寒いメルボルンを抜け出して、ちょっくら、西オーストラリア州の キンバリー地方 (Kimberley) に行ってきました。
西オーストラリア州の最北にあるキンバリー地方は、道路などもあまり整備されていない未開の地。 バングルバングル (Bungle Bungle) やミッチェルフォールズ (Mitchel Falls) といった美しいスポットがあるのですが、4WDでかなりラフな道をドライブしなければならなかったり、陸路ではアクセスできない場所があったりと、なかなかアクセスが難しいエリアです。
そういうアクセスが難しい場所を巡るツアーやクルーズは目の玉が飛び出るほど高いし、何日間もツアーで拘束されるのはどうも苦手なので、今回は、カナナラ (Kununurra) という町に4泊して、セルフドライブでアクセスできる場所や手軽な日帰りツアーなどを利用して、キンバリーを楽しんできました。
滞在したカナナラは、キンバリー東部にある町。 ノーザンテリトリーのダーウィンからカナナラまでは飛行機で1時間弱。 空からのアウトバックの景色があまりに美しいので、フライト中ず~っと窓にへばりついていました。
カナナラに到着して飛行機を降りた瞬間に気づいたのが、ダーウィンよりも湿度が低いこと。 オーストラリア北部は冬が乾季なので、ダーウィンでもそれほど湿度が高いわけではないのですが、カナナラは更に湿度が低く、気温は30℃を超えているのに、とても快適なんです。
カナナラの町は、きちんと整備された、快適な町。
町の中心には大きなスーパーマーケット(Coles) もあって何でも揃うし、宿泊した Freshwater Apartments という宿泊施設も、モダンで快適。
赤い砂埃にまみれたアウトバックの小さな町を想像していたので、嬉しい驚きでした。
オード川沿いのカナナラの町には、湖や川などの水辺の美しい景色を楽しめるスポットもたくさんあります。
あっ、でも、ワニには注意!です。
カナナラでの食事は、カナナラ湖に面した The Pump House Restaurant & Bar がオススメ。
オード川上流にアーガイルダムが作られるまで、カナナラ湖の水位を調節するために使われていた古いパンプステーションの建物を利用したレストランです。
左は、地元で採れたスイカを使ったサラダ。 右のお魚はもちろんバラマンディ。
美味しかったです。
カナナラの町は、キンバリーの観光拠点となっている町でもあるのですが、農業も盛んなところ。
1971年に、オード川を堰き止めてダムが造られたことにより、カナナラ周辺には、灌漑による農業用地が広がっています。
ヒマワリが満開で綺麗でした!
マンゴー、メロン、カボチャ、ヒヨコ豆、チアシード、などの作物が育てられているのですが、作付面積が最も多いのはサンダルウッドの木。 サンダルウッド (Sandalwood) って何に使うんだろ?と思ったら、石鹸・化粧品・香水などにつかわれる高級なオイルが採れる木なんだそうです。
カナナラの町の中心から15キロほど北にはサンダルウッドファクトリーというショールームがあって、サンダルウッドのオイルを使った石鹸や化粧品などを買うことができます。
さて、明日からは、キンバリー地方の美しい自然の景色を紹介したいと思います! お楽しみに~。
コメント