ウシュマル遺跡と神秘の泉セノーテ

メキシコ

2026年2月

マヤ文明は、現在のメキシコ南東部~グアテマラ~ベリーズ~ホンジュラス西部のエリアに紀元前から数千年にわたり栄えていた文明です。

メキシコのユカタン半島には、チチェンイツァ(Chichén-Itzá)とウシュマル(Uxmal)という2つの遺跡が世界遺産として登録されていて、どちらの遺跡もメリダから日帰りで訪れることが可能です。

私たちは、メリダ滞在中に、ウシュマル遺跡(Uxmalを訪れてみることにしました。

メリダからウシュマルまでは80kmほど離れています。メリダ⇔ウシュマル間は、バスも運行しているのですが、本数が非常に少ないことと、座席指定ができないようなので、万が一満席で座れなかったら嫌だなあ~と思い、メリダからの日帰りツアーに参加することにしました。私たちが参加したのは、朝7:30にメリダを出発して、ウシュマル遺跡を見学した後に、2か所のセノーテ(石灰岩の陥没穴や洞窟に地下水が溜まった天然の泉)を訪れるという約8時間のツアーです。ガイドさんの説明も詳しく、参加者10名ほどの小規模なツアーだったので、和気あいあいとした雰囲気で楽しかったです。→ 私たちが参加したツアーはこちら

ウシュマル遺跡

ウシュマル(Uxmal)は、マヤ文明の最盛期(7世紀~10世紀)に繁栄した古代都市の遺跡です。最盛期には人口が25,000人ほど住んでいた言われていますが、その後衰退し、町は放棄されました。

遺跡内に入ると、まず目に飛び込んでくるのが、高さ約28メートルの魔法使いのピラミッド(Pirámide del Adivinoです。

私が今までメキシコで訪れたピラミッドは、どれも四角い層を積み上げたような角ばったものだったのですが、このピラミッドは、丸みを帯びた形になっているんですよ。

ちなみに、魔法使いのピラミッドと呼ばれているのは、魔法使いが育てた小人が一夜にしてこのピラミッドを作ったという言い伝えがあるからなんだそうです。

ピラミッドの正面(西側)には、急な階段があって、頂上には祭壇があります。

ウシュマル遺跡の特徴は、ピラミッドやその他の建物の壁面に、細かな装飾が施されているというところ。

ピラミッド上部の祭壇には細やかな装飾が施されている
ピラミッドの横にある建物の屋根にはユニークな顔をした鳥の彫刻がついている
雨の神チャーク(Chaac)の彫刻

メキシコの他の遺跡では、独立した彫像などの出土品は数多くありますが、建造物に関しては彫刻などの装飾は少なく、モダンアートを思わせるようなシンプルなものが多い印象だったので、細やかな装飾が施されたウシュマル遺跡の建造物には驚かされました。

魔法使いのピラミッドの西側には、尼僧院(Cuadrángulo de las Monjasと呼ばれる建物が建っています。

四角い中庭をぐるりと取り囲む建物の形状が修道院を連想させることから、後にこの地を征服したスペイン人が「尼僧院」という名前を付けましたが、実際に何を行う場所だったのかは判っていないそうです。宮殿・学校・兵士の養成所といった説があるようです。

尼僧院の南側には、球戯場(Juego de Pelota)があります。

この球戯場では、ポク・タ・ポク(Pok-ta-pok)というマヤの伝統的な球技が行われていたそうです。

そして、球戯場の南側の丘の上には、総督の館(Palacio del Gobernador)と呼ばれる壮麗な建物が建っています。

この建物では、ウシュマルの支配者が政治や祭祀を行ったのではないかと思われている

この建物のように、横長で平らな屋根を持ち、建物の上部に華美な彫刻やモザイクの装飾が施されたマヤ建築は、プーク様式と呼ばれます。

総督の館の正面にある階段を登ると、広いテラスになっていて、素晴らしい景色が楽しめます。

総督の館のテラスからは、魔法使いのピラミッドと尼僧院と球戯場が一望できる。

ウシュマル遺跡は、観光客も多すぎず、広い敷地内をゆったりと歩きながら見学することができて、とても楽しかったです。

ユカタン地方のソウルフード

ウシュマル遺跡を見学した後は、Munaという小さな村にある食堂でランチ。

サルブート(揚げタコス)、パヌーチョ(豆のペースト入り揚げタコス)、エンパナーダという、ユカタン地方のソウルフード3種。

とても美味しかったです。

神秘的な泉 セノーテ

ランチの後は、San Antonio Mulix というエリアにある2つのセノーテを訪れました。

セノーテ(Cenote)というのは、石灰岩の浸食でできた洞窟や陥没穴に地下水がたまった泉で、石灰岩の地層が広がるユカタン半島には無数のセノーテが点在しています。

最初に訪れた Cenote X’Batun は陥没穴に水がたまったタイプのセノーテ

次に訪れた Cenote Dzombacal は洞窟に水がたまったタイプのセノーテ

このツアーで訪れた2つのセノーテは、写真でよく見る有名なセノーテに比べるとインパクトには欠けますが、私はウシュマル遺跡が目当てでツアーに参加したので、おまけとしてセノーテを訪れることができたのは良かったと思います。

コメント

SOWHATの世界旅日記をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む

タイトルとURLをコピーしました