャの北東にあるフェッラーラ (Ferrara) という町まで出かけてきました。 ボローニャからは列車で約30分です。
フェッラーラは、モーニントンのDOCのお兄さんに ”いい街だからボローニャに滞在するなら行ってごらん” って薦められた町です。
フェッラーラの駅から旧市街の方に向かってしばらく歩いていくと、エステンセ城 (Castello Estense) に到着。
周りをお堀に囲まれた、ものすごく大きなお城です。
入場料8ユーロ(塔に登る場合は10ユーロ)を払うと中を見学することができます。 私たちは塔には登らずお城内部の見学だけをすることに。
お城の中はかなりシンプル。 天井に描かれたフレスコ画や、小さなチャペル、牢獄、などの見所もあり、またエステ家やフェッラーラの歴史がかなり詳しく解説されているので(英語表記もあり)、そういったところは興味深く見学できましたが、正直8ユーロはちょっと高すぎじゃない?って感じ。
エステ家の歴史には興味があったので、じっくり読んで見学していたら、かなり時間がかかってしまって、お城から出てきたらもう既にお昼前になってしまってました。
エステンセ城のから少し歩くと美しいカテドラルのある大きな広場があります。
ピンクと白の大理石が美しい、12世紀に建てられたカテドラル (Cattedrale) です。
面白いのが、このカテドラルの側面がアーケードになっていて、商店街になってるんですよー。 こんな教会を見たのは初めてかも。
そして、この教会のある広場の先には細い路地が入り組んでいて、古い町並みが続いています。
さて、この日、ランチを取ったのは、Al Brindisi というオステリア。 Lonely Planet のガイドブックによると 1435年にできた “世界で一番古いオステリア” なんだそうです。
ワインリストを頼むと、どんなワインがいいの?と聞かれたので、ドライな白ワインで と頼むと、何本か白ワインのボトルを持ってきて、丁寧に説明をしてくれました。
ワイン選びは夫に任せて、私は食べ物のメニューを見入っていたので、何ていうワインだったか全然覚えてないんですけど、とっても美味しくって値段もお手ごろのワインでした。
お料理が出てくる前に、つきだしにサラミやハムの小さな盛り合わせとパンを出してくれたのですが、その時出てきたパンがこれ。
こんな形にして焼くのがフェッラーラのパンの特徴なんだそうです。 パン自体は私の好みのパンではないのですが、形が可愛いですよね。
そして、頼んだ食事はこちら。 どちらもこの地方の名物料理です。
私が頼んだのは、Cappellacci di zucca con ragu という、カボチャのピューレ入りのパスタにミートソースがかかったもの。 カボチャが甘くって美味しい。 ミートソースは甘くなくて辛めのミートソースです。
夫が頼んだのは、Salama da sugo という、サラミを煮込んだもの。 煮込んであるのでそれほど脂っこくはありません。 サラミなのでちょっと塩辛いけど、一緒に盛ってあるマッシュポテトと食べるとなかなか美味しいです。
ランチの後、古い建物の続く路地をいくつか散策。 観光地っぽくなくて、とっても趣があって、ぶらぶらと散策するのが楽しい町です。
残念だったのは、ランチの後はシエスタでお店が全部閉まってしまっていたこと。 やっぱりお店が閉まってると、そぞろ歩きの楽しみ半減です。。。
そして、更に、この日はフェッラーラの気温は31℃の猛暑。 高温と日差しにかなりへばってしまって、結局散策は早めに切り上げて、駅まで戻ってきてしまいました。
あ~、やっぱり午前中にお城の見学をしないで、町の散策をすれば良かった。。。ってかなり後悔です。
。。。とそんなこんなで、ちょっと心残りな1日でしたが、フェッラーラ、DOCのお兄さんがオススメする気持ちが良くわかりました。 決して派手な観光地ではないんですが、こんな町でぶらぶらとデートしたら楽しいだろうな~って感じの町でしたよ。
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