ムルシア州の州都 ムルシア

スペイン

2026年5月

ムルシア州のカルタヘナに滞在した後は、電車に乗って、州都 ムルシア(Murcia)にやってきました。

2026年のデータ(→こちら)では、スペインの中で7番目に人口が多い町なのだそうですが、観光的には殆ど知られていない町なので、ムルシアという地名を聞いたことがない方も多いと思います。スペインが大好きで毎年のように訪れている私たちも、ムルシアを訪れるのは今回が初めてです。(ムルシアの町だけじゃなくて、ムルシア州を訪れるのも今回が初めてです。)

さて、初めて訪れたムルシアの町は、エレガントで、上品で、とても素敵な町でした。世界的に有名な観光名所といったものはないのですが、街並みが非常に美しく、居心地がいい。こういう町は、時間を過ごせば過ごすほど新しい発見があるに違いありません。

ムルシアには2泊したのですが、前回のブログで書いたように、カルタヘナからムルシアへの移動日に体調を崩してしまい、思う存分にムルシアの散策に時間を割くことはできなかったのがちょっと残念。。。後ろ髪をひかれる思いで、ムルシアの町を発つことになりました。

ムルシア大聖堂

ムルシアの旧市街の中心となるのが、カルデナル・ベリュガ広場(Plaza Cardenal Belluga)

広場には、見事なバロック様式のファサードと高い鐘楼を持つムルシア大聖堂(Catedral de Murcia)が建っています。

正面のファサードはバロック様式

ムルシア大聖堂は、14世紀に建設が始まり15世紀中ごろに完成したのですが、その後18世紀まで増築や改築が続きました。そのため、様々な時代の建築様式が取り入れられているのが特徴です。中へ入る前に、大聖堂の周りをぐるりと回って、建物に施された美しい装飾を堪能してみてください。

北側の入口 Portada de las Cadenas は、ルネッサンス様式
南側の入口 Portada de los Apostoles は、ゴシック様式
鐘楼 Torre Campanario は、ルネッサンス様式・バロック様式・ネオクラシカル様式が混在
美しい彫刻が施されたチャペル Capilla de Gil Rodriguez de Junteron の外観

そして、大聖堂の内部も、とても美しいです。入場は有料ですが、是非見学を。

→ ムルシア大聖堂のウェブサイトはこちら

グロリエタ・デ・エスパーニャ広場

ムルシア大聖堂のすぐ近くには、グロリエタ・デ・エスパーニャ(Glorieta de Espana)と呼ばれる美しい広場があります。

市庁舎(Casa Consistorial)が建つグロリエタ・デ・エスパーニャ

噴水の周りに色とりどりの花やヤシの木が植えられ庭園のようになっていて、とても美しい!

そして、広場の南側にはセグラ川が流れています。

セグラ川(Rio Segura)とぺリグロス橋(Puente de los Peligros)

ヴェロニカ市場とフローレス広場

グロリエタ・デ・エスパーニャ広場からセグラ川沿いの道を西へ向かって少し歩くと、レンガ造りのヴェロニカ市場(Mercado de Veronicas)が目の前に現れます。

肉・魚・野菜・果物・チーズなど、食料品なら何でも揃う活気あるマーケット。

市場内にはバルもあって、飲食を楽しむこともできます。

そして、ヴェロニカ市場のすぐ近くには、フローレス広場(Plaza de las Flores)サンタ・カタリナ広場(Plaza de Santa Catalina)という、とても素敵な広場があります。

フローレス広場(Plaza de las Flores)
サンタ・カタリナ広場(Plaza de Santa Catalina)

2つの広場は隣同士にあって、テラス席のあるカフェやレストランがたくさん並んでいます。

ヴェロニカ市場~フローレス広場~サンタ・カタリナ広場周辺には、良さそうなバルやレストランがたくさんありました。

前にも書いたように、私はこの日体調を崩していたので、カフェで軽めの食事をとっただけだったのですが、ムルシアには地元の人が集まる美味しいお店が多分いっぱいあったと思うの。う~ん、残念でした!

