2016年5月20日~25日 スペイン マヨルカ島 [6]
マヨルカ島北西部のポルト・デ・ソイェルに3泊した後は、マヨルカ島の主都パルマ・デ・マヨルカで2泊。
ポルト・デ・ソイェルは海や山といった自然と周辺の村巡りがとても楽しかったけど、パルマ・デ・マヨルカもポルト・デ・ソイェルに負けないくらい楽しいところでした。
パルマ・デ・マヨルカの魅力は、何と言っても旧市街の街歩き。 古い街並みや史跡だけじゃなくて、センスの良いショップや、レストラン、バルも充実しているので、と~っても気に入っちゃいました!
パルマ・デ・マヨルカ (Palma de Mallorca) の旧市街を訪れると、まずドーンと目に入ってくるのが、海を見下ろす高台に建っている壮大なカテドラル(大聖堂)です。
イスラム勢力からマヨルカ島を奪回したハイメ1世により1229年に建設が開始され、約400年もの歳月をかけて完成したというゴシック様式の美しいカテドラル。
20世紀に行われた改装には、あのガウディも関わっていたため、カテドラル内部には、ガウディやその弟子たちによる一風変わった装飾も見られます。特に、中央祭壇の天蓋飾りはいかにもガウディらしいデザインで必見です。
大聖堂の内部には、いかにもカソリック教会らしいフレスコがや金ぴかの祭壇があったりもするんだけど。。。
その一方で、今世紀に入ってからミケル・バルセロという彫刻家によって作られた、モダンアートのような祭壇もあるんです。
いや~、歴史ある大聖堂の中に、こんな奇抜な祭壇を作ってしまうなんて、びっくりです!
そして、このカテドラルのすぐ隣に建っているのがアルムダイナ宮殿 (Palau de l’Almudaina)。
もともとアラブの要塞だった建物を14世紀に改修して宮殿にしたもの。現在もスペイン国王の公邸の1つとして公式行事などに使われている宮殿ですが、かつての王の居室や広間などは一般に公開されており、有料で見学できるようになっています。
中世には、ぐるりと城壁で囲まれた城塞都市だったパルマ・デ・マヨルカ。19世紀に入ると、街を拡張するために、内陸部の城壁は次々と取り壊されてしまったのですが、海沿いには今でも中世の城壁が見事に残っています。
特に、アルムダイナ宮殿から東へと続く城壁は、城壁の上を歩けるようになっているので、是非是非歩いてみてください!
お堀を思わせるような美しい池や噴水、そしてパルマ湾のパノラマが広がる、正に絶景の散歩道ですよ。
そして、その城壁の内側に広がるのが、パルマ・デ・マヨルカの旧市街。
パルマ・デ・マヨルカの旧市街はわずか1キロ四方ほどの広さなんですが、細い路地が迷路のように入り組んでいるので、歩けば歩くほど新しい発見があります。
美しい建物や高級ブティックが並ぶエレガントなエリア、ひっそりとした中世の趣を残すエリア、細い路地にお洒落なバーやレストランがひしめくトレンディなエリア、アラブ浴場跡などイスラム統治時代の面影を残すエリア、地元の人たちで賑わう大衆的な雰囲気のエリアなどなど。
散策がと~っても楽しい街ですよ☆
さて、パルマ・デ・マヨルカの旧市街には、古い建造物を改装した素敵はホテルがたくさんあるのですが、私達が宿泊したのは、旧市街の西側のサンタカタリーナ地区 (Santa Catalina)にある AC Hotel Ciutat de Palma というホテル。
モダンなビジネスホテルといった感じのホテルで、まったくゴージャス感もなく、特にこれといって特徴のあるホテルではありませんが、宿泊料金が1泊100ユーロとお手頃でした。旧市街までも徒歩圏内だし、お部屋もモダンで快適だったので、パルマ・デ・マヨルカでお手頃なホテルに泊まりたいなら、ここはなかなかお勧めだと思います。
ちなみに、この AC Hotel Ciutat de Palma があるサンタカタリーナ地区 (Santa Catalina) は、港町の趣を残しながらも、個性的なバーやレストランが数多く並ぶエリア。近くには、ジョンケ地区 (Es Jonquet)と呼ばれるエリアがあって、港を見下ろす高台に17世紀頃に建てられた風車が並んでいます。
ジョンケ地区は、その昔、漁師や船乗りたちが住んでいたエリア。今でも当時を思わせる質素な家屋がひっそりと建ち並び、鄙びた雰囲気が残っています。
旧市街とはまた違った雰囲気で、なかなか面白いエリアなので、時間があったらこの周辺も散歩してみると楽しいですよ。
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