2016年5月9日~15日 イタリア [3]
数多くの美しい湖が点在している北イタリアの湖水地方。コモ湖、ルガーノ湖、ガルダ湖、という3つの湖には過去訪れた事があるので、今回は、マッジョーレ湖に行ってみよう!という事に。。。
マッジョーレ湖は、イタリアとスイスに股がって南北に伸びる大きな湖。湖畔には小さな町がいくつも点在しているのですが、観光の拠点となるのは、ストレーザ (Stresa) という町です。
ストレーザはコモ湖のベッラージョやメナッジョほどの「超」高級感はありませんが、湖に面したプロムナードには街路樹とエレガントなホテルが並び、プロムナードから一歩内陸に入ると、細い石畳の道にレストランやお店が並ぶ、いかにもイタリアの保養地らしい魅力的な町。
湖畔からは、湖とその背後に聳え立つ山々、湖に浮かぶ島々を一望することができます。
ストレーザを訪れたら外せないのが、マッジョーレ湖の中に浮かぶボッロメオ諸島巡り。ストレーザ周辺には、数々の小さな島が湖の中に浮かんでいて、フェリーで、イゾラ・ベッラ(Isora Bella)、イゾラ・ペスカトーリ(Isora dei pescatori)、イゾラ・マードレ(Isora Madre)という3つの島を訪れる事ができるんです。
ベッラ島 (Isora Bella)
島全体がボッロメオ家の宮殿と庭園になっています。まるで、宮殿がぽっかりと水の上に浮かんでいるような、何とも美しい島。
マードレ島(Isora Madre)
ベッラ島と同様、こちらも、ボッロメオ家の宮殿と庭園になっています。ベッラ島よりも自然な雰囲気の島です。
ペスカトーリ島 (Isora dei Pescatori)
ペスカトーリ島は、昔は漁師が住む島だったそうですが、今では小さな島の上に小さなレストランが並んでいます。
今回、マッジョーレ湖では、このペスカトーリ島にある Belvedere というアルベルゴに3泊しました。アルベルゴというのは、宿泊施設を併設しているレストランのことで、ま、日本で言う所の「旅籠」みたいなものです。イタリアの田舎町に行くと、アルベルゴっていうのが結構あって、一般的なホテルよりも安くで泊まれます。
高級リゾートではないので、お部屋は決してゴージャスではないんだけど、清潔で快適。小さなバルコニーもついていて、窓から見える湖の景色も素晴らしい。
特に、日の出の景色は、最高でした!
そして、アルベルゴならでは、食事もとっても美味しかったです。
マッジョーレ湖で泊まるなら、ここ、オススメですよ!
宿泊したペスカトーリ島は、島の端から端まで歩いても10分もかからないくらい小さな島。こんな細~い石畳の路地の両側にお店が並んでいます。
レストランがたくさんあることで有名な島なので、日中、特にランチ時は、多くの観光客で賑わうのですが、最終のフェリーが出航すると、日帰り観光客がいなくなって、島はひっそりと静まり返ります。
島に滞在すると、交通面ではちょっぴり不便でもありますが、そんなひっそりとしたペスカトーリ島の雰囲気が味わえるのは、島に滞在した者の特権。。。
夕刻や早朝の散歩がとっても楽しかったです。
マッジョーレ湖のペスカトーリ島滞在中は、フェリーを使って、湖畔の街もいくつか訪れてみました。
マッジョーレ湖では、Maggiore Express という鉄道とフェリーの周遊券を使ってロカルノというスイスの町まで日帰りで訪れることもできるのですが、お天気がイマイチだったので断念。
ストレーザの町からは、モッタローネ山 (Mottarone) という山までロープウェイで山頂まで登ったりもできるのですが、やはりお天気が悪かったので、これも断念。
写真を見ての通り、たまに晴れ間が広がった時もあったのですが、初日は雨、2日目と3日目はどんよりした曇り空。 低~い雲が立ちこめていたため、雪を抱くアルプスも雲の合間からほんの少し見える程度。
ま、こういう景色も幻想的ではありますが、やっぱり晴れて欲しかった。。。
と、そんな訳で、天候的にはちょっとアンラッキーな滞在となりました。
最後に。。。 マッジョーレ湖に浮かぶボッロメオ諸島は確かに美しいけど、やっぱりコモ湖の美しさには叶わないな、というのが、私の正直な感想です。 今まで、ルガーノ湖、ガルダ湖、コモ湖、マッジョーレ湖、と、北イタリアの4つの湖を訪れた訳ですが、私はコモ湖が一番好き。
コモ湖については、以前ブログに書いていますので、イタリア湖水地方に興味がある方は是非参考にしてくださいね☆
コメント