華やかな社交場 レアル・カジノ・デ・ムルシア

ムルシアで見逃してならないのが、レアル・カジノ・デ・ムルシア(Real Casino de Murcia)。カジノという名前がついていますが、ギャンブルの場ではなくて、会員制の社交クラブです。

会員制なのですが、有料(1人€5)でビジターにも開放されていて、内部見学できるようになってます。

レアル・カジノ・デ・ムルシアは、大聖堂のすぐ近くにあります。一見の価値ありですよ。

→ Real Casino de Murcia のウェブサイトはこちら

ムルシアの街が気に入った理由

ムルシアは観光名所と言えるようなモニュメントは少ないのですが、散策がとても楽しい街でした。

この街が気に入った理由のひとつは、町の中心部への車の乗り入れが制限されていて、歩行者フレンドリーだというところ。

トラペリア通り(Calle Traperia)
車が入ってこないので、歩きやすいし、旧市街の景観が美しく保たれている

決して中心部の全てが車禁止というわけじゃないんだけど、とても上手い具合に制限されていて、車と歩行者の棲み分けができてるんです。

新市街と旧市街をつなぐ歩行者天国の大通り Gran Via Alfonso X el Sabio

歩行者専用の大通りをぶらぶら歩いてると、ガイドブックにも載ってないような教会や歴史的な建物が次々と現れて。。。

Monasterio de Santa Ana
Iglesia de Santo Domingo

これがとっても楽しいんですよね。

そして、この街が気に入ったもうひとつの理由は、町の中にお花がいっぱい飾られているところ。

Glorieta de Espana

広場に色とりどりの花が植えられていたり。。。

Plaza Hernandez Amores

司教宮殿のバルコニーにお花のモチーフが飾られてたり。。。

Palacio Episcopal de Murcia

セグレ川に巨大な花のオブジェが浮かんでいたり。。。

Rio Segura

とても居心地の良くて素敵な町でした。

ムルシアで泊まったホテル

ムルシアでは、AC Hotel Murcia というホテルに泊まりました。

モダンで清潔なホテルで、お部屋もアップグレードしてもらえたので、とても快適に過ごすことができたのですが、町の中心部(旧市街)まではちょっと離れているのが玉に瑕。

とはいえ、ホテルのすぐ近くの停留所からトラムに乗れば、町の中心部の Plaza Circular まで約5分。そこから歩行者天国の遊歩道を歩いて、大聖堂まで徒歩10分なので、決してアクセスが悪いわけではありません。

ムルシアは旧市街の散策が楽しいので、旧市街まで徒歩でアクセスできるホテルがベストだとは思いますが、AC Hotel Murcia は、宿泊料金はびっくりするほど安かったので、トラムに乗ってのアクセスが苦にならないなら、悪くはないと思います。

→ AC Hotel Murcia

ムルシアへのアクセス

マドリードから

  • マドリード市内から高速鉄道で約2時間45分(RENFE、OUIGO)

アリカンテから

  • アリカンテ市内から鉄道で1時間弱(RENFE、OUIGO)
  • アリカンテ市内から高速バスで1時間強(ALSA)
  • アリカンテ空港から高速バスで約45分(ALSA)

カルタヘナから

  • 電車で約1時間(RENFE)、高速バスで約45分(Interbus)。(カルタヘナのバスターミナルは設備が悪いので、電車の利用がおすすめです。)

高速鉄道や電車は、ムルシアの町の南側にある鉄道駅 Murcia del Carmen に到着します。
高速バスは、ムルシアの町の西側にあるバスターミナル Estacion de Autobuses de Murcia に到着します。

ムルシアには国際空港もあり、バルセロナやヨーロッパ主要都市から空路で入ることも可能です。→ムルシア国際空港(Corvea Airport Murcia)のウェブサイトはこちら

ムルシア州の旅のアイディア

私たちは、今回の旅で、初めてムルシア州(ムルシアとカルタヘナ)を訪れました。2つの町それぞれに異なった魅力があり、とても楽しかったです。

ただ、ムルシア州だけだとちょっと地味なので、バレンシア州のアリカンテと組み合わせて、

[マドリード] → [アリカンテ] → [ムルシア+カルタヘナ] → [マドリード]

と周ると、アリカンテで賑やかな観光地の雰囲気、ムルシアの落ち着いた街並み、カルタヘナのローマ遺跡、という、まったく異なる3都市の魅力を味わうことができて楽しいんじゃないかな、と思います。

ムルシア州とアリカンテを訪れる、こんな旅はいかがでしょう?

Enjoy Travelling !!

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