2021年1月 タスマニア旅行
クレイドルマウンテンに2泊した後は、タスマニア北西部のスタンリーという町へ移動して3泊。
スタンリー(Stanley)は、タスマニア北西部からバス海峡に突き出した半島に位置しています。半島には、ザ・ナット(The Nut)と呼ばれる台形の岩山が聳え立っていて、遠くから見ると、まるで海にぽっかりと浮かぶ島のように見えますが、陸続きです。
ザ・ナットの麓に広がるスタンリーの町は、植民地時代にタスマニアの開拓(主に農牧業)を手掛けるために設立されたヴァン・ディーメンズ・ランド会社の本拠地があった場所。今でも、その当時に建てられた歴史的な建物や趣あるコテージが残っていて、とっても可愛らしい町です。
町のすぐ背後に聳え立つ岩山「ザ・ナット(The Nut)」へは、チェアーリフトに乗って登ることができます。(もちろん歩いて登ることも可能です。)
台形状の岩山なので、山の頂上は広い草原のようになっていて、ウォーキングトラックを歩いて一周できるようになっています。
1周約2キロ、素晴らしい景色です。
スタンリーの町の北側には、ゴドフレイズ・ビーチ(Godfreys Beach)という美しい海岸があり、その向こうには牧草地が広がっています。
小高い丘になった牧草地には、たくさんの牛が放牧されています。
タスマニア北西部は、質の高い牛肉の産地として有名な場所。「ケープ・グリム・ビーフ (Cape Grim Beef)」っていうブランドの牛肉を聞いたことがありませんか?あれは、この周辺で飼育されている牛のお肉なんですよ。
牧草地が広がるこの小高い丘の上にある「ハイフィールド歴史地区(Highfield Historic Site)」も必見です。
ここには、植民地時代、ヴァン・ディーメンズ・ランド会社の責任者だったエドワード・カーの邸宅などが残っており、博物館のようになっています。
ハイフィールド歴史地区がある高台からは、ザ・ナットとスタンリーの町も一望できるので、展望スポットとしてもおすすめです。
ハイフィールド歴史地区の駐車場には、こんなものもありました。
無人の蜂蜜販売のスタンドです。
蓋を開けてみると、レザーウッドハニーやマヌカハニーなど、色んな種類の蜂蜜が!!お値段も、市販のものに比べると、かなりお手頃です。
好きなものを選んで、料金は、各自、写真の右側に見えている貯金箱に入れるという「信頼」に基づいたシステム。
オーストラリアの田舎町に行くと、こういう無人販売スタンドを良く見かけますが、マヌカハニーのような高価な商品まで無人販売になっていたのには驚きました。
スタンリーでは、スタンリーホテルが管理をするコテージに泊まりました。
2ベッドルームのコテージで、キッチンや洗濯機も完備。アウトドアのスペースもあって、とても快適。カフェやレストランが並ぶ町の中心にも近いので、とても便利でした。
スタンリーは、観光客に人気がある場所なので、宿泊施設も比較的豊富です。
私たちの泊まったコテージも快適でしたが、本当はね、Ship Inn という素敵なブティックホテルに泊まりたかったのよ~。
今回は、残念ながら、満室で、泊まることができなかったんだけど、またスタンリーに来ることがあったら、その時は絶対ここに泊まりたいって心に決めているのだ!
次回のブログでは、スタンリーを拠点にして訪れたタスマニア北西部の見どころをいくつかご紹介したいと思います。
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