ボゴタの観光名所は、ラ・カンデラリアと呼ばれる旧市街の周辺に集まっています。
昨日のブログでも書きましたが、旧市街周辺は治安が良くない場所もあるので、私たちは、治安の良いZona G と呼ばれるエリアのホテルに宿泊しました。
さて、Zona G から7キロほど離れた旧市街へ、どうやって出かけるか。
ボゴタには、普通の路線バスの他にも、トランスミレニオという公共交通機関(専用レーンを走るトラムみたいなバス)も走ってるのですが、ボゴタで公共のバスに乗るっていうのは、ちょっと心配。バスの車中が心配というよりは、目的地に近いバス停で降りてみたら雰囲気の悪いところだった、なんていうことになったら、最悪でしょ。
ということで、バスやトランスミレニオは却下。
ホテルのフロントデスクに頼めば、タクシー(メーター式の黄色いタクシーじゃなくて、ホテルが契約している定額タクシー)を時間単位でハイヤーすることもできるらしいのですが、初めて行くボゴタの旧市街で、運転手さんに「次はここ行ってください」とか「この時間にここでピックアップしてください」と的確に指示するのも難しそう。。。(運転手さんが英語しゃべれるかどうかも不明だし。。。)
ということで、ボゴタの市内観光は、ツアーを利用するということに。ボゴタの市内観光といっても色んなツアーがあるのですが、結局、私たちは、黄金博物館と旧市街を回るプライベートツアーを選びました。
ツアーでまず最初に訪れたのは、ボゴタ旧市街の少し北にある黄金博物館(Museo del Oro)。
ボゴタの黄金博物館は、世界一の金細工コレクションを保有するという有名な博物館。私は普通「宝物殿」の類はあまり興味がないので、実はここ、大して期待してなかったんですが。。。 いや~、素晴らしかったです!!
ここに展示されているのは、宝飾物のコレクションというよりは、古代から南米で行われていた金細工のコレクションなんですよ。

うわ~綺麗なイヤリング!と思ったら、鼻輪でした。。。
南米の原住民のデザインって、動物や人をモチーフとした、とってもユニークなものが多いんです。素晴らしい博物館でした。
次に訪れたのが、黄金博物館の向かいにあるサンフランシスコ教会(Iglesia de San Francisco)。
16世紀に建てられたサンフランシスコ教会は、現存するボゴタの教会の中では最も古い教会なんだそう。この教会、外観は非常に地味なんですが、内部がそれはそれは素晴らしい!
![Photo Credit: Felipe Restrepo Acosta [CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=11535665](https://world-travelogue.com/wp-content/uploads/2017/05/bogota-sightseeing-5-church-inside-680x453.jpg)
By Pedro Felipe – Own work, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=11535665
重厚感ある厳かな雰囲気で、思わずため息が出るほどの美しさでした。
そして、この後、旧市街へと移動する前に立ち寄ったのが、黄金博物館とサンフランシスコ教会のすぐ近くにあるロザリオ広場(Plazoleta del Rosario)。
まあ、何てことない広場なんですが、何故かこの広場にはおじさんが大勢たむろしています。
実は、この人たちは、エメラルドのディーラーで、この広場は “Unofficial Emerald Market” として知られているんだそうです。ディーラーは、折りたたんだ白い紙に挟んだエメラルドを見せながら、バイヤーと値段交渉してましたよ!
黄金博物館とサンフランシスコ教会を見学した後は、ボゴタの旧市街 ラ・カンデラリア(La Candelaria)へ。
坂道に、趣きある古い家屋が並んでいて、ぶらぶらと散策するのがとても楽しいエリアです。
こちらは、旧市街の中にあるグラフィティアートで有名な通り。
最初、この通りに連れて来られた時には、なんか落書きだらけなのでちょっとギョッとしたのですが。。。
アートと呼ぶにふさわしい見事なグラフィティもあります。大学が近くにあるので、この周辺は若者に人気のエリアのようです。
こちらは、旧市街の中にある聖母カルメン教会(Santuario Nuestra Señora del Carmen)。
赤と白の縞々の外観。 教会の内部も縞々です。
そして、こちらは、旧市街の中心、ボリバル広場(Plaza de Bolívar)。
四方を、カテドラル、裁判所、国会議事堂、ボゴタ市庁舎で囲まれた美しい広場です。
国会議事堂の裏手に建っているのが、大統領官邸(Palacio de Narino)。
そして、その向かいに建っているのが、聖アウグスティン教会(Iglesia San Agustín)。
17世紀に建てられた教会ですが、19世紀にコロンビア政府と軍部の内戦によって多大な被害を被り、20世紀に修復されたんだそう。
こちらも、外見は地味なんですが、内部は重厚感があって、非常に美しい教会でした。
と、黄金博物館と旧市街のツアーはこんな感じ。ホテルを出発してから帰着するまで4時間半ぐらいだったかと思いますが、自分たちだけではこんなに効率良く回ることは不可能だったと思うし、ガイドさんの質もとても良かったので大満足でした。
ボゴタでは、もう一日あったので、この翌日は、ツアーなどには参加せず、新市街の Zona T ~ Parque de la 93 周辺や、泊まっていた Zona G 周辺をぶらぶらして過ごしました。

Zona T 付近でランチを食べた素敵なイタリアンレストラン
今回は、コロンビアのカルタヘナとボゴタに合計で一週間ほど滞在しましたが、カルタヘナもボゴタも、めっちゃ楽しかったです!!
コロンビア、日本人観光客はまだまだ少ないようですが、とっても魅力的な国ですよ☆
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